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「区のおしらせ ちゅうおう」 令和4年1月1日号

新春座談会 ゼロカーボンシティ中央区

令和3年3月30日、区は第一回区議会定例会において決議を得て「ゼロカーボンシティ中央区宣言」を行いました。これは区と区民、事業者の皆さんとが一丸となって、2050年までに二酸化炭素排出量実質ゼロを目指すという決意を広く内外に宣言したものです。そこで今回の座談会では、長年にわたり環境の分野で活動を続けられている団体の代表者3人をお招きし、山本区長と語り合っていただきました。

写真:田中淳夫さん

特定非営利活動法人
銀座ミツバチプロジェクト副理事長
     田中淳夫さん
写真:中島憲一さん

特定非営利活動法人
はな街道専務理事
     中島憲一さん
写真:岸本裕子さん

中央区環境保全ネットワーク代表
     岸本裕子さん
写真:山本泰人 区長

     山本泰人 区長


環境改善に向けた取り組み

田中 銀座のビルの屋上でミツバチを飼い、蜂蜜を採る「銀座ミツバチプロジェクト」は平成18年(2006)にスタートしました。自然とは一番遠い存在であるともいえる大都会の空をミツバチが飛び交い、自然との共生を目指すというある意味で挑戦的な取り組みでしたが、ありがたいことに当初から多くの方にご支援をいただきました。今ではミツバチプロジェクトの活動は全国100カ所以上、海外でも韓国のソウルや台湾の台北にまで広がり、また銀座で採れた蜂蜜から、デパートやホテル、レストランバーなどで数多くの商品が誕生しています。ちなみに昨年は銀座周辺で2トンを超える蜂蜜が採れました。これは国内生産量の0.07%近くを収穫できたということになり、改めて中央区の環境の豊かさを実感しています。

中島 「はな街道」事業は、国土交通省東京国道事務所と協働し、中央通りの花壇を四季折々の花々で彩る活動で、平成14年(2002)に江戸開府400年を記念しスタートしました。地域との一体感を生み出すため町会や商店会、企業の皆さんに花の寄金の提供者「花奉行」と、水やりなどの管理をしていただく「水奉行」という形でのご協力をお願いし、事業を行っています。
 主な活動として、日本橋本町から日本橋室町、日本橋を経て京橋までの中央通り約2kmにわたる花壇の花の植え替え、雑草取りやチューリップの球根を植えるクリーンウォーク、また地元の城東小学校(外部サイトへリンク)常盤小学校(外部サイトへリンク)阪本小学校(外部サイトへリンク)の児童による花植えなどを行っています。この他、地方との交流として、群馬県の藤岡北高校の皆さんに、自分たちが育てたパンジーを植えていただくという事業も実施しています。
 私自身は日本橋浜町で生まれて、今は日本橋人形町に住んでおりますけれども、今こうして、中央通りを花で飾る活動に携われるということを、大変うれしく、またやりがいがあることと感じております。

岸本 「中央区環境保全ネットワーク」の活動は、平成14年(2002)にスタートしました。発足以来、地球環境負荷の軽減を中心に、情報交換・研修会・講演会などを行っています。中でも年1回、区内の小学校を会場に開催している「子どもとためす環境まつり」は私たちの活動の柱です。子どもたちや地域の方々に体験を通して環境問題を理解し、興味を持ち、「気付く」ことができる体験型環境学習イベントで、企業、団体、行政、学校が連携してブースを出展します。この中でブースを手伝う子どもボランティアを募集し、環境活動を通して子どもたちの成長を応援する「サーモンプロジェクト」を実施しています。この名前には、中央区で育った子どもたちが成長して戻ってきて、また中央区で、そして日本で活躍してほしいという願いが込められています。
 この活動は民間主導の環境学習まつりとして高い評価をいただいており、2018年度には「東京都共助社会づくりを進めるための社会貢献大賞」において特別賞を受賞しました。

