令和3年12月11日号（ハートオブ東京　中央区）

令和3年も師走を迎え、残すところあとわずかとなりました。
今年は1月7日に緊急事態宣言が発出され、昨年に続いて新型コロナウイルスの猛威にさらされた1年となりました。区民の皆さまには感染拡大を防止するためとはいえ、区の施設利用を制限させていただいたことをはじめ、日常生活においてさまざまな制約・ご不便をお掛けしたことと存じます。
多くの方にお楽しみいただいている「大江戸まつり盆おどり大会」や「子どもフェスティバル」は中止せざるを得ませんでした。一方で、規模を縮小し、感染症対策を徹底することで「第33回区民スポーツの日」「健康福祉まつり2021」「まるごとミュージアム2021」を実施できたことは区長として大きな喜びであります。開催にご尽力賜りました地域の皆さまならびに関係各位に心より感謝申し上げます。
また、コロナ禍を克服する決め手ともいうべきワクチン接種につきましては、3月に開始された医療従事者への接種を皮切りに、高齢者、基礎疾患を有する方、それ以外の方と自治体の責任を果たすべく計画性をもって体制を整えました。
しかしながら、夏場に国からのワクチン供給量が見直され、区民の皆さまに接種予約が取りにくい時期が生じてしまう事態となり、ご迷惑とご心配をお掛けしたことを残念に思っております。
おかげをもちまして、今日では区内医療関係の皆さまの絶大なご支援・ご協力の下で区民の8割以上の方の接種を完了することができました。海外では感染者が増加し、また、オミクロン株など新たな懸念が生じているところではありますが、国内においては今後、集団免疫や治療薬の出現、手軽な検査体制の整備、さらには3回目のワクチン接種などにより、コロナ禍終息への道筋が明らかになるものと期待されます。
まだまだ油断は禁物ですが、この年末・年始は皆さまと共に「新しい日常」の下で、中央区の魅力である「安全」「にぎわい」「活気」を街中で実感できるようにしたいものです。
皆さまが明るい新年を迎えられますよう、心より祈念申し上げます。

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