「区のおしらせ ちゅうおう」 令和3年8月21日号
区の地球温暖化対策の取り組み
環境マネジメントシステム(EMS=Environmental Management System)の運用
区は大規模事業者の責務として、区独自のEMSを導入し、事務事業に係る環境負荷の低減に取り組んでいます。
各所属・施設では、地球温暖化対策推進員(それぞれ1人配置)を中心に、各職員が環境配慮活動プログラムに基づいて省エネルギー・省資源活動を実践しています。
令和2年度の取り組み結果は下表1のとおりです。
電気 | ガス | 液化石油ガス | 燃料 | 地域冷暖房 | 水道 | ごみ・資源 (排出量) |
用紙類 | 車両燃料 | 車両燃料 CNG |
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令和2年度 使用量など実績 |
37,282,140kWh | 2,723,541立方メートル | 3,513立方メートル | 185,542リットル | 13,735,430メガジュール | 473,503立方メートル | 805,169kg | 351,970kg | 194,744リットル | 128立方メートル |
平成26年度 使用量など実績 |
41,236,475kWh | 3,003,046立方メートル | 4,964立方メートル | 214,927リットル | 12,435,707メガジュール | 618,005立方メートル | 809,248kg | 340,179kg | 228,684リットル | 394立方メートル(※) |
令和2年度 目標 |
1.8%削減 | 0.3%削減 | 2.3%削減 | 2.3%削減 | 3.1%削減 | 1.1%削減 | 2.5%削減 | 2.5%削減 | 2.5%削減 | 2.5%削減 |
令和2年度 達成状況 |
9.6%削減 | 9.3%削減 | 29.2%削減 | 13.7%削減 | 10.5%増加 | 23.4%削減 | 0.5%削減 | 3.5%増加 | 14.8%削減 | 67.5%削減 |
◎令和2年度目標および達成状況は、「平成26年度使用量など実績」との比較です。
(※)車両減少に伴い平成29年度の使用量を用いて比較しています(平成26年度の車両CNG使用量は7,340立方メートル)。
環境監査の結果報告
EMSが適切かつ継続して運用されているか、その状況を確認するために、令和2年10月30日から11月30日まで、39カ所の所属・施設を対象に課長級職員による内部環境監査を実施しました。
監査結果は、「優良事項」が24件、「要改善」が5件、「不適合」はありませんでした。「要改善」の主な内容は、職場研修未実施など軽微な指摘であり、監査後職場環境の見直しを図り速やかに改善されています。
今後の対応として、優良事項の水平的展開を図るとともに、研修や環境監査を通じ、職員の環境に対する意識向上に努めていきます。
温室効果ガス排出抑制の取り組み結果
区の事務事業を対象とした、「中央区役所温室効果ガス排出抑制実行計画」では、平成26年度を基準年度として、平成28年度から令和2年度までの5カ年で、エネルギー消費原単位(区施設の床面積1平方メートルから排出される温室効果ガス排出量)の5%削減を目標としています。
区の事務事業に伴う令和2年度のエネルギー消費原単位は52.7kg-CO2/平方メートルで、基準年度と比較し12.7%減となりました(下表2のとおり)。
引き続き、小まめなエコオフィス活動や適切な設備運用、計画的な省エネルギー型の施設整備など、環境に配慮した取り組みを推進していきます。
平成26年度 (基準年度) |
平成28年度 | 平成29年度 | 平成30年度 | 令和元年度 | 令和2年度 | |
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原単位 | 60.3 | 59.8 | 59.8 | 58.4 | 56.8 | 52.7 |
比較増減量 (対基準年度) |
なし | マイナス0.5 | マイナス0.5 | マイナス1.9 | マイナス3.5 | マイナス7.6 |
増減率 | なし | 0.9%削減 | 0.8%削減 | 3.2%削減 | 5.8%削減 | 12.6%削減 |
◎数値については端数処理を行っているため、表内の計算が一致しない場合があります。
【問い合わせ(申込)先】
環境推進課温暖化対策推進係
電話 03-3546-5406