区長 私からはまず、「ゼロカーボンシティ中央区宣言」に至った経緯を改めて説明させていただきます。
 「2050年のカーボンニュートラル実現」を目指す動きが国際的に広まる中、日本においても、令和2年10月に当時の菅内閣総理大臣が所信表明演説で2050年カーボンニュートラルを宣言しました。この目標を達成し、地球温暖化の進行を食い止めることができなければ、気候変動が私たちの生活環境に深刻な影響を及ぼします。首都東京の中心に位置する本区は、活発な経済活動により日本経済をけん引する一方で二酸化炭素の排出量が多く、環境に負荷をかけていることから、その抑制に率先して取り組む責務があると考えております。
 区が中心となって、区民、事業者とともに団結してこの気候危機に対する取り組みを加速させていくためにも、2050年までに持続可能な脱炭素社会を目指す強い決意を「宣言」という形で表明する必要があると考え、区議会の決議を得て宣言を行いました。

これまでの活動を振り返って

中島 「はな街道」事業のスタート時から感じているのが、日本橋を愛してやまない皆さんの心意気です。「資金集めや花壇の維持管理などについては素人だが、日本橋のためなら何とかやってみようじゃないか」という気概のようなものを当初から感じていました。
 そして実際に活動が始まると、整備された花壇をバックに、ベビーカーに乗ったお子さんの写真を撮っている姿や、楽しそうに花を植え、水やりしている地元の小学生、クリーンウォークに参加し一生懸命に雑草取りや花殻摘みをする企業の皆さんなどの様子を目にします。また、通りを歩く人がそれを見て「ありがとう」「ご苦労さま」と声を掛けて下さる。多くの皆さんが、花を、そして小さな自然を愛しているのだなあと思うとき、この活動をやっていて本当に良かったと喜びを感じます。
 以前は、事務局員自らがサポートのお願いに企業を訪問していましたが、今では企業側から「花奉行」になりたい旨の連絡をいただくようになり、環境美化活動への理解が深まっていることをうれしく思っています。

岸本 令和2年の「子どもとためす環境まつり」は、新型コロナウイルスの影響で小学校での開催は中止となりました。しかし何か別の開催方法はないかと検討し、各参加団体に動画を作成してもらい、それをまとめてYouTubeで公開するという形で、半年間「子どもとためす環境まつり WEB版」を開催しました。昨年も10月から25団体34本の動画を公開しています。
 コロナ禍においても継続的に開催できたこと、環境をテーマにした創意工夫あふれる動画作品が公開でき多くの方に視聴いただいていることは、貴重な体験で新たな挑戦・展開になりました。

田中 ミツバチは環境指標の生き物で、花がなければ生きていけません。地域の皆さんや行政が花を植えていただいているおかげで、ミツバチも生きられる。ある意味、命がつながっているということがすごく分かる。銀座のような繁華街でも、たくさんの蜂蜜を集められるということは、生き物視点ですが、中央区の環境の豊かさの裏返しではないかなと思います。
 一方、蜜源を増やす取り組みで、福島市とは震災前から菜の花を通じた交流を続けています。その一環として、福島市の西信(せいしん)中学校と銀座中学校(外部サイトへリンク)の交流のお手伝いもしています。コロナ禍で対面ができない状況でも、ビデオレターで交流をして、昨年は西信中学校の周年事業に、銀座中学校(外部サイトへリンク)の生徒会が招かれました。このように、花を植えるだけでなく、皆さんの「想い」がつながることで、どんどん交流が進んでいく。ミツバチが人と人とをもつなげていくということが見えてきました。
 新型コロナウイルス感染症が広がったときに、銀座に人影が消えても、花はたくさん咲き、ミツバチたちは花粉と蜜をせっせと集めていました。人間世界が大変なことになっても、自然の中では、普通に命の営みが続いているということが、すごく印象的でした。

