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区のおしらせ 中央
平成29年4月1日号

中央区民文化財

区では、郷土の文化財として保護する必要があると認めたものを「中央区民文化財」として登録し、区民文化財の中から特に重要なものを「中央区指定文化財」として指定しています。平成29年度は4月1日付で、2件を登録し、「中央区民文化財」は、指定5件、登録95件になりました。

住吉神社「佃嶋住吉御社再建仕法書」版木(登録番号96)

住吉神社「佃嶋住吉御社再建仕法書」版木
▲住吉神社「佃嶋住吉御社再建仕法書」版木

登録種別
区民有形文化財 歴史資料

所在地
佃1-1-14

所有者
住吉神社

概要
本資料は住吉神社所蔵の天保6年(1835)の版木で、江戸期に火災で社殿を焼失した際に作成されたものです。
住吉神社は古くから海上安全の守護神として多くの人から信仰を集め、問屋組合などの商人からも寄付を受けていました。
本資料の版木は、焼失した社殿を再建するための、問屋組合らによる寄付金の奉納方法を記したもので、佃島の風景や住吉神社の由緒なども彫られています。作成者は住吉神社の神主と十組問屋の白木彦太郎らであり、印刷したものは問屋組合などに配られたと考えられます。文面には二度の大火で被災したことの他、日本橋の木綿問屋白木屋が世話人となり、問屋組合らが5年間にわたって再建費用を奉納することなど、具体的な援助方法が記されています。この版木によって刷られた「仕法書」そのものは住吉神社所蔵の古文書の中には見当たりませんが、この大火と再建に関する古文書が複数残っています。それによれば、40以上もの問屋組合が再建費用を出資していたことが確認できます。
本資料は問屋組合による住吉神社への援助を知ることができ、住吉神社の信者と経営の特色を考える上で貴重なものです。また火災の多かった佃島の住吉神社の復興手段を知る上でも有益な資料です。

長谷川時雨関連資料(登録番号97)

長谷川時雨関連資料
▲長谷川時雨関連資料

登録種別
区民有形文化財 歴史資料

所在地
明石町12-1 郷土天文館

所有者
中央区

概要
本資料は、日本橋区通油町一番地(現在の大伝馬町三丁目)で生まれた文人長谷川時雨(1879から1941)の書簡、原稿、雑誌、単行本、関連資料の計84点です。
書簡には、大正2年(1913)に「読売新聞」で連載していた女性評伝「明治美人伝」の続編を書きたいという積極的な文筆活動の様子をうかがうことができる資料などがあります。また直筆原稿をはじめ、明治から昭和にかけて刊行した時雨の単行本や主宰した雑誌『シバヰ』、『女人芸術』からは、多岐に渡る時雨の活動を知ることができます。特に、『旧聞日本橋』は明治の日本橋の街並みや文化が紹介されており、本区とのゆかりが深い作品となっています。戦後、取り上げられる機会の少なかった本区生まれの文学者の記録として貴重な資料です。

【問い合わせ(申込)先】 
郷土天文館「タイムドーム明石」
電話 03-3546-5537

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