掲載日:2025年4月24日

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BCG(結核)(定期予防接種)

 結核について

結核は、結核菌の空気感染や飛沫感染によってうつる病気で、日本では毎年約1万人の患者が発生しています。結核菌は主に肺で増えるため、咳や痰、発熱等の風邪のような症状を呈することが多いですが、乳幼児では症状が現れにくく、全身に及ぶ重篤な結核につながり、重い後遺症を残すこともあります。

より詳しい情報については下記リンクをご参照ください。
結核(中央区ホームページ)

 BCGワクチンについて

BCGの接種により結核の発症や重篤な結核を予防することができます。また、1度接種をすれば、その効果は10年~15年程度持続します。

 対象年齢

1歳未満
標準的な接種期間は生後5カ月以降生後8カ月未満です。

 接種回数

1回

 接種費用

無料(無料で接種できる期間は予診票に記載しています。)
注記:医療機関名簿に記載されていない医療機関で接種を受ける場合、接種の有効期間を過ぎた場合は、全額自己負担となります。

 予診票発送時期

生後5カ月に達する月

注記:住所や氏名を変更した場合、予診票を紛失した場合は、接種前に予診票の再発行申請をしてください。申請方法はこちらをご覧ください。

 接種場所

中央区内

中央区内の定期予防接種実施医療機関は、子どもの予防接種の概要をご覧ください。

中央区以外の特別区(東京都23区)内

中央区外でも、東京23区内の定期予防接種実施医療機関であれば、中央区が交付している「予診票」を使用して、定期予防接種を実施することができます。

接種を希望する場合は、事前に接種希望の医療機関が定期予防接種実施医療機関であるかを、各区のホームページをご覧いただくか予防接種担当部署にご確認のうえ、接種の予約をしてください。

特別区(東京都23区)外

事前に中央区から「予防接種実施依頼書」の交付を受ければ東京23区外の医療機関でも定期予防接種を受けることができます。

詳細は中央区外の医療機関での定期予防接種の受け方をご覧ください。

 接種時に持参するもの

  • BCG(結核)ワクチン 接種予診票(事前に必要事項をご記入ください。)
  • 母子健康手帳
  • マイナンバーカード(健康保険証)
  • (必要な方のみ)委任状(PDF:89KB)

委任状について

お子さんが定期予防接種を受ける時に保護者からの委任状に基づき保護者以外の方が同伴することができます。
ただし、同伴者は普段からお子さんの健康状態をよく知っている方に限ります。
委任状は予防接種を受ける当日までに保護者本人(委任者)が記載し、同伴者(代理人)が医療機関に持参します。医師から診察・説明を受けた後、接種を受ける場合は同伴者が接種の同意欄に同伴者の署名をしてください。

 予防接種を受ける前の注意事項

  • 予防接種は、体調の良いときに受けましょう。体調の悪い時には無理をせず、次の機会を待ちましょう。
  • 病気にかかることや分からないことがあれば、予防接種を受ける前に担当の医師や看護師に質問しましょう。
  • お子さんの日ごろの体質や健康状態で何か気にかかることがあるときは、あらかじめ、かかりつけの医師や保健所にご相談ください。

 予防接種を受けることができない方

次の方は、予防接種を受けることができません。
1.明らかに熱のある方(通常は37.5℃を超える場合)
2.重い急性疾患にかかっていることが明らかな方
3.本予防接種の成分に対して、アナフィラキシーを起こしたことが明らかな方
「アナフィラキシー」とは、ワクチン接種後に起こる激しいアレルギー反応で、じんましんなどの皮膚症状、腹痛や嘔吐などの消化器症状、息苦しさなどの呼吸器症状が急に起こります。血圧低下や意識障害を伴う場合は、「アナフィラキシーショック」と呼ばれます。
4.予防接種や外傷等によりケロイドの認められる方
5.免疫機能に異常のある疾患を有する方または免疫抑制をきたす治療を受けている方
6.結核にかかったことがある方
7.その他、医師に不適当な状態と判断された方