区長 区では早くから環境に対する問題意識を持ち、さまざまな環境施策を実施してまいりました。その中で象徴となる「中央区の森」事業は、行政区域を超えた広域的視点を踏まえた地球温暖化対策事業として平成18年(2006)10月から全国に先駆けて東京都檜原村で開始しました。現在は4地区で合計約50ヘクタールの森林において保全活動を行っています。整備の過程で発生した間伐材は、豊海小学校(外部サイトへリンク)の図書館の本棚、区立公園のベンチなど区民の身近な施設で活用しており、今後は、「本の森ちゅうおう(仮称)」の書架や晴海に整備する小中学校の外装などでも活用する予定です。
 また省エネ活動の普及促進にも力を入れております。日常生活や事業活動において省エネ活動を実践していただく「中央エコアクト」をはじめ、省エネ機器の導入に要する費用の助成、リサイクル活動や緑化活動にご尽力いただいた事業者などに対する「感謝状の贈呈」などを実施しています。この他、環境情報センター(外部サイトへリンク)を中心とした普及啓発活動などの事業を行っておりますが、これらの事業を通じて、区民や事業者の方々と連携して環境施策を展開していきたいと考えています。

現在直面している課題

岸本 私たちは「子どもとためす環境まつり」などを通じて、さまざまな環境問題を発信しているのですが、その情報をいかにより多くの方に伝え、関心を持ち、どのように行動すべきか気付いてもらうのが一番の課題だと思っています。
 また、私自身の専門分野は建築ですが、建築界においても2021年4月改正建築物省エネ法が施行され、持続可能な社会に向けた取り組みが高まっています。日本の建物は建設から廃棄までそのサイクルは欧米に比べて大変短く、住宅では30年とも言われています。でも、区内には近代建築のビルをはじめ、看板建築、町屋や長屋の建物など価値のある建築物がたくさん存在しています。省エネルギーという消費の提言ばかりではなく、歴史や文化を大事にし、長期にわたり使い続けていくために要求される性能を満たす修繕をしながら、愛着を持って末永く活用していくことにも、もっと目を向けていくべきだと思います。

田中 私たちが16年前に養蜂を始めたとき、東京の桜の開花は3月28日でした。それが年を追うごとに早くなっています。桜に続いて、トチノキだとかユリノキとか、次々と、競うように咲いていき驚いています。
 その一方で、ミツバチを含め、蜜を求める生き物の準備がまだ整っていないということがあります。冬から急に春になっても、生き物はそこまで成長していない。しかし花は咲き終わってしまう。そういう命のずれが起こっているのではないか。それは地球規模で考えると、多くの生き物の命の連鎖が、温暖化によって途切れつつあるのではないかと最近特に危惧しています。そういう意味では、身近な生き物を通して、目には見えないものを見ていくということも、必要だと考えています。

中島 私も地球環境の変化についてなのですが、「はな街道」を始めた頃、花壇の水やりは、水奉行さんと降雨で十分でした。ところが最近は、気候変動の影響なのか、雨が少なく、乾燥が続いて、水奉行さんの水やりだけでは全然足りないという状況になっています。近年は、夏に10回程度、散水車を使って水を与えるというような状況で、地球温暖化、気候変動を身近に感じています。
 また、課題といえばやはり会員をいかに増やしていくかでしょうか。現在のところ、全ての花壇に花奉行さん・水奉行さんがついているわけではありません。告知の手段が、花壇に設置しているサインボードとか、ホームページなどだけなので、テレビや雑誌といったメディアに取り上げていただき、露出を増やし、認知度を高めていくことも大切だと思っています。

区長 私からは区の現状と今後の長期計画についてお話しします。
 区では、中央区環境行動計画2018を策定し、望ましい環境像として「水とみどりにかこまれ 地球にやさしく 未来につなぐまち 中央区」を掲げ、環境にやさしいまちづくりを推進しています。この計画では、低炭素社会を目標の一つとして掲げていますが、今後は脱炭素社会の実現に向けた取り組みの推進が求められており、令和4年度に中間見直しを予定しています。令和3年3月に発表された2018年度の本区の二酸化炭素排出量は2013年度比約13%減と、排出量の削減は進んでおりますが、これを加速させていかなければなりません。
 また、吸収源としての緑化を推進していくことも重要と考えておりますが、区内においては、充分な緑地空間の確保に至っていない現状です。こうした中、選手村が「晴海フラッグ」に生まれ変わり、緑豊かなオープンスペースや海を臨む緑地の創出、晴海ふ頭公園(外部サイトへリンク)や晴海緑道公園によるウォーターフロントプロムナードの連続化など、水とみどりのネットワークの拡充が図られます。
 さらに、「日本橋上空の首都高速道路地下化」を契機として区が策定した「築地川アメニティ整備構想」や、区も提案し都が策定した「東京高速道路(KK線)再生方針」、また築地市場(外部サイトへリンク)跡地の再開発など、緑や水辺を活用したより快適な環境づくりに向けた取り組みが進められています。
 区ではこのような機会を捉え、銀座・築地周辺を結ぶみどりのプロムナードの創出を図るとともに、築地市場(外部サイトへリンク)跡地の再開発、浜離宮恩賜庭園(外部サイトへリンク)、隅田川に続く広域的な歩行者中心の水とみどりのネットワークの形成を目指すため、令和3年7月に「銀座・築地周辺みどりのプロムナード構想」を策定いたしました。
 本構想では、東京高速道路の上部空間に47都道府県の花や木を使い、東京にいながら全国の四季を感じることができる空間や、地域の歴史や文化などを生かした魅力的な空間の形成などの必要性を示しており、本構想を実現し、緑豊かで快適な「環境都市東京」の象徴にしていきたいと考えています。

