掲載日:2023年1月18日
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重症熱性血小板減少症候群(SFTS)
重症熱性血小板減少症候群(SFTS)とは
重症熱性血小板減少症候群(SFTS)は、主にウイルスを保有しているマダニに咬まれることにより感染するダニ媒介感染症です。
潜伏期間はマダニに咬まれてから6日から2週間程度です。
主な症状は発熱と消化器症状(嘔吐、下痢など)で、重症化し、死亡することもあります。
感染経路
重症熱性血小板減少症候群(SFTS)は、SFTSウイルスを持つフタトゲチマダニ等のマダニに咬まれることにより感染します。
マダニとは
マダニ類は、固い外皮に覆われた比較的大型(吸血前で3から4mm)のダニで、主に森林や草地等の屋外に生息しており、市街地でも見られます。日本全国に分布しています。
食品等に発生するコナダニや衣類や寝具に発生するヒョウヒダニなど、家庭内に生息するダニとは種類が異なります。
フタトゲチマダニ(写真:東京都健康安全研究センター)
予防法
マダニに咬まれないようにすることが重要です。特にマダニの活動が盛んな春から秋にかけては注意しましょう。
草むらや藪など、マダニが多く生息する場所に入る場合には、長袖、長ズボン、足を完全に覆う靴を着用し、肌の露出を少なくすることが大事です。
また、屋外活動後はマダニに刺されていないか確認しましょう。
現在のところSFTSウイルスに対して有効なワクチンはありません。
万が一マダニに咬まれた際は、自分で無理に取ろうとせず、医療機関を受診し処置を受けてください。
感染症法との関係
重症熱性血小板減少症候群(病原体がフレボウイルス属SFTSウイルスであるものに限る)は四類感染症として定められ、診断した医師は直ちに最寄の保健所へ届け出ることが義務付けられています。
関連リンク
重症熱性血小板減少症候群SFTS(東京都感染症情報センター)(外部サイトへリンク)
お問い合わせ先
中央区保健所健康推進課感染症対策担当
〒104-0044 明石町12-1
電話:03-3541-5988
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