掲載日:2023年11月20日

ページID:6111

ここから本文です。

女性史の発行

頒布価格

「通史」「聞き書き集」2冊セット3,400円
なお、それぞれ別売りもします(通史1,900円、聞き書き集1,500円)

頒布場所

男女平等センター「ブーケ21」、区役所地下一階情報公開コーナー及び全国書店では取次ぎ販売をします。

女性史表紙

『中央区女性史』は平成16年4月に編さん委員と語り手を区民から公募。編さん委員、資料収集アシスタント、そして女性史研究の専門家で構成される編さん委員会がスタートし、平成19年3月に完成しました。
サブタイトルの「いくつもの橋を渡って」は、かつて中央区内の川や堀、運河には日本橋、兜橋、京橋、数寄屋橋…など数多くの橋がかかり、人々はその橋を渡って日々の暮らしを繰り広げていたこと、また「橋を架ける」「橋を渡る」というように、橋は人と人との交流や人生のさまざまな瞬間を象徴するものであることから名づけられたものです。今は多くの川が埋め立てられ、橋も地名に残るだけとなってしまいましたが、かつて水運で栄えた中央区の原点ともいえるタイトルとなっています。
『中央区女性史』は、「通史」と「聞き書き集」の2分冊で構成され、「通史」は編さん委員会を指導した女性史研究者の江刺昭子さんが執筆、「聞き書き集」は区民編さん委員が語り手からの聞き取り、テープ起こし、まとめ作業等を担当しました。
「通史」は単なる年代的な歴史の記述ではなく人物にスポットを当て、これまでにない斬新なスタイルに仕上がっています。中央区は江戸時代から商業地域や歓楽街が発展し、明治時代に入ってからも銀座が日本一の繁華街として発展してきた土地です。このような中、女性はさまざまな場面で活躍してきました。人物、とりわけ女性のありかたを中心に歴史を振り返ることにより、これまでの歴史書に描かれてきたものとは違った社会の側面が見えてきます。
「聞き書き集」は、中央区ゆかりの48組55名の方から、これまでの生活や地域に関する話を直接聞き取ってまとめたものです。かつての職業も会社員、教師、看護婦、商店勤務などさまざまです。女性差別が当たり前だった時代の苦労だけではなく、そんな中でも前向きにいきいきと歩む様子も伝わってきます。その時代の確かな生活を知ることによって、過去の貴重な財産を受け継ぐとともに、未来への指針を求めることができるはずです。

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?