掲載日:2025年2月10日
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インフルエンザ
目次
- インフルエンザの流行
- インフルエンザとは
- 基本的な感染対策
- 手洗い
- マスクの着用を含む咳エチケット
- インフルエンザワクチン
- その他の感染対策
- 療養期間
- 治療
- 医療機関の探し方
- 相談窓口
- 感染症法との関係
- 関連リンク
インフルエンザの流行
区内のインフルエンザについては、定点医療機関からの2024年12月16日から12月22日(第51週)の患者報告数が26.4人となり、注意報基準を超えましたが、2025年1月13日から1月19日(第3週)では、7.80人となり、終息基準を下回りました。
都内のインフルエンザについては、定点医療機関からの2024年12月16日から12月22日(第51週)の患者報告数が40.02人となり、5年ぶりに都の警報基準を超えましたが、2025年1月20日から1月26日(第4週)では、6.60人となり、警報基準を下回りました。
インフルエンザの予防、拡大防止のために、引き続き、こまめな手洗い、手指消毒、咳エチケット等の基本的な感染予防策を一人ひとりが心がけてください。体調管理に十分に気をつけ、感染が疑われる場合には早めに医療機関を受診しましょう。
また、高齢の方や基礎疾患のある方は、ワクチン接種についてかかりつけ医等にご相談ください。
最新の発生状況は、以下をご参照ください。
中央区内の発生状況
東京都内の発生状況
東京都ホームページ「インフルエンザの流行状況(東京都 2024-2025年シーズン)」(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)をご参照ください。
インフルエンザとは
インフルエンザは、普通の風邪とは異なり、感染力が強く、全身症状が特徴の感染症です。特に抵抗力の弱い乳幼児や高齢者、慢性疾患をお持ちの方がかかると重症化することがあります。
ご自身やご家族をインフルエンザから守るため、一人ひとりが積極的に予防に努めましょう。インフルエンザが疑われる症状が出た場合には、早めに医療機関へ行きましょう。
インフルエンザの流行状況(東京都感染症情報センター)(外部サイトへリンク)
感染対策
基本的な感染対策
手洗い・マスク
インフルエンザをはじめとする感染症の予防には、「手洗い」「マスクの着用を含む咳エチケット」などが有効です。
特に、高齢者や基礎疾患のある方が感染すると、重症化するリスクが高まります。高齢者と会ったり、通院や大人数で集まったりするときは、マスクの着用を含めた感染症対策へご協力をお願いします。
手洗い
外出先から帰宅したとき、食事の前、トイレの後などのタイミングでこまめに手洗いをしましょう。
手洗いの手順
- 水でよく手をぬらした後、石けんをつけ、手のひらをよくこすります。
- 手の甲をのばすようにこすります。
- 指先・爪の間を念入りにこすります。
- 指の間を洗います。
- 親指と手のひらをねじり洗いします。
- 手首も忘れずに洗います。
- その後、十分に水で流しペーパータオルや清潔なタオルでよく拭き取って乾かします。
1から7までを2回繰り返すとより効果的です。
マスクの着用を含む咳エチケット
- 咳・くしゃみが出るときは、ティッシュや腕の内側などで鼻と口を押さえ、他の人から顔をそむけ1m以上離れましょう。
- 鼻汁・痰などを含んだティッシュはすぐにごみ箱に捨て、手のひらで咳やくしゃみを受け止めたときは、すぐに手を洗いましょう。
- 咳をしている人にマスクの着用をお願いしましょう。
- 感染防止に有効なのは、薬局やコンビニエンスストアなどで市販されている不織布製マスクです。
- マスクの着用は説明書をよく読んで、正しく装着しましょう。
- 高齢者など重症化リスクの高い人が多く入院・生活する医療機関や高齢者施設などへ受診・訪問するときは、マスクの着用を推奨します。
マスクの着用によってウイルスの吸い込みを完全に防ぐことはできないため、お互いに距離をとるなどの注意をしましょう。
インフルエンザワクチン
インフルエンザワクチンには、発症をある程度抑える効果や、重症化を予防する効果があり、特に高齢者や基礎疾患のある方など、罹患すると重症化する可能性が高い方には効果が高いと考えられます。
その他の感染対策
- 空気が乾燥すると、気道粘膜の防御機能が低下し、インフルエンザにかかりやすくなります。特に、乾燥しやすい室内では、加湿器などを使って適切な湿度(50から60%)を保つことも効果的です。
- 体の抵抗力を高めるために、十分な休養とバランスのとれた栄養摂取を日ごろから心がけましょう。
- インフルエンザが流行してきたら、特にご高齢の方や基礎疾患のある方、妊婦、体調の悪い方は、人混みや繁華街への外出を控えましょう。やむを得ず外出して人混みに入る可能性がある場合には、ある程度、飛沫感染等を防ぐことができる不織布製マスクを着用することは一つの防御策と考えられます。
- 室内では、こまめに換気をしましょう。常時換気設備や台所、洗面所の換気扇により、室温を大きく変動させることなく換気を行うことができます。
療養期間
一般的に、インフルエンザ発症前日から発症後3から7日間は、鼻やのどからウイルスを排出するといわれています。このため、ウイルスを排出している間は、不要不急の外出を控えるなど、感染拡大の防止にご協力をお願いします。
- 安静にして休養をとり、水分を十分に摂取する。
- マスクを着用の上、早めに医療機関を受診する。
治療
インフルエンザに対する治療薬としては、抗インフルエンザウイルス薬があります。ただし、その効果はインフルエンザの症状が出始めてからの時間や病状により異なるため、使用するかしないかは医師の判断に基づきます。抗インフルエンザウイルス薬を適切な時期(発症から48時間以内)から服用を開始すると、発熱期間は通常1から2日間短縮され、ウイルス排泄量も減少します。
医療機関の探し方
厚生労働省ホームページ「医療情報ネット」(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)をご参照ください。
くしゃみ
相談窓口
厚生労働省は、インフルエンザをはじめとした感染症の一般的予防方法、流行状況や予防接種の意義、有効性、副反応等に関する国民の皆様の疑問に的確に対応するため、「感染症・予防接種相談窓口」を開設しています。
感染症・予防接種相談窓口
電話番号
0120-469-283
受付日時
土日祝日、年末年始を除く、午前9時から午後5時
注記1:行政に関するご意見・ご質問は受け付けておりません。
注記2:本相談窓口は、厚生労働省が業務委託している外部の民間会社により運営されています。
感染症法との関係
インフルエンザは、五類感染症(定点把握対象)として定められ、定点医療機関から毎週患者数が報告されています。
届出基準や発生届の様式は、東京都感染症情報センターのホームページをご確認ください。
東京都感染症情報センター(外部サイトへリンク)
関連リンク
お問い合わせ先
中央区保健所健康推進課感染症対策係
〒104-0044 明石町12-1
電話:03-3541-5988