大空襲前と後

2枚の写真（しゃしん）は、アメリカ軍のB29爆撃機（ばくげきき）によって撮影（さつえい）された航空写真（こうくうしゃしん）です。東京大空襲があった昭和20年（1945）3月10日の前（左の写真）と大空襲の後（右の写真）の中央区（旧京橋区・旧日本橋区）の様子がわかります。左に見えるのは皇居（こうきょ）で、やや右よりを縦（たて）に流れているのが隅田川（すみだがわ）にあたります。大空襲前の写真には、住宅（じゅうたく）がすき間もないほどに集まっている様子が見られますが、大空襲後の写真を見ると、焼失（しょうしつ）した部分が白く写しだされていてはっきりとわかります。

大空襲前　東京大空襲前の中央区（昭和20年3月8日撮影）／提供：財団法人 日本地図センター

大空襲後　昭和20年4月中央区部米軍B29偵察写真／提供：財団法人 日本地図センター

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