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区のおしらせ 中央
平成29年8月1日号

世界平和を願って

中央区長 矢田美英
写真:中央区長 矢田美英


 間もなく72回目の終戦記念日が巡ってきます。8月15日を迎えるたびに、あの忌まわしい戦争を憎み、二度と再び繰り返してはならないとの「不戦の誓い」を新たにせずにはいられません。
 この思いを内外へ厳粛に表明するのが、天皇、皇后両陛下ご臨席のもと正午前から日本武道館で挙行する「全国戦没者追悼式」です。6日には広島市で、9日には長崎市で原爆死没者慰霊式・平和祈念式が実施されます。
 一方、沖縄では6月23日、沖縄戦の犠牲者を悼む「慰霊の日」を迎え、戦没者の名前が刻まれた沖縄県糸満市摩文仁の「平和の礎」には遺族が絶え間なく訪れ、花を手向けました。また、沖縄県立宮古高校3年の上原愛音(ねね)さん(17)が追悼式で、悲劇を繰り返さないために今こそ行動すべきだとの思いを込めて朗読した「平和の詩」は、深い感動を与えていました。
 「誓おう。私達はこの澄んだ空を二度と黒く染めたりしない。誓おう。私達はこの美しい大地を二度と切り裂きはしない。ここに誓おう。私は、私達は、この国はこの世界はきっと愛しい人を守り抜くことができる。この地から私達は平和の使者になることができる」。上原さんの詩はこのように力強く未来へのメッセージを伝えています。
 北朝鮮による度重なるICBM(大陸間弾道ミサイル)を含むミサイルの発射や核実験の強行。終わりの見えないシリアの内戦。南シナ海における中国による国際法無視の領有権の主張。さらには全世界に波及しつつあるテロの脅威。このようにまだまだ平和を脅かす火種は尽きません。
 このほど国連本部で開かれた会議では、核兵器の使用や保有などを法的に禁ずる核兵器禁止条約が初めて採択されました。会議には国連加盟193カ国中124カ国が出席。投票の結果122カ国が賛成しました。自国の安全保障の確保の在り方などの違いもあって核保有国や実質的保有国、米国の核の傘に依存する国々などは不参加でした。安全保障という一番重要な点についての考えの溝は深いといえるでしょう。
 しかし、断じて希望をなくしてはなりません。私たちが目指す「戦争絶対反対・核兵器廃絶・テロ撲滅」の目標に一歩一歩近づきつつあるのは間違いないのです。

写真:平和の礎
▲平和の礎 提供:(公財)沖縄県平和祈念財団


中央区平和都市宣言

いまいちどたちどまり
  平和の尊さをみつめよう
ささやかな幸せも
  こよなき繁栄も
平和の光が消えたなら
  すべてが失われる
私たちの手にあるこの輝きを
 明日の世代に伝えよう
一九八八年三月一五日
  この日 私たちは
  永遠の平和を願い
  中央区が平和都市で
  あることを宣言する


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以下 奥付けです。

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