「中央区の森(数馬地区)」森林保全活動状況
更新日:2022年6月27日
美しい地球を未来のこどもたちに
中央区の森
区は、平成18年10月19日、東京都西多摩郡檜原村のNPO法人里山再生塾および森林所有者と「中央区の森」の森林保全に関する協定を締結し、森林面積約37.4ha(当初約3.5ha)において、区の区域を越えた地球温暖化対策として「中央区の森」事業を実施しています。
当事業は自然を対象とする、長期間にわたる事業です。次の世代につながる豊かな森づくりを進め、二酸化炭素の吸収源となる森林を保全し、地球温暖化防止に取り組んでいます。また、森林保全活動の支援だけでなく、区民・事業者の皆さんが森林保全活動に参加する仕組みづくりや、檜原村の豊かな自然に触れ、自然環境への関心を深めていただくための事業も行っています。
皆さんのご理解とご協力をお願いいたします。
注記:「中央区の森(南郷地区)」の森林保全活動状況については下記をクリックしてください。
「中央区の森(南郷地区)」森林保全活動状況
作業風景
作業風景(下草刈り)
作業風景(間伐)
作業風景(枝打ち)
作業風景(伐採後の木の枝払い)
森林保全活動実施後の効果
間伐および枝打ちにより、樹木の育成に適切な間隔を作り出し、森林内に光が差し込むようになりました。これにより、残された樹木の育成が促進され、二酸化炭素の吸収および蓄積機能が高まります。
作業実施前
作業完了後
散策路を整備しました
間伐にあたり使用した作業路を散策路として整備し、都道側から中央区の森への立ち入りが可能になりました。
また、この散策路は既存の登山道に接続しているため「中央区の森」を登山口とする大羽根山から笹尾根への登山が楽しめるようになっています。
都道から「中央区の森」入口
森林内の散策路
散策路に案内板および樹名板を設置しました
登山口から大羽山山頂までの見どころポイントに、森林内で見られる植物や樹木、野鳥などの情報を掲載した案内板や樹名板を設置することにより「中央区の森」を訪れた方が快適に楽しみながら散策できるようにしました。
「中央区の森」入口
炭焼き小屋
ぬた場
大羽山山頂
樹名板(ミズナラ)
樹名板(ホオノキ)
花の見られる森づくりを進めています
「中央区の森(数馬地区)」を訪れた方に、可憐な草花を楽しんでいただくため、平成28年3月にNPO法人里山再生塾の手により、花苗の植栽が行われました。
花苗は、中央区、公募委員および檜原村で構成する「中央区の森環境ふれあい村推進協議会」で検討し、生態系への配慮から数馬地区産のものを選定しました。
檜原村の花「ヤマブキ」や、初夏に大きな釣鐘状の花を咲かせる「ホタルブクロ」など、植えられた6種類の草花は、森の新たな見所となることでしょう。
植栽した草花
ヤマブキ
4月に鮮やかな黄色の花を咲かせます。
高さ1~2mまで成長します。
檜原村の花に指定されています。
ハンショウヅル
山地の林縁や林内に生息し、ほかの木や草に絡みついて育ちます。
5~6月に花を咲かせます。
ムラサキシキブ
6~7月に小さな房状の花を咲かせます。
高さ3mまで成長します。
秋には美しい紫色の果実を楽しむことができます。
ホタルブクロ
6~7月に釣鐘状の花を咲かせます。
袋のような花にホタルを入れて遊んだことから名前がついたという説があります。
ダイコンソウ
6~8月に黄色い花を咲かせます。
根元から生える葉が、ダイコンに似ていることから名前がつきました。
キバナアキギリ
8~10月にくちびる型の黄色い花を咲かせます。
山の木陰に生息します。
花苗を植栽する様子
植栽されたダイコンソウの花苗
間伐材の活用
間伐により切り倒した材木は散策路整備の資材やベンチに加工して散策路脇に設置するほか、区施設の内装材やノベルティグッズ、区立公園のベンチなどに活用しています。また、間伐材を活用して作製した炭を区内デイキャンプ場にて、施設利用者に配布しています。
間伐材を利用したベンチづくり
散策路にベンチを設置
環境情報センター受付
環境情報センターの壁
ノベルティグッズ
はとば公園ベンチ
炭焼きの様子
完成した炭
お問い合わせ
環境課ゼロカーボン推進係
電話:03-3546-5654
