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区のおしらせ 中央
平成29年12月1日号

ふれあい広場

自分らしく生きるために「健康を決める力」を身に付けよう!

写真:代表の北奈央子さん
▲代表の北奈央子さん

皆さんはヘルスリテラシーという言葉をご存じですか。ヘルスリテラシーとは、健康に関する自分に合った情報を入手および理解し、自らの意思で行動に移すことができる能力のことで、いわゆる「健康を決める力」のことです。この力を身に付け、高めることにより、自分らしく生き生きとした人生を送ることができると言われています。
今回は、聖路加国際大学大学院の学生としてヘルスリテラシーに関する研究をする傍ら、「女性の健康と活躍応援団 ウーマルスパワー」代表として活動を行っている北奈央子さんにお話を伺いました。
北さんは大学卒業後、外資系の医療機器メーカーに就職し、主に心臓領域のマーケティングに従事していました。医療者向けビジネスに携わり、慌ただしい日々を過ごしていましたが、ある時ご友人をがんで亡くし、とても辛い経験をされました。そのご友人から生前、「手術をするかしないかの選択を迫られた時に手術をしないことを選択したが、その選択を今はとても後悔している」という話を聞いたことがとてもショックで今でも心に残っているそうです。
その出来事がきっかけで、医療を受ける側の立場に立って、誰もが後悔せずに自分らしく生きるための支援をしたいと思い、キャリアチェンジを決意した北さん。ヘルスリテラシーや女性の健康について本格的に学びたいと思い、今まで勤めていた会社を辞め、大学院に入学するとともに、NPO法人での活動で出会った二人の仲間と「ウーマルスパワー」を立ち上げました。知人を通じて知った協働ステーション中央(外部サイトへリンク)で約1年前から登録団体として活動を行っています。団体の名称は、ウーマン、ヘルス、エンパワーメントを掛け合わせ、女性の健康と活躍を願って命名したそうです。
活動は主に、区民館や区内のカフェ、居酒屋など気軽に集える場所で行い、健康診断の結果の読み方や発酵食品に関することなど健康に関する幅広いテーマの講演を企画・実施しています。また今年は、日本橋大伝馬町で毎年開催されている「日本橋くされ市」に健康ブースを出店し健康相談に乗るなど、活動の幅を徐々に広げています。そんな北さんですが、「講演会や勉強会を開催すると、健康への意識が高い方しか参加しません。本当は健康に関心の低い方にこそ参加していただきたいのですが…。また、チラシやSNSなどで呼び掛けをしてもテーマがシリアスなものほど人が集まりにくい状況です」とこれまでの活動を振り返り思案げな面持ちで話してくれました。
健康に関する情報をどのように届けていくかが今後の課題だそうですが、参加した方から、「専門家と直接話せて不安がなくなった」「普段勉強する場がないので、勉強できてよかった」などと声を掛けてもらえることが活動の励みになっていると教えてくれました。
「健康・医療の専門家と地域の方々が混ざり合ってできるコミュニティにより、環境や社会が健康になっていくことが重要だと考えます」と話す北さん。そうした考えから、地域での活動が大切と思い、今後は活動拠点を設けて、健康に関するさまざまなことを話し合える場の提供をしたいと考えています。「元気に生活しているうちは、健康のことはどうしても二の次になりがちです。健康に関する正しい知識を身に付け、後悔しない判断をすることができるよう、地域のヘルスリテラシーを少しでも高めていきたいです」と熱心に語ってくれました。
自分らしく生きるために「健康を決める力」を身に付ける第一歩として、皆さんもまずはご自身の健康に目を向けてみませんか。

写真:ある講演会の様子
▲ある講演会の様子

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以下 奥付けです。

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