中央区民文化財70 海幸橋の親柱 附 橋梁竣工図面(かいこうばしのおやばしら つけたり きょうりょうしゅんこうずめん)
更新日:2016年9月1日
区民有形文化財・建造物
所在地:築地五丁目及び六丁目 1.築地五丁目2番先(旧海幸橋北西位置 鋼鉄製親柱) 2.築地五丁目2番先(旧海幸橋南西位置 石造親柱) 3.築地六丁目20番先(旧海幸橋南東位置 鋼鉄製親柱) 4.築地六丁目27番先(旧海幸橋北東位置 石造親柱)
海幸橋は、昭和2年に旧築地川東支川の隅田川河口部に創架された鋼鉄橋です。大正12年の関東大震災で日本橋にあった魚河岸が全焼してのち、築地に移転しましたが、その時に魚河岸の入口に新しく架橋された橋でした。
橋梁設計は東京府道路局で、築地川東支川は平成7年に埋立てられ、橋本体は同14年に撤去されました。しかし、鋼鉄製の親柱2基と石造親柱2基はそのまま記念物として現地に保存されることになりました。
鋼鉄製親柱2基は破損した部材をもと通りに修復し、塗装も創架当時の濃緑色に戻してあります。この鋼鉄製の親柱のデザインと4基の配置は、日本ではめずらしいオランダのアムステルダム派のデザインの特徴をもっており、点対称に2基づつ配置されているめずらしい構造です。この橋の竣工図面12枚とともに区民有形文化財として登録されました。
海幸橋の親柱 附 橋梁竣工図面
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