掲載日:2023年1月18日

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マグネットボール、キューブ~誤飲すると非常に危険!飲み込んだ後、開腹手術を要する事故が発生~

最近、小さなお子さんがネオジム磁石製のマグネットボールやキューブを誤飲する事故が多く発生しています。
マグネットボール、キューブは磁力が非常に強く、2個以上飲みこむと磁石同士が腸管を挟み込んだ状態で動かなくなってしまい、自然に排泄されなくなることがあります。気が付かずに時間がたつと腸管に穴があき、開腹手術や大がかりな処置が必要となります。最初は腹痛や嘔吐、発熱などの軽い症状がみられ、病状が進むとグッタリしてきて生死に関わる状態になります。海外では複数の死亡事故も起きています。

子どもの誤飲事故を防ぐ注意ポイント

誤飲した物そのものが尖っていたり、毒性がある場合はもちろんですが、「磁石」や「吸水樹脂ボール」のように、その特性や誤飲後の体の中での変化等により、子どもにとって非常に危険になるものがあります。子どもの身の回りにある物の危険性を認識することに加えて、子どもの発達や行動特性を知り、事故を防ぐための環境を作りましょう。

  • 3歳児の口の大きさは約4cm。これより小さいものは口に入ります。
  • 小さな子どもはつかんだものは、何でも口に入れます。
  • 子どもは手に持ったものを、落としたり、叩いたり、投げたりします。

このように、子どもが扱う製品は、大人向けの製品とは異なる使用状況が考えられます。以下の点について注意しましょう。

  • 玩具を購入する際は、子どもの発達や安全に配慮されたものを選びましょう。
  • 玩具の対象年齢に十分に注意しましょう。
  • 日頃から破損などがないか点検しましょう。
  • 設置や保管は手の届かない場所を選びましょう。
  • 中古品を入手する際には、製品の情報・状態をよく確認しましょう。

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