写真:「銀座・築地周辺みどりのプロムナード構想」イメージパース
「銀座・築地周辺みどりのプロムナード構想」イメージパース

今日から明日へ

田中 ミツバチプロジェクトは、現在全国約100カ所に広がり、コロナ禍でもつながろうとおととしの5月から毎月オンライン会議を開催しています。
 各団体の活動は単にミツバチを飼い、蜂蜜を採るだけではありません。例えば蜜源となる緑化を進めたり、子どもたちへの環境教育を行ったり、元気のない商店街を活性化させたり、耕作放棄されている畑に花を植えたりと、おのおのが地域の課題に向き合っています。
 このように私たちのプロジェクトでは、机上で議論をするだけではなく、実際に地域で活動する全国の仲間たちと一緒に、社会的課題に取り組む態勢が整いつつあります。今後は、このネットワークを世界的規模で生かして、環境指標生物であるミツバチとともに循環型社会の実現を目指していきたいと考えています。

中島 今、中央通りを歩いていると、ベビーカーに赤ちゃんを乗せたお母さん、また、高齢者が随分増えたように思います。そういう方々が、中央通りなどでちょっと休憩できるようなベンチを設置していきたいなと思います。
 また、工事現場などの殺風景な景色を少しでも減らす試みとして、工事業者の方に中央区の森の間伐材を使ったプランターの設置をお願いしたりしています。
 私たち「はな街道」も、環境美化だけでなく、このように活動の幅を広げることによって、自然環境への思いを巡らせ、ゼロカーボンへの直接的な取り組みへと、進めていきたいと思っています。

岸本 今年度当会では「木・森林について考えてみよう」をテーマに活動を進めています。このテーマに沿って、昨年7月にはNPO法人中央区森の応援団の協力で「中央区の森 植林体験ツアー」を実施しました。今後も子どもたちや区民の方々と森を訪れ、体験を通して、「植林」→「育成」→「伐採」→「木材利用」というサイクルが健全な森林を作り、それにより住みやすい環境を得ることができることを広く伝えていきたいと思います。
 また、未来を担う子どもたちにとって、安心安全に住み続けられる世界・地球になるようSDGsについて理解を深め、目標に取り組んでいくために何ができるか、共に考えていきたいと思っています。サーモンプロジェクトがスタートしてから10年以上が経過し、小学校を卒業した子どもサポーターが、中学生スタッフとして準備段階からイベントに参加するなど、少しずつ活動が根付いてきていることは大変うれしく、今後も継続していきたいと思っています。

