掲載日:2023年1月18日

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家庭でのケータイのルールを決めましょう

フィルタリングで子どもを守りましょう

フィルタリングは、出会い系サイト・アダルトサイト・暴力的な表現のあるサイトなどの青少年に見せたくない有害サイトへの接続を制限する機能です。

1.小学生・中学生・高校生の消費者相談の内容

全国の消費生活センターに寄せられる小学生・中学生・高校生の消費者相談は、アダルト情報サイトやデジタルコンテンツ系が圧倒的に多数を占めているのが特徴です(下表参照)。
中でもアダルト情報サイトや音声電話情報(ツーショットなど)は男子に多く、出会い系サイトやブログ、占いサイトの相談は女子に多い傾向があります。小・中・高別の上位商品・役務別相談件数(2009年度)表
(注)国民生活センター全国消費生活情報ネットワーク(PO NET)における
契約当事者の職業別において小学生、中学生高校生と判明したものの件数

  • 1.パソコンや携帯電話によるアダルトサイトの利用料に関する相談
  • 2.内容を特定できないサイトの利用料に関する相談
  • 3.携帯小説占いサイト、プログ等に関する相談
  • 4.電話をかけて音声による情報を得るもの。アダルトボイスやツーショットダイヤルなど

2.携帯電話のフィルタリング利用率

内閣府の調査(平成22年度青少年のインターネット利用環境実態調査)によると、携帯電話のフィルタリング利用率は、小学生では7割台後(77.6%)、中学生では6割台後半(67.1%)、高校生では約5割(49.3%)となり、いずれの学校種でも昨年度(平成2年度)より10ポイント以上増加しました。しかしながら、「うちの子どもは大丈夫」とフィルタリングを設定しない保護者も少なくありません。

3.フィルタリングを設定しましょう!

フィルタリングにより、有害サイトを見られないようにするばかりでなく、悪質サイトによる様々なトラブル(不当な高額請求、迷惑メール受信等)を防止することもできます。
子どもが利用する携帯電話やパソコンにはフィルタリングを設定しましょう。
携帯電話のフィルタリングについては、利用している携帯電話会社にお問合せください。
また、パソコンのフィルタリングについては下記リンクをご参照ください。

リンク

総務省(フィルタリング紹介サイト)
フィルタリング(有害サイトアクセス制限サービス)をご存じですか?(外部サイトへリンク)

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ケータイの利用時間・料金を決めましょう

Q&A

Q.子どもが「無料」のゲームサイトで遊んでいました。無料のはずが、携帯電話会社から10万円の高額請求が来ました。なぜでしようか?

A.「無料」をうたっているゲームサイトでも、ゲームの途中でいろいろなアイテムに費用がかかる場合があります。子どもはゲームに夢中になるあまり、金額の
表示を確認することなく高額契約してしまいます。また、携帯電話の通信時にはパケット通信料等も発生します。結果的に、携帯電話の契約者である親に支払義務が発生します。
子どもが携帯電話を持つ場合は、使用料金の限度額や負担の方法、利用してよいサービスの範囲など、家庭でのルールをつくることが大切です。

1.ケータイの利用時間を決めることが大切です

内閣府の調査(平成22年度青少年のインターネット利用環境実態調査)によると、携帯電話やパソコンでインターネットを使っていると回答した小。中・高校生の約1割(9.3%)が、夜遅くまでインターネットにのめりこんで睡眠不足になったと回答しています。
インターネットに熱中するあまり、生活のリズムを崩したり、ケータイに依存すようになったりするのを防ぐため、家庭で利用時間を決めましょう。

2.子どもにスマートフォンを持たせる場合は注意が必要です

スマートフォンは通常の携帯電話とは異なり、小さいパソコンと考えた方が良いです。購入後に保護者がある程度の細かい設定をする必要があります。
子どもにスマートフォンを持たせる場合は、保護者が携帯電話との違いを理解することが大切です。もしも心配であれば、通常のものや子ども向けの携帯電話を選ぶと良いです。

リンク

東京都(スマートフォンに関する情報)
スマートフォン等で撮影した写真をブログにアップすると撮影場所が特定されることがあるので注意しましょう。(外部サイトへリンク)

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掲示板に悪口を書き込まないようにしましょう

Q&A

Q.1子どもがインターネットの掲示板にひどい悪口を書き込まれました。どうすればいいですか?

A.1サイトの管理人等に対して、削除要求ができます。
自分の権利を侵害するような書き込みがあった場合には、プロバイダー責任制限法や名誉毀損・プライバシー関係ガイドライン等に基づき、本人のサイトの管理者等に対して削除の要求が可能です。

Q.2掲示板に、友だちの悪口を書いても「自分の名前を書かなければ、ばれない」というのは本当ですか?

