掲載日:2023年1月18日
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脳を守ろう! MTBI(軽度外傷性脳損傷)
脳を守ろう! MTBI(軽度外傷性脳損傷)パンフレット(表)(PDF:3,343KB)
脳を守ろう! MTBI(軽度外傷性脳損傷)パンフレット(裏)(PDF:3,436KB)
MTBIとは
交通事故やスポーツ外傷などで頭を打ったり、頭が強く揺さぶられたりすると、脳に衝撃が伝わり、脳損傷が起こることがあります。WHO(世界保健機構)の報告によると30分以内の意識喪失、24時間未満の外傷後健忘を示す脳損傷は、MTBIと呼ばれます。
衝撃が軽度でCT検査などに異常がない場合でも、数日から数週間経って重い症状や長引く症状が現われることがあり、注意が必要です。
主な原因
- 交通事故
- 高所からの転落
- 転倒
- スポーツ外傷
- 暴力
- 乳幼児の揺さぶり
主な症状(症状や程度には個人差があります。)
- 高次脳機能障害(記憶力、理解力、注意・集中力の低下と情緒不安定)
- 発作性意識障害(てんかん発作)
- 運動まひ、知覚まひ(手足の動きが悪い、手足の感覚がにぶい)
- 脳神経のまひ(においがしない、見えにくい、味がしない、水にむせる)
- 括約筋の障害(尿や便の出方が今までと違う)
診断
交通事故などの後に、次の症状が現れたら、神経内科などの医療機関を受診してください。
受傷後の症状
- 意識状態がいつもと違う
- 事故前後の記憶がない
- けいれん
- 手足に力が入りにくい、手足がしびれる
(注意事項)手足に力が入りにくいなどの症状は、事故後数時間から数日、場合によっては数週間後に現れることがあるので、注意が必要です。
MTBIの予防
幼児期
- 自転車や車に乗るときは、体格にあったチャイルドシートを使用しましょう。
- 強く揺さぶらないようにしましょう。
青少年
- 自転車に乗るときは、ヘルメットを着用しましょう。
- スポーツをするときは、防具を使用しましょう。
高齢者
- 運動や体操で足腰を鍛え転倒を予防しましょう。
- 転倒防止のための環境を整えましょう。
(滑らない階段・手すりの設置、段差解消など)
MTBIの理解と支援
外見上で症状があることがわかりにくく、それぞれ症状が異なることから、日常生活や社会生活のしづらさについて、周囲の理解や配慮を得られにくいといった問題があります。
MTBIの原因・予防、症状とそれに伴う生活のしづらさについて、私たち一人一人が理解を深め、軽度外傷性脳損傷のある方が、日常生活や対人関係、学業や仕事などの社会生活を送る上で、支援の輪を広げていくことが必要です。
お問い合わせ先
精神保健に関する相談
中央区保健所健康推進課予防係
住所:明石町12-1
電話:03-3541-5930
日本橋保健センター
電話:03-3661-5071
月島保健センター
電話:03-5560-0765
身体障害手帳・精神障害者保健福祉手帳に関する相談
障害者福祉課相談支援係
電話:03-3546-6753
高次脳機能障害に関する相談
福祉センター支援係
電話:03-3545-9311
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