写真:中央区の森体験ツアーの様子
中央区の森体験ツアーの様子

区民の皆さんと共に

田中 先ほど区長からお話がありましたが、銀座・築地周辺みどりのプロムナード構想により巨大な蜜源ができるわけです。約3キロメートルにわたって、銀座をぐるっと囲む緑の回廊は、世界的に見てもかなりのインパクトがあると思います。
 そしてここに、全国のさまざまな草木を植えて、花が咲く時季とか収穫の時期に、マルシェを開催したり、文化的なイベントを開催したりする。東京には各県人会があり、さらに中央区には県のアンテナショップも多数あります。この皆さんとつながることによって、地域にさまざまな資源が回っていく、まさにグリーンインフラが実現できると考えます。
 一方で、現在コロナ禍もあり、相当なストレス社会になっています。そういう中で、花や生き物に触れたりすると、ストレスホルモンが急速に低下し、幸せホルモンが上昇することが科学的に実証できるようになりました。中央区が目標とする緑被率の上昇や生物多様性の実現、そして緑を起点として人と人の交流を進めることでさまざまな効果が期待できます。今後、高速道路の緑化のみならず夢のある事業がたくさん計画される中央区が、世界に誇れるガーデンシティとして愛されるまちになるよう、積極的にまちを緑で覆うことを願っております。

中島 「はな街道」の活動の際、私が小学生に話すのは、一つ目に、花植えを通してこのまちを好きになってほしいという地元愛、二つ目に、かわいい花や昆虫を見つけ自然を慈しむ優しい心、三つ目に、花壇や通りにごみなどを捨てないという公共心の三つです。ゼロカーボンに直接的には寄与していないかもしれませんが、子どもたちに環境への関心が芽生え、地球温暖化防止・ゼロカーボンへの理解が少しでも広がってくれればいいなと思っています。
 また私は、NPO法人中央区森の応援団の事務局長もしていますが、森の間伐材を有効に利用し、最後に再生可能エネルギー・グリーンエネルギーとして利用することでゼロカーボンに寄与できると思います。
 ゼロカーボン宣言というとても大切なことに中央区が踏み込んでくださったことは素晴らしいことであり、私自身、一層努力していきたいと思っています。

岸本 設備の整った高気密高断熱の住居で成長する子どもたちにとっては、いくら「自然は大切」と言っても、それは言葉の上だけになってしまいます。区内の水辺や緑を五感で触れ、親しむ機会を設けたり、「中央区の森」での宿泊体験などで地域の方と交流を深めながら、自然の良さ・大切さを実体験として理解してもらいたいと思います。
 また環境に配慮した企業の取り組みのワークショップや、区で管理する公園や街路樹のツアーなど親しみやすく紹介する機会があると、区民、企業、行政が共に目標に向かっている意識が持てるのではないでしょうか。
 環境についての取り組みは、身の周りに関わりのあることからいつでも始められます。庭やベランダなどで草花を育てる、公園に生息する昆虫や植物を観察する、マイバッグを持つ、シャワーの時間を1分でも短くするなど、一人一人の行動の積み重ねが暮らしやすい環境をつくり、それが地域に広がり脱炭素化を達成していくと思います。できる行動はすぐに始めなくてはならないことを、もっとアピールしていくことがとても大切だと感じています。

区長 本日は、皆さま方からお話を伺い、今後の環境施策に向けて大変貴重で有意義な機会を得ることができました。同時に、それぞれの活動を通じて環境問題に取り組んでいただいていることを心強く感じた次第です。
 二酸化炭素の削減というと、「我慢」や「努力」のイメージが強いですが、私たち一人一人が地球温暖化の問題を「自分ごと」として捉え、意識と行動を少し変えるだけで大きな成果につながります。区では、その一歩を踏み出す支援として、省エネ活動の推進、省エネ機器の導入支援、太陽光パネル設置の促進や屋上緑化など、区民の皆さまと共に取り組める全てのことに全力を尽くし、さらに将来を担う子どもたちに対する環境教育の充実などの取り組みを推進してまいります。
 区民の皆さまの取り組みとともに、5万を超える事業所(令和元年経済センサス―基礎調査)の取り組みも重要であります。区内での活発な再開発においても、民間の英知を結集したさまざまな技術革新の下で、早期にカーボンニュートラルが達成できるよう目指してまいります。新たな活動が芽吹く今こそ、区民・事業者の皆さまと共に「緑豊かな環境都市・中央区」を創造する行動をさらに進める時であります。カーボンニュートラルは、明るい未来をつくるための取り組みです。地球温暖化を防止し、緑豊かな自然環境を次の世代に引き継ぐため、区を挙げてこの問題に全力で取り組んでまいります。
 本日は、お忙しい中、誠にありがとうございました。

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以下 奥付けです。

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