区民の皆さんへ（緊急事態宣言の期間延長を受けての区長コメント）（令和3年8月2日）

現在、東京都における新規陽性者数の7日間平均は3,000人以上となっており、これまで経験したことのない爆発的な感染拡大に向かっています。本区においても、今までの1日あたり最大40人を大きく超える69人の感染者数が出るなど、過去最多の区民の方が患者として報告されております。
都内の新型コロナウイルス対応病床はほぼ全て使用されており、本来であれば入院して酸素療法を受ける必要のある中等症の方の入院先が見つからず、新型コロナウイルス対応病床の空きが発生するのをお待ち頂く状況となっております。今後、数週間はこのような状況が続くと予想されます。特に、20代30代の感染割合が高く、また家庭内感染が拡大しており、十分注意が必要な状況にあります。そのため、ご自身やご家族に体調の変化等がありましたら早期に医療機関等に相談していただくようお願いいたします。
さて、政府は、7月30日（金曜日）、東京都を対象に発令している緊急事態宣言の期限を8月22日（日曜日）から31日（火曜日）までに変更しました。あわせて、東京都から緊急事態措置として、不要不急の外出自粛及び施設の使用制限などの要請が8月31日まで継続されました。
区では、国の基本的対処方針及び都の要請を踏まえつつ、長期に渡る区民生活への影響を考慮し、一部区施設の利用を継続してまいりますが、引き続き基本的な感染防止対策を徹底していただき、くれぐれも体調管理にご注意ください。
ワクチン接種につきましては、国から示されたワクチン供給計画に基づく本区の接種完了時期は11月中旬を見込んでおります。これまで、高齢者の方から接種を開始し、皆さまのご協力のもと円滑に進めてまいりましたが、現在のところご希望にお応えできる予約枠を確保できず、ご不便をおかけしております。区としましては、週に1万2,000回接種できる体制を整備しており、今後も引き続き国や都に対して、接種能力に応じた必要量を安定的に供給するよう強く働きかけ、当初目標の9月中の接種完了を目指し取り組んでまいりますので、ご理解とご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

令和3年8月2日　中央区長　山本泰人

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