掲載日:2023年8月17日

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食中毒について

食中毒に注意しましょう

アニサキス

アニサキスによる食中毒が多発しています。特に冷凍していない「生サバ」を使用した「しめサバ」が原因となる事例が多数報告されています。この寄生虫は冷凍(-20℃24時間以上)または加熱で死滅します。
予防法等詳しくは下記をご覧ください。
注記:1999年以降、食品衛生法上アニサキスは食中毒の原因物質となっています。

カンピロバクター

鶏レバーやささみなどの刺身、鶏肉のタタキなどの半生または加熱不十分な鶏肉料理によるカンピロバクター食中毒が多発しています。カンピロバクターは鶏肉に高率に付着しているため、鮮度の良い鶏肉を生または半生で食べて食中毒になるケースが多くみられます。特に小さいお子様やご高齢の方、抵抗力の弱い方等では症状が重症化することがあります。
鶏肉は十分に加熱(中心部を75℃で1分間以上)するようにしましょう。
予防法等詳しくは下記をご覧ください。

ノロウイルス

都内において、高齢者施設や保育園などで、ノロウイルスの食中毒が発生しております。ノロウイルスによる感染性胃腸炎や食中毒は、一年を通して発生していますが、特に冬季に流行します。
ノロウイルスは手指や食品などを介して、経口で感染し、ヒトの腸管で増殖し、おう吐、下痢、腹痛などを起こします。健康な方は軽症で回復しますが、子どもや高齢者などでは重症化することがあります。
ノロウイルスについてはワクチンがなく、また、治療は対症療法に限られます。従って、皆様の周りの方々と一緒に、予防対策を徹底しましょう。
ノロウイルスに関する予防対策等詳しい情報は、下記をご覧ください。

家庭での食中毒防止

買い物

  • 肉、魚、野菜などの生鮮食品は新鮮なものを購入しましょう。
  • 賞味期限や添加物などの表示事項を良く確認しましょう。
  • 冷蔵ショーケースなどの温度を良く確認して購入しましょう。
  • 温度管理の必要なものは、買い物の最後にして早く持ち帰りましょう。

冷蔵庫

  • 冷蔵庫の食品は毎日チェックして、早めに食べましょう。
  • 肉、魚、野菜などの原材料と調理済み食品とは分けて保管しましょう。
  • 食肉、魚介類などは容器に入れ、他の食品と触れないようにしましょう。
  • 鶏卵も忘れずに冷蔵保管しましょう。
  • 冷蔵庫は10℃以下、冷凍庫はマイナス15℃以下にしましょう。
  • 冷気が良く回るように、食品を詰め込まないよう注意しましょう。

洗浄と加熱

  • サラダ用の生野菜などは、十分に流水で洗浄しましょう。
  • 生の魚類は、頭や内臓を除去したあと、十分に流水で洗浄しましょう。
  • 食肉やハンバーグなどは中心部まで十分に加熱して食べましょう。
  • 鶏卵の割り置きは避けましょう。また、ひびが入ってしまった鶏卵などは、すみやかに調理し、十分に加熱して食べましょう。
  • レバー刺し、ユッケ、鳥わさなど肉類の生食は避けましょう。
  • 生の肉や魚の汁が調理済み食品に付かないよう注意しましょう。

調理器具類

  • まな板、包丁、ボール、ザルなどの調理器具は良く洗浄して乾燥させましょう。
  • まな板、包丁は肉、魚などの素材用と、生で食べる食品や加熱調理食品用とを用意して使い分けしましょう。
  • ふきんは何枚も用意して、毎日洗浄乾燥したものを使用しましょう。
  • 定期的に熱湯や塩素系消毒薬で消毒しましょう。

手洗い

  • 調理や食事の前、トイレのあとには、必ず石けんで手を良く洗いましょう。
  • 調理中でも、生肉、魚介類を取り扱ったあと、野菜の下処理のあと、ゴミ処理のあとには、こまめに手を洗いましょう。
  • できれば薬用石けんなど、消毒効果もあるものを用いましょう

食事

  • 加熱調理した食品でも、2時間以内に食べるようにしましょう。
  • また、すぐに食べられない場合は、短い時間でもこまめに冷蔵保管しましょう。
  • 「まだ食べられるかな」と思っても、時間が経過したものは思い切って処分しましょう。

食中毒と思ったら

食中毒の中には、腸管出血性大腸菌O157による食中毒のように重症になる場合もあるので、すみやかに医師の診察を受けましょう。そして、早めに保健所までご連絡ください。夜間や休日は下記まで連絡してください。

夜間休日

東京都保健医療情報センター「ひまわり」(24時間)
電話:03-5272-0303

食中毒の原因と思われる食品が残っていたら捨てずに、そのままビニール袋などに入れ冷蔵保管しておいてください。
利用した店や販売店のレシートや包装紙なども捨てずに保管してください。
吐物なども原因究明のために役立ちますので、なるべく捨てずに保管してください。
食中毒の原因物質や潜伏時間・症状・予防方法については、食品衛生関係ホームページ紹介を参照してください。

お問い合わせ先

〒104-0044
東京都中央区明石町12番1号

食中毒に関しては
中央区保健所生活衛生課食品衛生第二係
電話:03-3546-5399
ファクス:03-3546-9554

食中毒以外のノロウイルス感染症に関しては
中央区保健所健康推進課予防係
電話:03-3541-5930
ファクス:03-3546-9554

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