出生届の書き方について

出生届の記入の注意点

出生届の記入は、基本は届出をする父母本人が正確に記入してください。

区役所に出生届を提出に来る人と届出人は別となるので、祖父母が提出するとしても、届書の届出人は父母となります。

内容に不備がある場合再来庁をお願いすることとなります。
項目ごとに見本と書き方の例を紹介しているので、ご参考ください。

出生届の提出日を記入。

出生届を提出する日付を届出日として記入します。

戸籍の【届出日】はこの届出日が記載されます。

日付の表記は基本的に和暦（平成、令和など）で記載してください。

正確な字で氏名とふりがなを楷書で記入。

生まれたお子さんの氏名を記入してください。名で使用できる文字は「常用漢字、人名用漢字、カタカナ・ひらがな（変体仮名を除く）（「ゐ」「ゑ」「を」「ヰ」「ヱ」「ヲ」は、ひらがな・カタカナに含まれます。）、符号（長音の「ー」、繰り返しの「ゝ」「ゞ」「々」）となります。

「嫡出子」とは婚姻関係にある父母から生まれた子どものことをいいます。一方「嫡出でない子」は、生まれた子どもの父母の間に婚姻関係がない子のことをいいます。

続き柄は、父母にとって一番目の男の子なら「長男」となります。さらに、二番目の子を出生した場合、その子が女の子であれば、女の子としては一番目なので「二女」ではなく「長女」となります。

また、当該父母にとっての何番目であるかという続き柄なので、父にとって二番目の男の子であっても、当該母との間に初めて生まれた男の子であれば「長男」となります。

出生証明書に記載のとおり記入。

生まれた時は届書右にある出生証明書に記載がされている年月日時分まで記入してください。時刻は12時間制で記入となるので、夜の12時は午前0時、昼の12時は午後0時と記入してください。

また出生証明書の記載に誤りがあった場合（例：午後5時を17時など）は、出生証明書はそのままにして、出生届には正しい時刻の記載をしてください。

生まれたところは、出生場所の住所を記入してください。

仮に病院で生まれた場合でも病院名を記入するのではなく、出生証明書に記載がある住所を記入してください。

生まれた子の住民登録をする住所を記入。

生まれた子の住民登録をする住所（住民票を置くところ）と世帯主氏名を記入します。

世帯主との続き柄は、父もしくは母が世帯主の場合は「子」、祖父（母）が世帯主の場合は「子の子」となります。

父母の氏名、生年月日、満年齢と本籍地を記入。

父母の氏名と父母の本籍または国籍を記入してください。生年月日は日本人の場合は和暦（昭和、平成など）を、外国人の場合は西暦で記入してください。

年齢は生まれた子が出生した時点での満年齢で記入してください。

嫡出子の場合
父母婚姻中の場合
- 生まれた子の出生時の父母の本籍・筆頭者の氏名を記入してください。
- 筆頭者の氏名は婚姻の際、夫の氏を選択された場合は父の氏名、妻の氏を選択された場合は母の氏名です。
離婚後300日以内の場合
- 父母が婚姻していた当時の本籍・筆頭者の氏名を記入してください。
嫡出でない子
- すでに母が筆頭者の場合、母の本籍・筆頭者の氏名を記入してください。
母が筆頭者ではない場合
- 母につき新戸籍を編製しお子さまを入籍させます。本籍欄は母の現在の本籍・筆頭者の氏名を記入の上、「その他」欄に、新しい本籍（母子が入る戸籍）を記入してください。
- 現在の本籍地以外の区市町村に新本籍を編製する場合には、現在の戸籍謄本が1通必要になってきます。