掲載日:2024年3月26日

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ツヤハダゴマダラカミキリについて

ツヤハダゴマダラカミキリは、ヤナギ、アキニレ、カツラ、サクラ、トチノキなどのさまざまな広葉樹を食害して枯らしてしまう外来種で、2023年9月に「特定外来生物」に指定されました。

ツヤハダゴマダラカミキリのオスツヤハダゴマダラカミキリのメス

ツヤハダゴマダラカミキリ(左はオス、右はメス)

(写真提供:国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所)

 

特徴

体長:17ミリメートルから40ミリメートル

成虫はおおむね4月から10月頃にかけて樹木の中から出てきますが、5月から8月頃にかけて多く見られます。

在来種のゴマダラカミキリと見た目はよく似ていますが、硬いはね(鞘翅)のつけ根近くに小さなぶつぶつがない(在来種のゴマダラカミキリはぶつぶつがある)、体全体にサテンのような艶がある(在来種のゴマダラカミキリは表面に凹凸があり艶がない)などの違いがあります。

ゴマダラカミキリとツヤハダゴマダラカミキリの比較

ゴマダラカミキリ(在来種:写真左)とツヤハダゴマダラカミキリ(外来種:写真右)

(写真提供(国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所)されたものを、区で加工しています。)

生息場所

樹種

ヤナギ類、ニレ類、カツラ、トチノキ、カエデ類など

点検方法

成虫が木の上方に産卵しやすいため、こずえの先から枝枯れする被害木が多いです。このため、上記の樹種について、下の方の葉は青々としているのに、枝先がたくさん枯れてしまっていた時には、幹や枝にまん丸の穴(産卵痕、脱出孔)が開いていないか、樹皮がはがれているところに木くずと幼虫の糞の混合物(フラス)がないか探してみてください。

被害木(カツラ)

被害にあったカツラの木(写真提供:東京都環境局)

産卵跡と脱出孔

産卵痕(写真左)と脱出孔(写真右)(写真提供:東京都環境局)

フラス

フラス(写真提供:東京都環境局)
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駆除方法

街路樹や公園でツヤハダゴマダラカミキリの成虫を見つけた場合は、その場で踏みつけるなどして駆除してください。

特定外来生物は原則として、生きたまま持ち運ぶことが禁じられています。

また、見つけた場所を下記「お問い合わせ先」までお知らせください。

ご自宅や会社などの敷地内の駆除は、所有者様、管理者様で行っていただくことになります。区は東京都と連携して虫の判別や駆除の方法などをご案内します。


上記は、国立研究開発法人森林研究・整備機構森林総合研究所「見つけよう!ツヤハダゴマダラカミキリ」、林野庁「令和4年度ツヤハダゴマダラカミキリによる被害や防除の方法等に関する調査事業実施報告書」をもとに作成しました。

中央区における防除の実施について

特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律(平成16年法律第78号)第17条の4第1項の規定に基づく市町村(特別区を含む)による防除の確認は以下に公示されています。

なお、区ではツヤハダゴマダラカミキリと併せて同じカミキリムシ科であるサビイロクワカミキリ、クビアカツヤカミキリの確認を受けています。

特定外来生物 新法に基づく防除の公示一覧(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)

お問い合わせ先

環境土木部環境課生活環境係

〒104-8404 築地一丁目1番1号 本庁舎7階

電話:03-3546-5403

ファクス:03-3546-9550

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