中央区民文化財を新たに1件登録、1件指定しました 4月2日

更新日:2013年4月9日

 このたび、中央区では平成25年4月1日付けで中央区民文化財として「為替バンク三井組柱頭」を登録、「江戸三座入場券」を指定しました。
 今回の登録・指定により、中央区民文化財の登録件数は90件、指定件数は4件になります。
 なお、中央区民文化財とは、区の歴史や文化に深い関わりを持つ文化財を登録し、うち区にとって特に重要なものを指定することにより、その保存・活用を図ることを目的としています。
登録番号第90号
登録名称 為替バンク三井組柱頭
登録種別 中央区民有形文化財 建造物
所在地  京橋二丁目16番1号 清水建設株式会社
所有者  清水建設株式会社
概要     清水建設株式会社の本社社屋2階に展示されている本資料は、明治7年(1874)に清水店(しみずだな)(文化元年~明治14年に用いられていた清水建設株式会社旧称)二代清水喜助が設計・施工を請け負って日本橋駿河町(現在の日本橋室町二丁目1番地)に建設した為替バンク三井組の装飾部材です。
本資料は、為替バンク三井組の1階ポーチ及び2階ベランダ部分を支えていた列柱の柱頭部にあたる遺物で、欅材を用いた部材です。形状は、華麗で優美なアカンサスの葉飾りが彫刻されたコリント式の柱頭で、平面は八角形をなしたものです。
本資料は、明治初期の希少な擬洋風建築の遺物であり、建物解体後も奇跡的に残されて保存が図られてきたものです。建物の部材ではありますが、西洋建築の造形意匠を忠実に模した木造の装飾柱頭の形態が整っており、明治初期の工匠の西洋建築に対する知識と高度な木造建築の技術の一端がうかがえる貴重な資料です。

写真 為替バンク三井組柱頭
為替バンク三井組柱頭

指定番号第4号
指定名称 江戸三座入場券
指定種別 中央区指定有形文化財(考古資料)
所在地  明石町12番1号 郷土天文館 
所有者  中央区
概要     日本橋二丁目遺跡、京橋二丁目遺跡、日本橋一丁目遺跡から出土した、江戸時代中期における市村座、森田座、中村座の木製の歌舞伎の入場券です。
市村座、森田座、中村座は、江戸三座と呼ばれた官許の芝居小屋です。寛永元年(1624)に猿若座(後の中村座)が禰宜町(ねぎちょう)(中央区日本橋堀留町一丁目あたり)に、寛永11年(1634)に村山座(後の市村座)が堺町(さかいちょう)(中央区日本橋人形町三丁目あたり)に、万治3年(1660)に森田座が同じく木挽町(こびきちょう)五丁目にそれぞれ創設され、天保13年(1842)、天保の改革により浅草の猿若町一丁目から三丁目へ移されるまで、その発祥から中央区内において興行していました。
現在、江戸三座の入場券において、三座とも揃っているのは中央区の遺跡で出土したもののみです。本資料は、我が国を代表する文化である江戸の歌舞伎の芝居小屋が中央区で発祥し、直接関わる考古資料として極めて重要なものです。

写真 江戸三座入場券
江戸三座入場券

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郷土天文館「タイムドーム明石」
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