掲載日:2024年11月25日

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感染性胃腸炎(ノロウイルス感染症等)

例年11月から2月にかけての時期は、保育園や幼稚園、高齢者施設などを中心にノロウイルスやロタウイルス等を原因とする感染性胃腸炎の集団感染が多数報告されます。
ご家庭・各施設において、手洗いの徹底や施設の衛生的管理など、感染の予防、流行拡大防止のため、注意してください。

注記:ロタウイルスの感染経路や予防方法などは、ノロウイルスと同様です。

ノロウイルスとは

ノロウイルスは、人から人へ感染する感染性胃腸炎の主な原因となるほか、食品を汚染して食中毒の原因にもなります。また、感染力が強いので注意が必要です。

症状

下痢、吐き気、嘔吐、腹痛、発熱などで、一般的には数日で軽快します。

潜伏期間

1日から2日程度

感染経路

感染した人の便や嘔吐物に触れた手指を介してノロウイルスが口に入ったり、乾燥した便や嘔吐物から空中に浮遊したノロウイルス粒子を吸い込んだ場合に感染します。
また、感染した人が不十分な手洗いのままで調理して食品を汚染した場合や、ノロウイルスが内臓に蓄積することがあるカキやシジミなどの二枚貝を、生または不十分な加熱調理で食べた場合にも感染します。

治療

乳幼児や高齢者は下痢や嘔吐による脱水症状を生じることもあるので、早めに医療機関を受診し適切な処置を受けましょう。

予防方法

最も有効な予防方法は手洗いです。調理や食事の前、トイレや嘔吐物の処理をした後は、せっけんと流水で十分に手を洗いましょう。
調理の際は85度で1分以上、十分に加熱しましょう。

感染拡大防止のために

発症から1週間から2週間程度はノロウイルスを排出するといわれています。適切な対応を徹底し、感染拡大の防止に努めましょう。

  • 下痢や嘔吐の症状がある場合は、できるだけ学校や仕事を休む。
  • 感染した人の便や嘔吐物には、多量のノロウイルスが含まれているので、十分取扱いに注意して処理する。
  • 嘔吐や下痢を起こした場所を直ちに次亜塩素酸ナトリウムを使用して消毒する。

消毒液(次亜塩素酸ナトリウム)の正しい濃度

消毒対象

おう吐物・ふん便がついた場所、

物の消毒用

トイレのドアノブ、水栓レバー、

便座、衣類、食器具等の消毒用

必要な濃度 0.1%

0.02%

作り方 原液(6%)35mL+水=2L 原液(6%)7mL+水=2L

詳しい嘔吐物や便の処理方法はこちらをご覧ください。

防ごうノロウイルス感染(東京都保健医療局)(外部サイトへリンク)

感染症法との関係

感染性腸炎は、五類感染症(定点把握対象)として定められ、定点医療機関から毎週患者数が報告されています。また、ロタウイルスによる胃腸炎の場合は、基幹定点医療機関からも毎週患者数が報告されています。

届出基準や発生届の様式は、東京都感染症情報センターのホームページをご確認ください。
東京都感染症情報センター(外部サイトへリンク)

関連リンク

お問い合わせ先

中央区保健所健康推進課感染症対策係

〒104-0044 明石町12-1

電話:03-3541-5988

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