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区のおしらせ 中央
平成29年9月11日号

ふれあい広場

東京オリンピックでの金メダルを夢見て

写真:吉田冬優さん
▲吉田冬優さん

いよいよ開催まで3年を切った東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会。皆さんはどの競技を応援していますか。
今回は佃在住で、中学校3年生の時に水泳の全国中学校選手権100メートル自由形で優勝、また、高校3年生の時にインターハイ100・200メートル自由形で2冠達成という輝かしい実績を持ち、東京2020オリンピック競技大会への出場・金メダルの獲得が期待される吉田冬優さんにお話を伺いました。
現在、大学2年生の吉田さんはお兄さん2人の影響で、2歳の頃からスイミングクラブに通い始めました。水泳の技術は少しずつ上達し、小・中学生の時に出場した区民体育大会では、出場した全種目で優勝し、今でも5種目が歴代最速記録として残っています。
中学校・高校時代は練習漬けの日々で、ゴールデンウィークや年末年始はもちろん、高校の卒業式の日にも遠征に出掛けるなど、常に水泳と向き合ってきました。練習で流した汗や共に励まし合って練習してきた仲間との会話など全てが、数々の大会での優勝につながっていると感じているそうです。
順風満帆な水泳人生のように思えますが、これまでの道のりには、数々の苦労や挫折がありました。特に、インターハイ2冠達成は決して楽なものではありませんでした。出場を強く希望していた世界ジュニア選手権。その国内選考会である日本選手権とジャパンオープンでは、高熱のため体調を崩すなど万全なコンディションで臨めず、派遣標準記録が切れなかったときは、初めて水泳を辞めることまで考えたそうです。そのとき、支えとなり吉田さんを水泳につなぎ留めたのは、所属先のコーチの「一緒にオリンピックを目指したい」という一言でした。「オリンピック」という2人の明確な目標ができた瞬間に水泳を辞めるという考えは吹き飛んだそうです。それからインターハイまでの期間、これまで以上に心身ともに充実した練習をこなし、壁を乗り越えた先につかんだ栄冠でした。
大学生になってからは、練習に打ち込むことだけでなく、人間力を高めることを心掛けているそうです。「人間力が低い選手は活躍が見込めない」いうコーチの言葉を胸に秘め、スイミングクラブの子どもたちが使用したビート板の片付け、中・高校生へのアドバイス、練習が辛そうな子への励ましなど、所属チームの先輩として後輩の面倒をみています。こうして人のために動くことで、視野が広がり、落ち着いた気持ちで大会にも臨めるようになったそうです。
身長188センチ、体重86キロと水泳競技に恵まれた体格の吉田さん。「この体を最大限に生かして、今ある世界との差を縮めていきたい。そして、日本の自由形は強いということを証明したいです。そのために、これからも日々成長できるよう頑張っていきます」と語る表情は、これまでの努力に裏打ちされた自信と強い決意に満ちていました。そして、「日本新記録保持者として選考会に出場して、オリンピック出場はさらっと決めたい。戦う場は選考会ではなく、22歳で迎える東京2020オリンピックの場。そこでの金メダル」と誓う吉田さんの熱い眼差しは、コーチと共に目指す「オリンピック」という夢の舞台に向いています。失敗も成功も、悔しさも喜びも味わってきた吉田さんの今後の活躍を願わずにはいられません。
「みんなを勇気づけられるように頑張るので、見守ってください」と、世界で活躍する選手を目指して挑み続ける吉田さん。表彰台に立つ3年後の姿が、今からとても待ち遠しいです。

写真:国際大会(本年3月・フランス)優勝時の様子
▲国際大会(本年3月・フランス)優勝時の様子

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以下 奥付けです。

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