掲載日:2023年6月6日

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基本計画2023を策定しました

本計画は中央区基本構想(平成29年6月策定)に掲げた将来像の実現に向けた取組を総合的かつ計画的に展開していくため、令和5年度を計画の初年度として、今後10年間(前期5カ年、後期5カ年)を見据えた具体的な施策や取組内容を示す新たな計画「中央区基本計画2023」を策定しました。

目次

 計画の位置付けと役割

計画の基本的な考え方のイメージ図

 本区の将来人口

令和5年1月の人口推計によると、本区は今後も当面人口増加が続き、令和9年内に20万人を突破する見込みとなっています。

(各年1月1日)

  • 令和5年(2023年) 174,074人
  • 令和10年(2028年) 202,177人
  • 令和15年(2033年) 219,556人

将来人口の推移の図

 3つのまちづくりの視点と9つの基本政策

中央区基本構想では、施策分野ごとの考え方として、3つの「まちづくりの視点」からなる9つの「施策のみちすじ」を示しています。本計画では、この「施策のみちすじ」を「基本政策」と位置付けています。

まちづくりの視点1 一人一人の生き方が大切にされた安心できるまちを目指して

  • 基本政策1 すべての人々が健康で安心して暮らせるまち
  • 基本政策2 誰もがいきいきと笑顔で暮らせるまち
  • 基本政策3 互いに尊重しあって心豊かに暮らせるまち

まちづくりの視点2 快適で安全な生活を送るための都市環境が整備されたまちを目指して

  • 基本政策4 災害・犯罪に強くいつまでも住み続けられるまち
  • 基本政策5 水とみどりあふれる豊かな環境を未来へつなぐまち
  • 基本政策6 魅力ある都市機能と地域の文化を世界に発信するまち

まちづくりの視点3 輝く個性とにぎわいが躍動を生み出すまちを目指して

  • 基本政策7 多彩な産業が地域に活力を与え、多様な人が集いにぎわうまち
  • 基本政策8 豊かな学びにあふれ健やかな体を育むまち
  • 基本政策9 人々のつながりが広がる文化の香りと平和に包まれたまち

 10年後の中央区のイメージ

 まちづくりの視点1 一人一人の生き方が大切にされた安心できるまち

まちづくりの視点1の図表

切れ目のない支援により、安心して妊娠・出産・子育てができる

  • 「子ども子育て応援ネットワーク」により妊娠期から子育て期まで継続支援
  • 「パパママ教室」や「あかちゃん天国」などの相談支援体制を充実
  • 保育の場の確保と質の向上により、すべての子どもに良好な保育環境を提供

高齢者が住み慣れたまちでいきいきと暮らし続けられる

  • 各種在宅サービスの充実により、高齢者の在宅生活を継続的に支援
  • 「中央粋なまちトレーニング」の普及など高齢者の健康づくりを支援
  • いきいき館、シニアセンターにおいて高齢者の主体的な社会参加活動や仲間づくりを促進
  • おとしより相談センターを中心とした包括的相談支援により高齢者の複合的課題に対応

地域生活課題を解決するための包括的な支援体制が構築されている

  • 福祉総合相談窓口(仮称)の開設など、複雑・複合化した相談を受け止め、適切な支援につなぐ体制を整備
  • 高齢者通いの場やみんなの食堂といった、社会的孤立を防ぎ、誰もが気軽に交流できる居場所の充実
  • 地域活動への支援や社会資源の活用によるネットワークの構築など、住民同士の支え合いの仕組みづくりを推進

子どもたちが安心して過ごせる放課後の居場所が充実している

  • 区立小学校に学童クラブを設置
  • 学童クラブとプレディを一体的に運用
  • スポーツ教室や文化活動などさまざまな経験ができるよう、既存施設や民間活力なども最大限活用
  • 放課後等デイサービスなど、特別な支援を必要とする児童への支援を充実

障害者が地域で自立し、充実した生活を送ることができる

  • 一人一人のニーズに応じた相談支援体制を充実
  • 地域生活支援拠点の取組を強化し、施設から地域への移行支援を充実
  • 本人の希望を踏まえた就労や社会参加を支援
  • 医療的ケアなど支援が必要な子どもが地域で育ち、成長していくことのできる環境を整備

