掲載日:2023年1月18日

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中央区名誉区民が選定されました 10月14日

中央区では、令和4年9月12日に開催した中央区名誉区民選定委員会に候補者2名を諮問したところ、同委員会から「名誉区民として適当である」旨の答申がなされました。
この答申に基づき令和4年第三回区議会定例会に提案した結果、10月14日(金曜日)開会の中央区議会本会議において、2名を名誉区民に選定することに同意が得られました。
今回、名誉区民に選定された2名は次のとおりです。

  • 元中央区長 矢田美英氏
  • 松竹株式会社取締役会長 大谷信義氏

なお、顕彰式は本日、区議会議場で執り行われました。

2名の主な実績

矢田 美英(やだ よしひで)氏

昭和15年生まれ、82歳。昭和42年、社団法人共同通信社に入社され、昭和62年までの20年間、主に政治記者として国政の中枢における取材活動に携わられる。昭和62年、前区長の退任を受け、区の内外各層から推されて中央区長に立候補し、当選の栄に浴し、第11代中央区長に就任される。中央区長として、平成31年まで8期32年にわたり在任された。この間、「中央区平和都市宣言」をはじめ、「花の都中央区宣言」、「太陽のまち中央区宣言」、「クリーン・リサイクル中央区宣言」を通じて区政の基本姿勢を広く標榜するとともに、その理念を根幹とする数々の施策を実現され、区の未来を展望したまちづくりの礎を築きあげられた。区長就任当時の本区においては、定住人口減少という極めて深刻な課題に直面しており、「都心に人が住めるようにしよう」を合言葉に、住宅、都市計画、コミュニティ、福祉など総合的な施策を挙げて、揺るぎない信念のもと人口回復の実現に邁進された。こうした取り組みが花開き、一時は71,806人まで減少した人口は、平成9年5月を境に回復へと転じて、以来一貫して増加を続け、氏の退任時は16万3千人余、そして現在では戦後最大となる17万3千人余の人口を擁する活気とにぎわいに満ちたまちへと発展を遂げている。平成5年に日仏友好親善促進の功労者として外務大臣表彰を受賞されて以来、数々の功績に対し、フランス共和国国家功労賞オフィシエ、法務大臣表彰、総務大臣表彰、全国市長会自治功労者表彰を受け、また、令和元年に東根市名誉市民の称号を授与され、その翌年には、旭日中綬章を受章される。公選の特別区長としては最長となる32年もの長きにわたり卓越した政治手腕と果断な実行力とを余すことなく発揮され、区政の伸展と区民福祉の向上に尽力された。

大谷 信義(おおたに のぶよし)氏

昭和20年生まれ、77歳。昭和43年に松竹株式会社に入社し、平成10年には代表取締役社長に、平成19年には代表取締役会長に、令和元年には取締役会長に就任され、現在に至っている。併せて、昭和59年に株式会社歌舞伎座の代表取締役社長に、令和元年には、取締役会長にも就任されている。この間、優れた先見性と卓越した経営手腕を存分に発揮され、幅広い世代に多様な映像・演劇作品を届けるため尽力された。平成26年には、一般社団法人映画産業団体連合会会長、令和2年には顧問の要職に就かれるなど、我が国における映画文化、映画芸術及び映画産業の発展に指導的な役割を果たされた。また、本区の景観を代表する建物の一つである歌舞伎座の建替えに際し、歴史と景観の継承を図るとともに、地域に貢献する劇場となるよう意を配された。平成25年に開場した現在の歌舞伎座は、新しい時代に相応しい劇場として、伝統芸能である歌舞伎のさらなる隆盛・発展に大きく寄与している。一方、地域社会にあっては、平成28年に東京商工会議所中央支部会長に就任され、江戸以来の歴史に培われた本区ならではの特性を生かし、区内商工業の育成・発展に献身努力される。本区においては、平成19年から中央区観光協会副会長、平成27年には中央区オリンピック・パラリンピック区民協議会構成員に就任された。事業経営者及び地域における商工・観光振興の牽引役として活動し、また文化・芸術の向上並びに本区の商工業の育成・発展及び観光事業の推進に尽力された。

中央区名誉区民制度

中央区名誉区民条例に基づき、公共の福祉の増進、産業の振興または学術、技芸の進展など社会文化の興隆に卓絶な功績があった者に対し、その功績をたたえ、区民敬愛の対象として顕彰する制度です。

矢田さん
矢田美英氏

大谷さん
大谷信義氏

お問い合わせ先

総務部総務課総務係

〒104-8404 築地一丁目1番1号 本庁舎3階

電話:03-3546-5232

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