A.2実は誰が書き込んだのか、管理者等にわかります。
パソコンには「IPアドレス」、携帯電話には「個体識別番号」というそれぞれちがった番号がついています。その番号と書き込んだ時間などの記録があれば、誰が書いたのかがわかります。

特定の個人に対する悪口や中傷は「名誉毀損罪」や「侮辱罪」の対象となり、子どもが検挙される例もあり、未成年者でも逮捕されています。
ネット上ではきつい言葉になりがちです。軽い気持ちで書き込んだとしても犯罪に成りえますので、「自分がされて嫌なことは、他人にしないJという思いやりを育てるようにしましょう。

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知らない人からのメールや身に覚えのない料金請求のメールは無視しましょう

Q&A

Q.「無料」というアダルトサイトをクリックしたら、突然「登録ありがとうございます」と表示され、高額な請求をされました。
子どもが自分でクリックした場合、支払わなければいけないのでしょうか?

A.登録する意思がないのに、一方的に契約したことになったので、無視しましょう。

1.「ワンクリック詐欺」と「架空請求」

「ワンクリック詐欺」とは、上記のように、ウェブページ上のゲーム・占い・アダルトサイト・出会い系サイト、または勝手に送られた電子メール中のURLを1回クリックしただけで、一方的に契約とみなされ、高額請求されることをいいます。
また、何もクリックしていないのに、まったく身に覚えのない料金請求(迷惑メール)が届くことを「架空請求」といいます。

2.サイトに連絡をしてはいけません!

料金督促のメールが来て心配になり、サイトに連絡をすると氏名や電話番号などの新たな個人情報を相手に知られてしまいますので、絶対に連絡をしないでください。
しつこく迷惑メールが届く場合は、無視するか、アドレスを変更するといった対処をしましょう。

3.アダルトサイトの画面が消えない場合は…

なお、アダルトサイトやゲームサイトの「ワンクリック詐欺」では、パソコンを再起動しても登録画面や料金請求の画面が表示されたり、その画面を閉じても繰り返し表示されたりする場合がありますが、これはコンピュータウイルスによるものです。「システムの復元」を行うことで、この貼りついた画面を削除することができます。詳しくは下記のサイトをご覧ください。

情報処理推進機構

【注意喚起】ワンクリック請求に関する相談急増!パソコン利用者にとっての対策は、まずは手口を知ることから!(外部サイトへリンク)

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自分や友だちの個人情報をネット上に公開するのをやめましょう

Q&A

Q.子どもがインターネット上に自分の名前などを公開していますが、問題ないの
でしょうか?

A.安易に個人情報をネット上に公開してはいけません。

中高生になると、プログ(日記などを載せるウェプサイト)やプロフ(自己紹介サイト)の利用が増えます。警戒心がなく、自分の名前・年齢・住所・学校名などの個人情報や顔写真をネット上に書きこむと、悪意のある者に利用され、犯罪やトラブルに巻き込まれる危険があります。
また、友人と撮った写真を無断で掲載することでトラブルが発生することもありますので、自分や友人の個人情報を公開するのをやめさせましょう。

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ネットで知り合った人と絶対に会わないようにしましょう

Q&A

Q.子どもがコミュニティサイトを利用していますが、インターネットで知り合った人と会うのは危険ではないのでしょうか?

A.子どもがネットで知り合った人と会うのは大変危険なことです。
SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス。趣味などが同じ人の交流するサイト)などにより、インターネット上で良い友だちができるかもしれません。
しかし、中には同年代の同性になりすまして「友だちになろう」と誘う悪意のある者もおり、暴行・恐喝などの事件に巻き込まれることもあります。

警視庁によると、2010年の出会い系サイトに起因する事件の検挙件数および、被害にあった子どもの人数は、法律の規制強化により前年を下回りました。
一方、「出会い系以外のサイト」のトラブルは、検挙件数が1541件(前年比+194件)、被害児童数が1239件(前年比+103人)と増加しています。
「出会い系以外のサイト」は、フィルタリングの対象にならないような普通のコミュニテイサイトです。そうしたサイトが新たな出会いの場となり、トラブルも増えているのです。
子どもがネットで知り合った人と会うことは危険なことですので、十分注意するようにしましょう。

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チェーンメールを転送しないようにしましょう

Q&A

Q.「このメールを1週間以内に10人に転送するように。メールをとめた人の家まで行くぞ!」というチェーンメールが子どもの携帯電話によく来るようです。
言うとおりにしないと悪い事件に巻き込まれるのでしょうか?

A.誰も来ませんので、気にすることはありません。
チェーンメールは削除して、転送しないようにしましょう。
チェーンメールとは、「oo人に転送するように」と不特定多数への配布をするように求めるメールのことです。上記のように、受信者の恐怖心をあおる内容のほかに、転送すると幸せになれるというものもあります。
チェーンメールを転送すると、間違いや不確実な情報を拡散することになります。また、通信ネットワークに負荷をかけることにもなります。
チェーンメールの中には、危険なリンク先を含む場合や、URLをクリックすると登録料を請求されるいわゆる「ワンクリック詐欺」を含む場合もあるので、チェーンメールは転送せず、削除するようにしましょう。

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