多様性や価値観を認め合い、自分らしい生き方を選択できる

  • 年齢や国籍、性的指向などを問わず誰もが幸せを実感できるよう、人権に関する普及・啓発を推進
  • 性別にかかわらず誰もが活躍できるよう、さまざまな場において男女共同参画を推進

 まちづくりの視点2 快適で安全な生活を送るための都市環境が整備されたまち

まちづくりの視点2

脱炭素に向けた取組が加速している

  • 制度改正などによる建物建築におけるZEB・ZEH化の取組の徹底
  • 「中央区の森」の拡大と、自治体間の垣根を越えた広域的な取組を通じてカーボンオフセットを推進
  • 新たなエコアクト等により、省エネ活動の輪を拡大

公共交通等の整備が進み、快適な移動が実現している

  • 都心部と臨海部を結ぶ地下鉄新線の早期事業化へ向けた取組を加速
  • コミュニティバスルートを見直し、BRT等の他の交通手段との乗り継ぎ利便性や晴海地区における交通利便性を向上
  • 大型バスや荷捌き車両の路上駐車への対応など、地域特性を踏まえた総合的な駐車対策により、歩行者を中心とした快適な交通環境を確保

みどり豊かで回遊性の高い歩行者ネットワークが整備されている

  • 銀座と築地をつなぐ都心に開かれた緑化空間など、多様なライフスタイルを支える新たなアメニティ空間を創出
  • 道路の利活用等に関する支援を行うことで、東京駅前地区での歩行者ネットワークを強化
  • 街路樹や緑道を整備し、歴史文化拠点がつながることで回遊したくなる豊かでやすらぎのある都心環境を実現

将来の本区を形づくる都市活性プロジェクトが活発に進んでいる

  • 日本橋川沿い、東京駅前、築地、晴海の各エリア等では、都市基盤の整備と開発事業等と連携して、都市の活性化に向けた取組を推進
  • 各エリア全体の工事期間中を含めたにぎわいの創出や地域コミュニティの醸成等の取組を推進

豊かな水辺環境が最大限に活用され、魅力的な空間が創出されている

  • 船が身近な交通手段となるよう、都内随一の水辺空間をいかした舟運ルートを開設
  • 自然環境や周辺環境に配慮した水辺整備を進め、水辺の回遊性を向上し、にぎわいも創出

地域の防災力・防犯力が向上している

  • 在宅避難や高層住宅防災対策、帰宅困難者対策など地域特性に応じた取組を積極的に推進
  • 幅広い世代が、防災拠点の運営や訓練に参加する環境づくりを進め、地域防災の担い手の育成を支援
  • 防犯カメラの整備や自主的な地域見守り活動の支援などを通じ、地域ぐるみの防犯力を強化
  • 区民一人一人が「かしこい消費者」となるために必要な消費生活に関する情報発信・相談体制を強化

 まちづくりの視点3 輝く個性とにぎわいが躍動を生み出すまち

まちづくりの視点3の図表

都市観光の魅力が広がり、多くの人々が文化に親しんでいる

  • 国内外から多くの観光客を呼び込むためのアウトリーチ型のプロモーションを実施
  • 区の日常風景などを収集し、デジタルによるアーカイブ化を実施
  • 地域に点在する区の歴史・文化資源を見える化し、広く発信

区内産業が活性化し、新しいアイデアや活力が創出されている

  • 各地域の希望や特色に合わせた産業支援と地域に活力をもたらす中小企業等の支援を推進
  • 創業相談体制の充実や創業支援事業者との連携による包括的・継続的な創業支援を推進
  • 商店街のさらなる集客に向け、イメージやブランド力の向上を図る取組を支援

確かな学力と豊かな心を育む学校教育が展開されている

  • 晴海西小・中学校の開設や日本橋中学校の改築など、施設整備の面から良好な教育環境を整備
  • ICTのさらなる活用を通じ、個別最適な学びと協働的な学びの一体的な教育を充実
  • 地域人材の活用や、東京2020大会のレガシーを踏まえ、学校、家庭、地域が連携した教育活動を実践

