掲載日:2025年10月29日

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河川水質調査

区内を流れる河川及び運河の水質は、排水規制や下水道の整備によって、高度経済成長期の汚濁の進んだ状況から近年かなり改善されてきました。
区では、これら河川などの水質を把握するため、5河川(隅田川・神田川・日本橋川・亀島川・築地川)と1運河(朝潮運河)において、年4回定期的に調査を行っています。

調査結果の詳細については環境測定データ集をご覧ください。

河川水質の環境基準

環境基準とは、環境基本法に基づき、大気の汚染、水質の汚濁、騒音等に係る環境上の条件について、それぞれ人の健康を保護し、生活環境を保全する上で維持することが望ましい行政上の目標値です。なお、ダイオキシン類については、ダイオキシン類対策特別措置法により環境基準が定められています。

環境基準の詳細については環境省のホームページをご覧ください。

環境省ホームページ(外部サイトへリンク)

河川(湖沼を除く)

水域類型C

水素イオン濃度(PH):6.5以上8.5以下

溶存酸素量(DO):1リットル当たり5ミリグラム以上

生物化学的酸素要求量(BOD):1リットル当たり5ミリグラム以下

浮遊物質量(SS):1リットル当たり50ミリグラム以下

備考:基準値は日間平均値とする。

海域

水域類型C

水素イオン濃度(PH):7.0以上8.3以下

溶存酸素量(DO):1リットル当たり2ミリグラム以上

化学的酸素要求量(COD):1リットル当たり8ミリグラム以下

備考:基準値は日間平均値とする。

水域類型4

全窒素:1リットル当たり1ミリグラム以下

全りん:1リットル当たり0.09ミリグラム以上

備考:基準値は年間平均値とする。

用語解説

水素イオン濃度(pH)

pHは、水の基本的な性質であるアルカリ性、酸性を示す指標であり、pHが7のとき中性で、それより大きいときはアルカリ性、小さいときは酸性になります。通常、淡水はpH7付近を示し、海水はpH8付近を示します。

溶存酸素量(DO)

DOは、水中に溶けている酸素の量のことであり、水域での自浄作用にとって不可欠なものです。比較的生命力の強いコイ、フナなどで1リットル当たり5ミリグラム以上であることが望ましいといわれています。

生物化学的酸素要求量(BOD)

BODは、水中の汚濁物質の量について、それが微生物によって酸化分解される際に必要とされる酸素量をもって表したもので、河川の有機性汚濁の指標とされています。BODが高くなれば水中の溶存酸素量は減少して水生生物に悪影響を与え、また、悪臭を発生させます。

化学的酸素要求量(COD)

CODは、試料に過マンガン酸カリウムなどの酸化剤を加えて反応させ、消費した酸化剤の量を酸素の量に換算した値をいい、湖沼や海域の有機性汚濁の指標とされています。CODの値は、大きいほど汚濁が著しいことを意味します。

浮遊物質量(SS)

SSは、粒径2ミリメートル未満の水に溶けない懸濁性の物質の総称です。河川水にSSが多くなると、光の透過を妨げ、自浄作用を阻害したり、魚類に悪影響を及ぼします。また、沈降堆積すると底の生物にも悪影響を及ぼします。

お問い合わせ先

環境土木部環境課生活環境係

〒104-8404 築地一丁目1番1号 本庁舎7階

電話:03-3546-5404

ファクス:03-3546-9550

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