掲載日:2024年5月2日
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空襲
一七年式防空用防毒面(甲) 昭和17年(1942)に製造された防空用の防毒面。 ガス弾の投下も想定されたため、防空対策として多数の防毒面が普及した。
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中央区所蔵 |
鉄兜 一般市民が空襲に備えて用意した鉄兜。 激しい空襲から身を守るために国民の多くが鉄製の兜を使用したが、戦争末期には竹製の代用帽が作られた。
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郷土資料館所蔵 |
警視庁兜 石川光陽氏が警視庁勤務時に使用していた兜。 アルミニウム製の兜であるため軽量である。
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提供:石川 令子 |
防火担任者たすき 空襲時に防火担任者が着用したたすき。警防団の補助として隣組家庭防空群の組織ができて、各家庭で常時在宅している人が防火担任者として定められた。
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中央区所蔵 |
防毒マスク・防空用防毒吸収缶 空襲対策として公共施設・職場・家庭等に備えられていた防空用具。防空演習で使用されたが、実際の空襲ではあまり役に立つものではなかった。
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中央区所蔵 |
M69 焼夷弾 日本の木造家屋用に開発されたM69焼夷弾(ナパーム性焼夷弾)。鉄製の筒には油脂が詰められ、爆発して高温の油脂が飛び散って燃え広がる。
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中央区所蔵 |
空襲警報看板 空襲警報伝達用の看板。地色が赤で白文字の「空襲警報発令中」の看板は、発令と同時に官公所・学校・駅・百貨店・主要道路の交差点、人々が見やすい個所に掲示した。
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郷土資料館所蔵 |
防空サイレン 警戒警報や空襲警報等の発令を伝えるために使用した手動式サイレン。ハンドルを回すと鋭い高調音が出て、人々に避難や防火準備などの行動を促した。
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郷土資料館所蔵 |
消火弾 消化液の入ったガラス製の消火器。火中に勢いよく投げつけて容器を砕き、中の液体を飛散させて消火する。
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郷土資料館所蔵 |
伝単「無条件降伏の意義」 日本の各都市上空からアメリカ軍が大量に撒いた伝単(宣伝ビラ)。戦意喪失・投降・空襲予告などを目的に作られた印刷物で、資料には日本国民に対して無条件降伏を熟考するように呼び掛ける日本文が印刷されている。
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中央区所蔵 |