中央区民文化財36 小津家文書(おづけもんじょ)
更新日:2016年9月1日
区民有形文化財・古文書 所在地:日本橋本町三丁目6番2号
寛永2年(1625)に伊勢国松阪(三重県松阪市)出身の小津清左エ門長弘が江戸に出て紙店に奉公し、のちに現在地に紙問屋を創業して弟長生の時には大店として発展しました。松阪に本店を置き江戸の出店を経営する伊勢商人の経営方針をとって幕末に至り、明治以降は会社経営に切り変えて現在に至っています。
平成6年に江戸期から明治末期までの江戸店の古文書や冊子、帳簿類を登録しましたが、平成14年には、新たに松阪本家から移された古文書、冊子等を追加登録しました。時代としては戦国期のもの1点、昭和期1点を除いて、全て江戸期から明治末期までの古文書類です。
江戸店の経営に関する文書はじめ松阪本店との往復書簡や明治期の商店経営から会社経営への推移を示す文書などがあります。日本橋地区に生きつづけた商業、会社経営を知る貴重な古文書となっています。
小津家文書
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