 予防接種を受ける前に医師とよく相談しなくてはならない方

次の方は、かかりつけの医師と事前によくご相談ください。
1.心臓病、肝臓病、腎臓病や血液の病気で治療中または発育障害などの基礎疾患のある方
2.風邪などのひきはじめと思われる方
3.これまでに予防接種を受けて2日以内に発熱、発疹などアレルギーを思わせる異常がみられた方
4.本予防接種の成分に対してアレルギーを起こす恐れがある方
5.薬を使用して皮膚に発疹が出たり、体に異常をきたしたことがある方
6.今までにけいれん(ひきつけ)を起こしたことがある方
7.免疫状態を検査して異常を指摘されたことがある方または近親者に先天性免疫不全症の人がいる方
8.過去に結核患者との長期の接触がある方または結核感染の疑いのある方

 予防接種を受けた後の注意事項

1.予防接種を受けた後30分間は、接種場所でお子さまの様子を観察するか、医師とすぐ連絡がとれるようにしておきましょう。アナフィラキシーなどの急な副反応はこの間に起こることがあります。
2.接種後に接種部位の異常や高熱、けいれんなどが出現した場合は、速やかに医師の診察を受けてください。
3.生ワクチン接種後4週間は副反応が出ていないかよく観察してください。
4.このワクチンは注射生ワクチンです。このワクチン接種後に違う種類の注射生ワクチンを接種する場合には、翌日から起算して27日間以上の間隔をあける必要があります。
5.令和2年10月より不活化ワクチンと経口生ワクチンの接種間隔が撤廃され、この注射生ワクチンの接種後に不活化ワクチンや経口生ワクチンを接種する場合には、翌日から接種が可能です。
6.接種部位は清潔に保ちましょう。接種当日の入浴は差し支えありませんが、接種部位はこすらないでください。
7.接種当日は激しい運動は避けてください。その他はいつも通りの生活で差し支えありません。
8.予防接種を受けた後、極めてまれに健康被害(治療を必要とする重い副反応)が生じることがあります。このような場合、その健康被害が定期予防接種を受けたことによるものであると厚生労働大臣が認定したときは、予防接種法に基づく健康被害救済制度が適用されます。

 副反応

接種部位の発疹、紅斑、発赤、痂皮形成等がみられることがあります。また、まれではありますが、ショック、アナフィラキシー、髄膜炎、骨炎、骨髄炎、骨膜炎、皮膚結核様病変などが生じる可能性があります。

 コッホ現象

通常の反応

  • 接種後2週間くらい経つと、針のあとに赤いブツブツができ、その先が黄味をおびることがあります。その後かさぶたになり、かさぶたが落ちるとあとはきれいになります。これはBCG接種後には一般的にみられる反応です。
  • かさぶたが落ちるまで、接種部位を清潔にして、ばんそうこうや包帯はしないでください。

コッホ現象

  • 結核感染者にBCGを接種した場合は、上記の症状が接種したあと早期(7日以内)にやや強めにみられることがあります。これをコッホ現象といいます。この反応が見られた場合には、ただちに接種した医療機関等を受診してください。
  • まれに接種をした側のわきの下のリンパ節が腫れることがあります。通常清潔にして様子をみてかまいませんが、大きく腫れたり、化膿してうみがでたり、発熱したときは、接種した医療機関等を受診してください。

医療機関の方へ

コッホ現象疑いを診断した医師は、保護者の同意を得て「コッホ現象疑い事例報告書(ワード:23KB)」により、保健所へ報告してください。
ツベルクリン反応検査が必要と判断した場合、保健所から被接種者へ専門医療機関を紹介します。

関連リンク

子どもの予防接種の概要(中央区ホームページ)

結核(中央区ホームページ)

BCGワクチン(厚生労働省)(外部サイトへリンク)

 

 

お問い合わせ先

中央区保健所健康推進課予防接種担当

〒104-0044 明石町12番1号 中央区保健所4階

電話:03-3541-5930

福祉保健部日本橋保健センター健康係

〒103-0012 日本橋堀留町一丁目1番1号

電話:03-3661-3515

福祉保健部月島保健センター健康係

〒104-0052 月島二丁目10番3号

電話:03-5560-0765

福祉保健部晴海保健センター健康係

〒104-0053 晴海四丁目8番1号

電話:03-6381-2972

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