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「区のおしらせ ちゅうおう」 令和元年8月1日号

平和を願って


写真

中央区長 山本 泰人
写真:中央区長 山本 泰人


 「日本橋の上に立つと、北には神田駅のガード、南には京橋の第一相互ビル、あとは一面の焼野原」父が私に伝えてくれた終戦直後の風景です。
 1945年3月10日を頂点とする東京大空襲は、本区に壊滅的な打撃を与え、死者は1,401人にも上っています。その一人一人のお人柄や愛する家族に想いを至した時、数字だけで表してはいけない大きな哀しみを感じます。今更ながら、戦争は集団的組織的な「人格否定」であり、二度とあってはならないものであります。
 今まちは、近代的なオフィスや店舗が連なり、活気あふれる人々の声に満ち、その中には外国の方々の声も加わってきています。一面の焼け野原が、戦後74年の時を経て、世界の人々が安心して集える国際交流都市に変貌を遂げつつあります。
 しかし、この変化も単に時の経過がもたらしたものではありません。多くの先人たちが、大戦の反省に立って、平和でなければならないと努力した結果であります。また、荒野を何としても復興しなければならないとした不屈の精神の結果でもあります。1948年、大変な食糧難の時代に築地本願寺は、戦後最初の盆踊り大会を開催しています。お互いに元気づけ励まし合いながら、「平和」と「復興」に取り組んだ先人の熱意が、今日の繁栄の基礎を創ったのではないでしょうか。この平和と繁栄を永遠なものにしていくためには、今を生きる私たちも、「環境」という新たな視点も含めて、一歩一歩努力を積み重ねていかねばなりません。
 来年の夏、世界最大の平和の祭典「オリンピック・パラリンピック」が開催されます。本区では、訪れる方々に平和と日本文化の象徴である折り鶴を渡すおもてなしの取り組みを展開し、大会後には渡した折り鶴を通じて世界各地で鶴を折る取り組みが広がり、世界の恒久平和につながっていくことを目指します。
 区民の皆さまのご協力の下、大会を成功させると共に、安全・安心・清潔、そして平和を選手村となる本区から世界に向けて発信していきたいと考えております。


中央区平和都市宣言

いまいちどたちどまり
  平和の尊さをみつめよう
ささやかな幸せも
  こよなき繁栄も
平和の光が消えたなら
  すべてが失われる
私たちの手にあるこの輝きを
  明日の世代に伝えよう
一九八八年三月一五日
  この日 私たちは
  永遠の平和を願い
  中央区が平和都市で
  あることを宣言する


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以下 奥付けです。

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