掲載日:2024年11月29日

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子宮頸がん予防ワクチン

子宮頸がん予防ワクチンについて

子宮頸がんは、子宮の入口にできるがんで、「ヒトパピローマウイルス(HPV)」の感染が主な原因です。子宮頸がんは、若い女性に多く見られ、特に20代から30代の女性で増えています。HPVに感染しても、多くの場合、ウイルスは自然に排除されますが、ウイルスが排除されずに感染が持続すると、数年から数十年かけて、前がん病変の状態を経て子宮頸がんを発症することがあります。
ワクチンを接種することで、HPV感染を防ぐとともに、子宮がん検診によって前がん病変を早期発見することで、子宮頸がんを予防できます。

子宮頸がん予防ワクチンの積極的勧奨再開について

子宮頸がん予防接種は、平成25年4月1日に定期予防接種となり、無料で接種を受けられるようになりました。
しかし、接種後に多様な症状が見られたことから、厚生労働省の通知に基づき、平成25年6月から積極的な勧奨(個別に接種を勧める内容の文書を送ること)を一時的に差し控えていました。
その後、最新の知見を踏まえ、HPVワクチンの安全性について特段の懸念が認められないこと、接種による有効性が副反応のリスクを明らかに上回ること等が認められたため、令和3年11月26日に厚生労働省から通知があり、令和4年4月より積極的勧奨を再開することが決定しました。

キャッチアップ接種(積極的勧奨差控えにより接種機会を逃した方への対応)について注記:令和7年3月31日まで

積極的勧奨の差し控えにより接種機会を逃した方(平成9年4月2日から平成20年4月1日生まれの方)については、国において公費により接種機会を確保する方針が示されました(キャッチアップ接種)。
これまでに子宮頸がん予防ワクチンを3回接種した記録のない、平成19年4月2日から平成20年4月1日生まれの対象の方に対し、令和6年3月下旬に予診票を送付しました。
接種を希望の方で予診票をお持ちでない方は、中央区保健所(外部サイトへリンク)日本橋保健センター(外部サイトへリンク)月島保健センター(外部サイトへリンク)晴海保健センター(外部サイトへリンク)で予診票等を交付しますので、母子健康手帳を持参のうえご来所ください。

また、子宮頸がん予防ワクチンを自費で接種した方への接種費用の助成を行います。
詳細は以下をご覧ください。

子宮頸がん予防ワクチンを自費で接種した方への接種費用の助成について

定期接種について

対象者

区内在住の小学校6年生から高校1年生相当の年齢までの女性
(高校1年生の年度末まで)

接種費用

無料

対象ワクチンと接種回数

定期接種の対象は、下記の子宮頸がん予防ワクチン(国内承認ワクチンに限る)です。同じワクチンで2回または3回接種をします。
(ワクチンは接種が始まると途中で変更できません。)

  • 注記1:ワクチンによって接種間隔が異なりますのでご注意ください。
  • 注記2:接種完了後に別のワクチンを追加接種することはできません。
  • 注記3時01分カ月以上の間隔をおいた日とは、翌月の同日を指します。翌月に同日が存在しない場合はその翌日(1日)となります。

サーバリックス(2価:16型、18型 グラクソ・スミスクライン社)の接種間隔

標準的な接種方法

  • 1回目(初回)
  • 2回目(1回目の接種から1カ月の間隔をおく)
  • 3回目(1回目の接種から6カ月の間隔をおく)

標準的な接種方法をとることができない場合

  • 1回目(初回)
  • 2回目(1回目の接種から1カ月以上の間隔をおく)
  • 3回目(1回目の接種から5カ月以上、かつ2回目の接種から2カ月半以上の間隔をおく)

ガーダシル(4価:6型、11型、16型、18型 MSD社)の接種間隔

  • 1回目(初回)
  • 2回目(1回目の接種から2カ月の間隔をおく)
  • 3回目(1回目の接種から6カ月の間隔をおく)

標準的な接種方法をとることができない場合

  • 1回目(初回)
  • 2回目(1回目の接種から1カ月以上の間隔をおく)
  • 3回目(2回目の接種から3カ月以上の間隔をおく)

シルガード9(9価:6型、11型、16型、18型、31型、33型、45型、52型、58型 MSD社)の接種間隔

【3回で接種完了の場合】

  • 1回目(初回)
  • 2回目(1回目の接種から2カ月の間隔をおく)
  • 3回目(1回目の接種から6カ月の間隔をおく)

【2回で接種完了の場合】

  • 1回目(初回)
  • 2回目(1回目の接種から6カ月後)

標準的な接種方法をとることができない場合

【3回で接種完了の場合】

  • 1回目(初回)
  • 2回目(1回目の接種から1カ月以上の間隔をおく)
  • 3回目(1回目の接種から3カ月以上の間隔をおく)

【2回で接種完了の場合】

  • 1回目(初回)
  • 2回目(1回目の接種から5カ月以上の間隔をおく)

接種場所

区内実施医療機関
23区内の各区契約医療機関でも接種できます。その区の保健所にお問い合わせください。

令和6年度子宮頸がん予防接種実施医療機関名簿(PDF:834KB)

  • 注記1:事前に電話でご予約をしてください。その際に取り扱っているワクチンの種類を確認し、1回でも接種したことがある方はどのワクチンを接種したかを伝え、同じワクチンを接種してください。
  • 注記2:なるべく同じ医療機関で接種してください。

東京23区外の医療機関で接種を希望する場合

東京23区外の医療機関で接種を希望する場合は、事前に、中央区から「予防接種実施依頼書」の交付を受ける必要があります。
詳細は以下をご覧ください。

中央区外の医療機関での定期予防接種の実施について

接種に行くときの注意事項

  • 体調のよいときにいきましょう。
  • なるべく保護者が同伴してください。
    (接種直後の失神などの事例が報告されています。)
  • 13歳以上の方で保護者が同意する場合に限り、保護者の同伴なしで接種することができます。予診票1の記入(保護者の署名)と、予診票2を記入したものをお子さんに持たせてください。
  • 予診票と母子健康手帳と健康保険証をご持参ください。
  • 他の予防接種との間隔に気をつけてください。

子宮頸がん予防ワクチンのリーフレットについて(令和6年2月改定)

厚生労働省ホームページに、子宮頸がん予防ワクチンの接種を検討している方とその保護者の方、これから接種を受ける方とその保護者の方および医療従事者向けのリーフレットがそれぞれ掲載されています。
接種を検討している方、これから接種を受ける方のリーフレットは、子宮頸がん予防ワクチンを接種する前に改めて理解してもらうことを目的としており、医療従事者向けのリーフレットは、接種に当たっての注意事項を理解してもらうことを目的としております。
子宮頸がん予防ワクチンを接種される際は、リーフレットをご覧ください。

子宮頸がん予防ワクチンの相談窓口について

子宮頸がん予防ワクチンの相談窓口

関連リンク

お問い合わせ先

中央区保健所健康推進課予防接種担当

〒104-0044 明石町12番1号 中央区保健所4階

電話:03-3541-5930

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