東京都卸売市場整備計画についてのコメント(平成13年12月)
本日、東京都は第7次東京都卸売市場整備計画を発表した。その中で本区が現在地での再整備を強く求めてきた築地市場について、市場関係者等の合意や関係区の理解を得ることなく一方的に豊洲移転を盛り込んだことは誠に遺憾である。
この整備計画の内容は豊洲の地名を挙げたにとどまり、本区が「都民の台所」を守る観点から質してきた豊洲地区の広域交通基盤整備をはじめとする「五つの疑問」、さらには計画の裏付けとなる財源の見通しや市場とは相いれない土壌汚染の問題などに対して合理性のある見解はまったく示されていない。
また、これまでの卸売市場整備計画は、常に卸売市場審議会に報告し理解を得ながら公表してきたにもかかわらず、今回その手続きを経ずに発表したことは不公正極まりない。計画の内容、手続きの両面において都の姿勢には疑問と憤りを禁じ得ない。
市場関係者の先行きの不安や地域の混乱の懸念も払拭されずに、しかも広範な都民の安定的な食生活が守れるかどうかわからない計画では、区民・都民をはじめ市場関係者の理解は到底得られるものではない。
このようなあいまいな移転整備計画を行政計画に位置付けた東京都の責任は極めて重大であることを指摘し、今後の真摯で誠意ある東京都の対応を求めるものである。
平成13年12月25日
中央区長
中央区議会議長
