掲載日:2025年4月23日

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帯状疱疹(定期予防接種)

帯状疱疹ワクチンの定期接種化について

帯状疱疹は令和7年度から予防接種法に規定される定期接種の対象疾病に追加されました。令和7年度の対象者には、令和7年4月上旬にご自宅に予診票が届く予定です。

帯状疱疹とは

帯状疱疹は、過去に水痘にかかった時に体の中に潜伏した水痘帯状疱疹ウイルスが再活性化することにより、神経支配領域に沿って、典型的には体の左右どちらかに帯状に、時に痛みを伴う水疱が出現する病気です。合併症の一つに皮膚の症状が治った後にも痛みが残る「帯状疱疹後神経痛」があり、日常生活に支障をきたすこともあります。帯状疱疹は、70歳代で発症する方が最も多くなっています。

使用ワクチン

帯状疱疹ワクチンには生ワクチン(阪大微研:乾燥弱毒生水痘ワクチン「ビケン」)、不活化ワクチン(GSK社:シングリックス)の2種類があり、接種回数や接種方法、接種スケジュール、接種条件、効果とその持続期間、副反応などの特徴が異なっていますが、いずれのワクチンも、帯状疱疹やその合併症に対する予防効果が認められています。

ビケン(生ワクチン)

  • 接種回数:1回
  • 接種方法:皮下注射
  • 接種スケジュール:他の生ワクチンとは27日以上の間隔をおいて接種

シングリックス(不活化ワクチン)

  • 接種回数:2回
  • 接種方法:筋肉内注射
  • 接種スケジュール:2カ月以上6カ月以内の間隔をおいて2回接種(標準的には2カ月の間隔をおく)

注記:病気や治療により、免疫の機能が低下したまたは低下する可能性がある方等は、医師が早期の接種が必要と判断した場合、接種間隔を1カ月まで短縮できます。

他のワクチンとの同時接種

いずれの帯状疱疹ワクチンについても、医師が特に必要と認めた場合は、他のワクチン(インフルエンザワクチンや新型コロナワクチン、高齢者肺炎球菌ワクチン等)との同時接種が可能です。

副反応

ワクチンを接種後に以下のような副反応がみられることがあります。予防接種を受けた後に気になる症状があらわれた場合は、接種した医師またはかかりつけ医へご相談ください。

ビケン(生ワクチン)

発赤、そう痒感、熱感、腫脹、疼痛、硬結、発疹、倦怠感、アナフィラキシー、血小板減少性紫斑病、無菌性髄膜炎

シングリックス(不活化ワクチン)

疼痛、発赤、筋肉痛、疲労、頭痛、腫脹、悪寒、発熱、胃腸症状、そう痒感、倦怠感、その他の疼痛、ショック、アナフィラキシー

令和7年度の定期予防接種

対象者

以下の1.から3.までのいずれかに該当する中央区民の方

  1. 令和7年度中に65、70、75、80、85、90、95、100歳になる方
  2. 令和7年度中に101歳以上になる方
  3. 接種日時点で満60歳~64歳のヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能に障害を有する身体障害者手帳1級相当の方
  • 接種を受けることの努力義務はなく、本人が希望する場合に限り接種を行います。
  • 令和7年度中に60歳の誕生日を迎える方は誕生日の前日から接種が可能です。
  • シングリックスを使用して1回目の予防接種を行っている場合は、残りの1回の接種のみ定期予防接種として取り扱われます。
  • 過去に帯状疱疹の予防接種が完了している方は定期予防接種の対象外です。接種が完了している方にも本通知が届く場合もありますのでご了承ください。

接種場所

中央区以外の他22区の実施医療機関でも接種を受けることができます。他区の実施医療機関については、各区の予防接種窓口または医療機関へお問い合わせください。

接種費用(自己負担額)

  • ビケン(生ワクチン):4,000円
  • シングリックス(不活化ワクチン):10,000円(接種1回当たり)

注記:生活保護を受けている方、中国残留邦人等に対する支援給付を受けている方は無料

(予診票に自己負担額が0円の旨の印字がされています。)

実施期間及び回数

令和7年4月1日~令和8年3月31日までの間に1回(ビケン)または2回(シングリックス)

  • 令和7年度中に60~64歳の誕生日を迎える方は、翌年の誕生日の前日まで
  • シングリックスで接種を希望する場合は接種間隔が原則2カ月以上のため、令和8年1月31日までに1回目接種を完了しないと全2回の接種の完了ができませんのでご注意ください。
  • 令和7年度中に60歳の誕生日を迎えられる方は、誕生日の前日以降に接種してください。誕生日の前日より前に区発行の予診票を使用して接種することはできません。

持ち物

  1. 同封の予診票(あらかじめ必要項目をご記入ください)
  2. マイナンバーカード(健康保険証)

令和6年度以前に申請した帯状疱疹任意予防接種費用助成用の予診票(赤色または青色の枠)では帯状疱疹の定期予防接種を受けられません。必ず定期予防接種用の予診票(黄色の枠)を医療機関へお持ちください

お知らせ

令和7年度中央区帯状疱疹定期予防接種費用助成のお知らせ(PDF:1,376KB)

予診票の₍再₎発行について

中央区へ転入された方、区内で転居された方、氏名を変更された方および予診票を紛失された方は予診票を(再)発行することができますので、下記のお問い合わせ先にご連絡ください。

また、本人確認書類をご持参の上、中央区保健所(外部サイトへリンク)日本橋保健センター(外部サイトへリンク)月島保健センター(外部サイトへリンク)晴海保健センター(外部サイトへリンク)の窓口へお越しいただいても(再)発行ができます。

注意事項

  • 住所・氏名を変更した場合や医療機関名簿に記載されていない医療機関で接種を受ける場合、接種の有効期限を過ぎた場合は、中央区の予診票は使用できません。
  • 帯状疱疹ワクチンの交互接種(2種類の異なるワクチンを組み合わせて接種すること)はできません。

帯状疱疹任意予防接種について

帯状疱疹任意予防接種費用一部助成事業については下記をご覧ください。

帯状疱疹任意予防接種費用一部助成事業

お問い合わせ先

中央区保健所健康推進課予防接種担当

〒104-0044 明石町12番1号 中央区保健所4階

電話:03-3541-5930

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