掲載日:2023年6月23日
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デング熱・ジカウイルス感染症
デング熱・ジカウイルス感染症とは
デング熱やジカウイルス感染症は、ウイルスに感染した蚊(ネッタイシマカ・ヒトスジシマカ)に刺されることによって生じるウイルス感染症です。
感染は、デングウイルスやジカウイルスを媒介する蚊が生息する熱帯・亜熱帯地域で多くみられ、全世界で年間約1億人の患者が発生していると推測されています。
国内でも、過去に海外渡航歴のない患者がデング熱に感染したとみられる症例が発生しました。今後も国内感染症例が発生する可能性がありますので、念のため、なるべく蚊に刺されないよう注意をしましょう。
感染経路
ウイルスに感染した蚊(ネッタイシマカ・ヒトスジシマカ)に刺されることによって感染します。
ヒトからヒトに直接感染することはありません。
症状
デング熱
潜伏期間
3日から14日
症状経過
発熱、頭痛、関節痛、発疹などが出現します。
また、感染しても症状が出ないことも多くあります。
ジカウイルス感染症
潜伏期間
2日から12日
症状経過
皮疹、頭痛、関節痛、眼球結膜充血などが出現します。
発熱はないか、あっても39℃を越えるような高熱にはならないことがほとんどです。
また、感染しても症状が出ないことも多くみられます。
対策・予防
蚊に刺されないよう注意しましょう。
デング熱やジカウイルス感染症に対する予防接種はありません。流行地域へ渡航する際は特に蚊に刺されないよう工夫しましょう。
また、国内感染症例が発生する可能性がありますのでなるべく蚊に刺されない対策を取りましょう。
- 長袖、長ズボンを着用し、素足のサンダル履きは避ける
- 虫よけ剤の使用などで、蚊に刺されないようにする
- 室内の蚊の駆除を心がける
区の取り組み
区では、デング熱やジカウイルス感染症、その他の感染症を媒介する蚊の発生を防止するために、次の対策を実施しています。
- 雨水などによる水たまりができる雨水ますについては、ボウフラから蚊になることを阻害する薬剤を投入し、蚊の発生防止に努めています。
- 区内の公道にある雨水ます約1万3700ヶ所へは毎年4月から10月に繰り返し投入し、区内の公園、児童遊園及び緑道の雨水ますへは順次投入しています。
- 区内の公園、児童遊園及び緑道には、蚊に刺されないよう注意を呼びかける看板を順次設置しています。
注記:区民のみなさまや施設管理者へのお願い
蚊の発生防止は、蚊となって飛び出す前のボウフラ対策が重要です。
日頃から次の対策を心がけ、蚊が発生しないようにしましょう。
- 雨水などがたまる空き缶やごみ、古タイヤなどを撤去する。
- 散水用の汲み置き水、植木鉢の受け皿などの水は週に1回定期的に入れ替える。
- 雨どいや側溝など水たまりができないよう定期的に清掃する。
- 敷地内の雨水ますなど排水できな水たまりにボウフラ駆除剤を投入する。
併せて、草むらは蚊が潜みやすい場所です。定期的に雑草を刈り取り、風通しをよくしましょう。
蚊の発生防止については、次のリンクもご覧ください。
蚊の発生防止強化月間(東京都)(外部サイトへリンク)
相談先
デング熱やジカウイルス感染症(症状、流行状況、予防方法)について
厚生労働省検疫所
中央区保健所健康推進課
電話:03-3541-5930
平日8時30分から17時
東京都保健医療情報センター「ひまわり」
電話:03-5272-0303
平日17時15分から翌8時30分、土曜日、日曜日、祝日
公道の雨水ますでの蚊の発生防止対策及び蚊の防除の相談について
中央区保健所生活衛生課環境衛生係
電話:03-3541-5938
平日8時30分から17時
区内の公園、児童遊園での蚊の発生防止対策について
環境土木部水とみどりの課公園河川係
電話:03-3546-5435
平日8時30分から17時
感染症法との関係
デング熱およびジカウイルス感染症は、四類感染症として定められ、診断した医師は直ちに最寄の保健所へ届け出ることが義務付けられています。
届出基準や発生届の様式は、東京都感染症情報センターのホームページをご確認ください。
東京都感染症情報センター(外部サイトへリンク)
関連リンク
お問い合わせ先
中央区保健所健康推進課感染症対策担当
〒104-0044 明石町12-1
電話:03-3541-5988
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