掲載日:2023年1月18日

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子どもを乗せた際の自転車事故に注意!(消費者庁)

全国入園・入学の季節を迎え、今春から子どもを自転車に乗せることになった保護者の方もいらっしゃるのではないでしょうか。毎年継続的に発生している「幼児同乗中の電動アシスト自転車の事故」について、消費者安全調査委員会(※1)が事故等原因調査等を行いました。事故情報の分析、実態調査、走行実験の結果から、転倒リスクの要因と再発防止策を示しています。子どもを自転車に乗せる際には、以下の点に注意しましょう。

  • ヘルメットは必ず子どもを乗せる前に正しく装着しましょう。乗車後はシートベルトを確実に締めましょう。
  • 自転車に子どもが乗った状態は非常に不安定です。子どもを乗せたら、決して目や手を離さず、いつでも支えられる体勢でいるようにしましょう。
  • 前の座席に子どもを乗せたまま、後ろの座席の子どもや荷物の乗せ降ろしをしないようにしましょう。
  • 車道と歩道の段差には十分注意しましょう。できるだけ段差の乗り越えは避けるようにし、やむを得ない場合は、速度を落としてゆっくりと大きな進入角度をつけて乗り越えるようにしましょう。
  • 医療機関(※2)から消費者庁・国民生活センターに寄せられている事故情報にも、子どもを自転車の幼児用座席に乗せている際に起こった、以下のような事例があります。

相談事例

「自転車を停めて、子どもを前座席に座らせ、その後でヘルメットをかぶせようとしたところ自転車ごと転倒した。コンクリートのような凹凸のあるところで頭部を打撲。」(2歳)

「自転車の幼児用後ろ座席に子どもを座らせたまま、保護者が1mほど離れているところにあるヘルメットを取りに行った。自転車の倒れる音がし、見ると左側に自転車ごと倒れていた。ブロック塀で左側頭部を打撲した。」(4歳)

「ヘルメットをつけずに3人乗り自転車の前座席に乗っていた。保護者が走行中に段差を乗り越えられず、段に沿って前輪を取られ右側へ転倒。子どもはアスファルトで頭部を打撲したようだ。」(4歳)

「自転車の前座席に子ども、後ろに年上の子が乗っていた。駐輪場でまず年上の子を降ろした時に足が引っかかって自転車が倒れた。保護者が足で支えようとしたが支えきれずに倒れ、砂利に頭をぶつけた。シートベルトとヘルメットをつけていたが、額の左側を打撲し、3cm程腫れ上がった。」(1歳)

幼児用座席を付けた自転車は重くなり、さらに子どもを乗せるとバランスを崩しやすくなります。転倒して子どもがけがをすることがないよう、十分に注意しましょう。

(※1)消費生活上の生命・身体に係る事故の原因を究明するための調査を行い、被害の発生又は拡大の防止を図っています。
(※2)消費者庁は(独)国民生活センターと共同で、平成22年12月より、医療機関(令和2年10月1日時点で30機関が参画)から事故情報の提供を受けています(医療機関ネットワーク事業)。

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