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区のおしらせ 中央
平成30年2月11日号

ふれあい広場

スポーツで子どもたちを元気に


写真:織田堅さん
▲織田堅さん

皆さんは子どもの頃どのようなスポーツをしていましたか。野球、サッカー、卓球、剣道など、得意なスポーツに力を注いだ方も多いかと思います。今回は、中央区スポーツ少年団の本部長であり、昭和56年に月島スポーツ少年団卓球部(現月島卓球スポーツ少年団)を発足させて以来40年にわたり青少年のスポーツ推進に携わってきた織田堅さんにお話を伺いました。
スポーツ少年団は地域の方がボランティアで指導しており、昭和50年に2団から発足した中央区スポーツ少年団は現在登録団19団、団員数728人、指導者205人(平成29年7月現在)の団体に発展しました。元々スポーツが好きで、学生のときから陸上・卓球・野球・器械体操、いろいろなスポーツをしていたという織田さん。就職後も複数の競技で社会人チームをつくるなどスポーツに取り組んでいたことがきっかけで、月島卓球スポーツ少年団の立ち上げに関わることになりました。団員を集めるために学校、児童館、町会の掲示板や地域の銭湯などを回ってポスターを貼ったり、体育館の確保が難しく毎回違う学校に道具を運ぶなど、発足当初はさまざまな苦労もあったそうです。
これまで多くの子どもたちが巣立っていったスポーツ少年団ですが、最近はコミュニケーションが苦手な子どもが増えていると感じているそうです。さまざまな子どもたちを見てきた経験から、社会のルールを守る大切さを教えるとともに、自分のやりたいことを全うできる力を身に付けて元気に育ってほしいという思いをスポーツを通して子どもたちに伝えていきたいと考え、練習時にさまざまな工夫をしています。例えば、「月島卓球スポーツ少年団の練習に遅れてきたら、団員の前に立って準備体操の号令をかける役になる」というルールを決めると、子どもたちはいち早く練習に来るようになりました。また、号令役になってしまっても、慣れないながら経験をするうちに、人前で臆せず話せる子になっていくそうです。「社会に出たら人前で話す場面は必ずあるから、ここできちんとできるようになればどこにいっても大丈夫」と子どもたちの将来をも見据えた織田さんの心のこもった指導の様子が垣間見えました。
また、競技スポーツでは勝敗は必ずあるものですが、大会で試合に敗れた団員には、「練習の成果を全部出せたら、たとえ負けても勝ちと同じ。だから納得のいくように練習をしないといけない」と、目の前の結果にとらわれず何事にも忍耐強く取り組むことができるよう指導しています。一方で、親子のコミュニケーションや子どもたちが楽しく競技を続けることも大切にし
てほしいという思いから、レクリエーションとして年に一度親子で卓球を楽しむ日を設定するなど、めりはりのある指導を行っています。子どもたちがこうした指導に生き生きと応えてくれることこそが織田さんのやりがいにつながっているそうです。
中央区スポーツ少年団では、20年以上にわたって山形県東根市や福島県川俣町のスポーツ少年団との交流を続けています。互いの土地を訪れて試合や地域の特色を生かした催しなどを行うと、初対面ではお互いに緊張していた子どもたちも、すぐに打ち解けて行動できるようになるそうです。「さまざまな経験を積んで立派な大人になった団員が、まちですれ違えば今でも声を掛けてくれるのがうれしいです。今後もこうした取り組みを重ねて、子どもたちがスポーツに親しみ、心身ともに元気に成長できるよう尽力したいです」と織田さんは笑顔で話してくれました。
スポーツを楽しむだけではなく、集団でのルールやマナー、相手を思いやる心や忍耐力など、さまざまなことを学ぶことができるスポーツ少年団。スポーツを通じて子どもたちを元気にしたいという織田さんのような指導者の下で、目標に向かって練習に励んだ経験から学んだことは、成長していく子どもたちにとってかけがえのない財産となるに違いありません。

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以下 奥付けです。

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