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区のおしらせ 中央
平成30年7月11日号

ふれあい広場

走って健康 見守る安心

山口啓朗さん
▲山口啓朗さん

パッチリと周囲に目を光らせながら走るハトのイラストと「RUNNING PATROL」の文字。こんなビブスを身に着けて走る人たちを間もなくまちでたびたび見掛けるようになります。子どもたちの安全を守るため、PTA連合会の皆さんが2年前に企画した取り組み「PTAランPAT事業」がスタートしました。今回は、5月まで中央区PTA連合会会長を務め、この事業の開始に向けて尽力された山口啓朗さんにお話を伺いました。
中央区は、都心でありながら古いまち並みには路地も残されており、以前から、塾や習い事などで夜遅い時間に子どもが1人で歩いている姿を見かけるたびに、心配になっていたそうです。区が行っている「こども安全安心メール」の配信や防犯カメラの設置などの防犯以外にも、PTA連合会として子どもたちの安全のために何かできることはないか模索していました。
そうした折、当時のPTA連合会の岩田会長が、安全で安心なまちづくりについて区や警察・消防などが意見を交換し合う場である生活安全に関する会議で「ランニングパトロール」の取り組みを知ったことが、この事業を企画するきっかけになったそうです。それぞれが都合の良い時間に通学路などをランニングするだけで防犯につながるこの取り組みは、健康志向の高まりによるランニングブームも後押しとなり、PTA連合会で多くの賛同を得て走り出しました。
岩田さんから企画を引き継いだ山口さんは、早速実施に向けて、ランナー共通のユニフォームであるビブスの作成に取り掛かりました。元PTA会員であるデザイナーの方にデザインを依頼し、数々の案の中から、毎月の会議で意見を交わし、子どもたちに親しみを持ってもらえるように、ハトをイメージしたキャラクターが描かれたデザインに決定しました。こうして出来上がった300着のビブスは、幼稚園・小学校・中学校の有志のPTA会員に配られ、活動を順次開始しています。
4月には完成したビブスを着用して試走会が行われました。白地で反射材が施されているビブスは、特に人通りの少ない道の防犯に効果が期待できる上、ランナー自身の交通事故防止にも役立つと好評です。

ビブス
▲ビブス

まずはこの事業を継続し、まちの中での認知度を高めていくことが大切だと話す山口さん。小・中学校や幼稚園での見回り活動やイベントの際にも自由にビブスを活用してPTAだけでなく子どもたちにも周知を図っていきます。そして、「このビブスをまちのあちらこちらで見かけるようになり、中央区全体が防犯意識の高いまちだと認識されることで、未然に犯罪を防ぎ、子どもたちの安全を守っていきたい」と熱い思いをお話しいただきました。今後、より身近な防犯活動として誰もが気軽に無理のない範囲で継続し、各小・中学校や幼稚園での実施結果をPTA連合会で共有しながら危険箇所の再発見・再認識にもつなげていこうと考えています。
この取り組みに当たっては、警察・消防署、各企業や団体などたくさんの協力をいただき実現に至ったとのことで、「子どもたちを思う皆さんの気持ちを大切にしながら、この活動をしっかり定着させていきたい」と真剣なまなざしで語ってくださいました。
普段のランニングがパトロールに変わり、まちを犯罪から守る抑止力となることが期待されている「PTAランPAT事業」。この取り組みが広がることによって、子どもたちはもちろんのこと、誰もがより安心して暮らせるまちになっていくことでしょう。

試走会の様子
▲試走会の様子

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以下 奥付けです。

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