中央区保健所等複合施設の環境対策

更新日:2017年5月2日

中央区保健所等複合施設(福祉センター、明石町保育園、教育センター)は、昭和57年に竣工し、空調設備、給排水設備の配管をはじめ施設全体の老朽化が進んでいたため、大規模改修工事(平成16年7月から平成17年9月)を実施しました。
工事にあたっては、地球温暖化防止の観点から省エネルギー・省資源など環境対策に配慮するよう心がけました。

環境への配慮

中央区保健所等複合施設では、平成14年11月、ISO14001の認証を取得するなど、以前から冷暖房温度の見直しや昼休みの消灯など省エネルギー対策を行ってきました。
大規模改修工事においては、インバーター制御機器の導入や照明器具に人感センサーを採用する等、省エネルギー・省資源など環境対策をより一層推進し、あわせて施設の機能向上を図ることとしました。
また、工事に際しては、産業廃棄物の発生を最小限に抑えるとともに、地球温暖化ガスの排出量を削減するなどにより、地球環境に配慮しました。

NEDO及びグリーン電力基金補助による省エネルギー対策

設備の適正な運転や自然エネルギーの効率的な利用による省エネルギー化を重点とした空調工事及び太陽光発電工事については、外部サイトへリンク『独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)』(外部サイトへリンク)の「地域省エネルギー普及促進対策事業」及び「太陽光発電新技術等フィールドテスト事業」として、補助金交付を受け実施しました。
また、太陽光発電工事については、『財団法人広域関東圏産業活性化センター(GIAC)』の運営する、グリーン電力基金からも助成金の交付を受けました。
■地域省エネルギー普及促進対策事業(平成16年度事業)
施設全体での省エネルギー化を図るために、過去3年のエネルギー消費量と施設利用の実態を分析して、空調設備の無駄のない最適な運転計画を策定しました。
計画の実現のために、インバーター制御等による高度制御システムの採用、設備容量の必要量を超えた過剰な部分を縮小して無駄を省くなどの対策を図りました。

(1)簡易大温度差空調システムの導入
室内を冷やしたり暖めたりするために、空調器のコイルを循環する冷(温)水の往還の温度差を通常より大きくすることと、コイルの熱交換量を増大させることにより冷(温)水量を削減しています。
また、循環ポンプにインバーターを導入して、冷(温)水を循環させる搬送動力を削減しています。
(2)空調機ファンにインバーター装置の導入
空調機ファンにインバーター装置を導入して、送風ファンの能力を室温に応じて調整することにより、送風動力を削減しています。
(3)全熱交換器ファンにインバーター装置の導入
全熱交換器の給気・排気ファンにインバーターを導入して、ファンの運転を常時一定の風量ではなく必要に応じた風量に調整することにより、送風動力を削減しています。

(4)外気量導入量制御の導入
外気を、使用中の部屋だけに導入するように調整することにより、冷暖房に要する機器の負荷を削減しています。
(5)駐車場換気のCO制御の導入
駐車場内のCO(一酸化炭素)の濃度をセンサーで感知し、駐車場の使用状況に応て換気のための給排気ファンの運転を制御することにより、装置の効率的な運転を行っています。
(6)機械室換気ファン容量削減及び自動制御運転の導入
地域冷暖房の導入によりボイラーや冷温水発生器が不要になったため、機械室の換気ファンの小型化、間欠運転を行っています。


■太陽光発電新技術等フィールドテスト事業(平成16年度事業)
屋上に取り付けた太陽電池パネルにより、最大1時間10キロワットの発電が可能です。発電した電気は、施設内の空調設備等に利用しています。
発電量は、中央区保健所等複合施設の教育センター(5階)に設置した表示板に、現在値と累計値をリアルタイムで表示されています。

その他の省エネルギー対策

■室内照明の効率化
(1)蛍光灯はHf(高周波)型照明器具(省エネ型)を使用し、電力の消費量について従来のインバーター型に比較してより高度の効率化を図っています。
(2)階段室やトイレ等の照明に人感センサーを採用し、照明の点灯を制御しています。(通常は消灯しているが、人が通るとセンサーが感知して点灯し、一定時間後消灯する。)
(3)事務室等の一部に昼光センサーを採用し、窓側の照明の調光制御を行っています。(晴天時など窓の外が明るいときに、センサーが感知すると照度を落とす。)
■雨水利用
屋上などに降った雨水を集めてろ過し、地下の貯留槽(173立方メートル)に貯めて、トイレの洗浄水に利用しています。
■屋上緑化
屋上にアイビー(ヘデラヘリックス)など乾燥と寒さに強い植物を植えて、屋上部分への直射日光を遮るとともに、植物と植栽基盤の蒸散による冷却効果が得られるため、室温の上昇を抑えることができ、「ヒートアイランド現象」の緩和に役立っています。
また、冬は建物内の暖かい空気を外へ逃げにくくする保温効果も得られるなど、夏季・冬季ともに空調機の負荷が削減されます。(植栽面積131平方メートル)
■エレベーターの効率運転
エレベーターの動力であるモーターを、インバーター制御により効率的に運転できるようにしました。

中央区保健所等複合施設の省エネルギー対策イメージ図

中央区保健所等複合施設の省エネルギー対策イメージ図の画像
中央区保健所等複合施設の省エネルギー対策イメージ図

(1)屋上緑化による空調機の負荷軽減
(2)太陽光発電による自然エネルギーの利用
(3)Hf型照明器具の使用、昼光センサーによる調光制御、人感センサーによる照明制御
(4),(6)トイレ洗浄水の雨水利用、自動水洗による節水
(5)CO2濃度による間欠運転制御による屋内駐車場の換気
(7)モーターのインバーター制御によるエレベータの効率運転
(8)全熱交換器による排熱回収、外気導入量制御による外気負荷の削減
(9)CAV制御による風量低減、インバーター制御によるファン動力の削減
(10)大温度差による流量低減、インバーター制御によるポンプ動力の削減

お問合せ

中央区保健所生活衛生課生活衛生係
電話03-3541-5936
ファクス03-3546-9554