良好なコミュニティが確立し、地域活動が活性化している

  • 区民の交流の場となるイベント等を積極的に開催
  • 少年リーダー養成研修会や地域コミュニティ担い手養成塾などの実施により地域人材を育成
  • SNS等を活用した情報共有や発信力の強化を図りながら、町会・自治会の活動を支援

生涯を通して学びや活躍の機会が充実している

  • 中央区民カレッジを通じて多様な学びの機会を提供
  • 主体的な学び合いの担い手となる生涯学習サポーターを育成
  • 本の森ちゅうおうを中心とした利便性の高い図書館サービスと読書環境を充実

誰もが気軽にスポーツを楽しんでいる

  • 学校、公園等の公共施設、空間を有効活用し、誰もがスポーツを楽しむことができる環境を整備
  • 「区民スポーツの日」の実施など、ライフステージに応じたスポーツをする機会を提供
  • 地域住民によって運営されている地域スポーツクラブを支援

 リーディングプロジェクト

本区を取り巻く環境変化を踏まえ、基本構想で掲げる将来像の実現に向けて政策横断的に取り組むべき施策を4つの「リーディングプロジェクト」に整理し、「中央区セントラルパーク構想」として展開していきます。リーディングプロジェクトは、基本政策の取組からそれぞれのテーマに沿って選定・構成されており、基本計画全体を先導していく役割を担います。

 中央区セントラルパーク構想~人と水とみどりの森~

東京の中心(セントラル)に位置し、歴史的にも日本の経済・文化の要となってきた本区が、さらに魅力を高め続けられるよう、区内全域を、やすらぎ・交流・にぎわいの場(パーク)として位置付け、環境、都市づくり、地域コミュニティ、経済・文化の4つの視点から、まちもつながる、ひともつながる政策を展開します。

 01 ゼロカーボンシティプロジェクト

未来の子どもたちへ持続可能なまちをつなげていくためにも、都心区の特性を踏まえ、カーボンニュートラルの実現に向けたあらゆる取組を推進していきます。

リーディングプロジェクト1の主な取組などの説明

 02 水とみどりプロジェクト

移動自体を楽しめるような、誰もが自然と回遊したくなる仕組みづくりをすすめ、水とみどりにあふれる、やすらぎと憩いのまちを目指して取組を進めていきます。

リーディングプロジェクト2の主な取組などの説明

 03 コミュニティ活性化プロジェクト

地域コミュニティが多様な担い手により支えられ、各コミュニティにおける取組やイベントが活発に行われる中で自然と交流が生まれる、災害時はもちろん、常日頃から住民同士が助け合えるまちづくりを進めていきます。

コミュニティ活性化プロジェクトを示す画像

 04 経済活性化・文化振興プロジェクト

本区ならではの伝統と文化を守るとともに、新たな価値の創造も積極的に支援することで、区内の産業や観光に新たなにぎわいを創出し、誰もが訪れたい、働きたいと思えるまちを実現します。

経済活性化・文化振興プロジェクトの画像

 計画の体系図

計画の体系図の図表

(画像をクリックして拡大表示できます)(PDF:369KB)

 計画の構成

  • 目次
  • 第1章 計画の基本的考え方
  • 第2章 中央区の現状
  • 第3章 中央区の目指す方向
  • 第4章 10年後の中央区のイメージ
  • 第5章 リーディングプロジェクト
  • 第6章 計画の体系
  • 第7章 9つの基本政策
  • 第8章 計画推進のための区政運営の考え方
  • 参考資料

 計画書PDF

全体版

分割版

 概要版PDF

全体版

分割版

 関連リンク

 令和5年度予算との関連

中央区予算(案)の概要では、「新たなステージへ!」と題する令和5年度予算のうち、主な新規・充実等事業を9つの基本政策ごとにまとめています。

お問い合わせ先

企画部政策企画課政策企画担当

〒104-8404 築地一丁目1番1号 本庁舎2階

電話:03-3546-5213

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