掲載日:2023年6月27日

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流行性角結膜炎(はやり目)

流行性角結膜炎(はやり目)とは

アデノウイルスにより引き起こされる急性の結膜炎のことで、感染力がとても強いです。

学校保健安全法上の学校感染症の一つで、感染の恐れがなくなるまで出席停止となります。

感染経路

感染経路は主として手を介した接触感染です。患者がウイルスに感染した眼を手でこすると手に大量のウイルスが付着します。その手で触れたタオルや環境面にウイルスが付着し、そこを他の人が触れ、無意識に目や口に触れるといった経路で感染が成立します。

主に家族内感染や学校・職場内など集団感染がみられています。医療器具による院内感染もあります。

症状

症状としては目の充血やめやに、涙目になる、まぶたがはれる等があり、症状が治るまで2~3週間かかります。視力が低下することもあります。2、3日して他眼に発症することもあります。

予防接種・治療

予防接種はありません。

またウイルスに対する有効な薬剤はなく、治療法としては、充血・炎症に対しステロイドの点眼を行い、細菌の混合感染の可能性がある場合は抗菌剤の点眼を行います。充血が落ち着いても1ヶ月程度はウイルスが残っていることがあるため、点眼薬はしっかりと継続して使用する必要があります。

予防方法 -感染を広げないための注意点-

手をよく洗い、手で目をこすったり、顔に触れたりしないでください。お風呂は最後に入り、タオル類の共有はやめましょう。また触れたところは消毒を徹底しましょう。

できるだけ安静にし、休養をとります。治ったように見えても、しばらくの間は外出などは控えましょう。

感染症法との関係

流行性角結膜炎は、五類感染症(定点把握対象)として定められ、定点医療機関から毎週患者数が報告されています。

届出基準や発生届の様式は、東京都感染症情報センターのホームページをご確認ください。
東京都感染症情報センター(外部サイトへリンク)

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お問い合わせ先

中央区保健所健康推進課感染症対策係

〒104-0044 明石町12-1

電話:03-3541-5988

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