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区のおしらせ 中央
平成29年3月11日号

平成29年度の当初予算
「20万都市への幕開け!! オリンピック・パラリンピックと
その先の輝かしい未来に向けて」
をテーマに掲げ、各種事業の充実・強化

 次に、予算の概要について申し上げます。
 新年度予算は、「20万都市への幕開け!! オリンピック・パラリンピックとその先の輝かしい未来に向けて 」をテーマに、都心にふさわしい基盤づくりに重点を置きました。
 わが国の景気が緩やかな回復を続ける中、基幹的な歳入である特別区民税に一定の伸びが見込まれる一方で、歳出面では、人口増に伴う行政需要が確実に増加しており、本区財政は決して楽観できる状況にありません。このため、健全で持続可能な財政運営を維持していく観点から、既存事務事業を総点検した上で見直しを行い、限られた財源の重点的・効果的な配分に努めつつも、これまで積み立ててきた基金を有効に活用し、「20万都市」に向けての基盤整備を積極的に進める予算編成といたしました。
 その結果、新規事業は32、充実事業は41で、一般会計総額は、前年度比0・3パーセント増の953億2千百万円余と、過去最大の財政規模となりました。
 主な施策について基本構想で掲げた3つの基本目標に沿って申し上げます。

思いやりのある安心できるまち

 第一の目標は、思いやりのある安心できるまちであります。
 まず、「子どもを産みやすく、育てやすい自治体ナンバーワン」を目指す取り組みです。保育所待機児童の解消に向け、私立認可保育所4園の開設を支援し、一層の定員拡大を図るとともに、水谷橋公園(外部サイトへリンク)において、立体都市公園制度を活用した保育所の整備に着手いたします。また、私立保育所運営事業者への支援として、施設の家賃助成を充実する他、保育士のための宿舎借り上げ経費を助成します。理由を問わず利用できる一時預かり保育については、十思スクエア(外部サイトへリンク)内に新たに施設を整備し、定員を拡大いたします。
 「命と健康を守る自治体ナンバーワン」では、母と子の健康確保・増進に向けて、宿泊型の産後ケアを開始し、育児不安の状況にある母親の負担感を軽減してまいります。また、禁煙を希望する方の治療をサポートするため、禁煙外来での医療費の一部助成を開始します。
 次に、高齢者施策についてであります。全ての高齢者が、住み慣れた地域において自分らしく心豊かに暮らし続けられるよう、地域包括ケアシステムの構築を目指し、着実に取り組みを進めます。地域の総合相談体制を強化するため、日本橋おとしより相談センター(外部サイトへリンク)の分室を人形町に開設する他、「いきいき桜川」については、改築に向けた設計に着手いたします。また、この改築を機に、地域密着型特別養護老人ホームおよび認知症高齢者グループホームを新たに整備し、施設サービスの拡充を図ってまいります。
 障害のある方への施策では、育ちに支援が必要な子どもとその家族に対し、適切な相談・支援を提供する地域の療育拠点「子ども発達支援センター」の整備を進めます。また、昨年施行された障害者差別解消法を踏まえ、バリアフリー、ノーマライゼーションのまちづくりを一層加速してまいります。
 人口増加などに伴い、地域福祉の課題が複雑・多様化している中、地域で支え合う福祉の充実がますます求められています。このため、支援が必要な方を関係機関や必要なサービスにつなぐなど、ネットワークによって地域課題を解決していく核となる地域福祉コーディネーターを社会福祉協議会に配置します。また、子どもや高齢者の孤食を防止し、良好な都心コミュニティづくりに資するため、「みんなの食堂」を運営する団体への支援を試行的に実施します。

写真:運動機能の維持・向上のための体操教室
▲運動機能の維持・向上のための体操教室(桜川敬老館(外部サイトへリンク))

うるおいのある安全で快適なまち

 次に、第二の目標のうるおいのある安全で快適なまちであります。
 待ったなしの状態にある地球温暖化をはじめ、さまざまな環境問題が深刻化する中、区を取り巻く環境変化に対応しつつ、効果的な取り組みを推進していくため、「中央区環境行動計画」を改定いたします。
 水とみどりにあふれ、うるおいのある環境づくりでは、歩道の拡幅などにあわせ、街路樹の新規植栽を行い、緑豊かな歩行空間を創出するとともに、月島川や朝潮運河護岸の整備を進め、周辺の景観や自然環境と調和した貴重な水辺を形成していきます。
 次に、防災対策であります。昨年は熊本地震、鳥取県中部地震など日本各地で地震災害が相次ぎました。この東京においても、今後30年の間に首都直下地震が70パーセントの確率で発生するとされる中、いつ災害が起きても地域とともにしっかり対応できるよう、「自助」「共助」「公助」が一体となった総合的な防災対策を強力に推進してまいります。まず、今年度京橋プラザ(外部サイトへリンク)などに設置した防災用ネットワークカメラを、民間高層ビルに追加配置し、災害情報収集体制の強化を図ります。また、防災行政無線のデジタル化を順次実施するとともに、屋外スピーカーを新設するなど、情報伝達の多様化、迅速化を進めてまいります。さらに、災害時に区民や帰宅困難者を避難所などへ円滑に誘導するため、スマートフォンなどで閲覧可能な防災マップアプリを作成します。
 防犯面では、客引き行為などの防止に向け、地域団体がパトロール強化に要した費用を助成する他、小学生の登下校の安全を守る通学路防犯カメラの設置を着実に進めます。
 次に、快適な都心にふさわしい都市基盤づくりであります。市街地再開発事業については、勝どき東地区をはじめ7事業に対する助成を実施し、にぎわいの形成や都市機能の更新を促進してまいります。また、銀座地区におけるまちづくりの課題への対応に資するため、晴海通り地下空間の活用方策に係る検討を行う他、交通事故の減少を図るため、主要交差点の現況調査を実施します。加えて、自転車推奨ルートに設定されている区道三路線において、自転車走行空間の整備に着手します。

写真:総合防災訓練
▲総合防災訓練

にぎわいとふれあいのある躍動するまち

 第三の目標は、にぎわいとふれあいのある躍動するまちであります。
 日本を代表する商工業のまち中央区のさらなる発展を目指し、本区産業の中核を成す中小企業や商店街を引き続き力強く支援してまいります。商工業融資では、新年度も120億円の融資枠を確保し、ビジネスチャンスを捉え挑戦する事業者の皆さまを資金面からサポートします。また、消費者の購買意欲を高め、中小小売店舗などの売り上げ増加に寄与するため、引き続き5億5千万円分の共通買物券を発行します。さらに、販路拡大を目指す中小企業を支援するため、ビジネス交流フェアを開催し、業種を越えた取引の拡大を推進いたします。
 都市観光の推進では、昨年11月に開設した観光情報センターを中心に、銀座、日本橋、築地の観光案内施設と連携しながら、個々の観光資源の魅力を面的ネットワークの中でより一層高め、回遊性や利便性の向上を図ってまいります。また、中央通り沿いに観光案内標識を新たに設置し、フリーWiーFiの環境を整備する他、既存の標識における表記の統一を進め、増加する外国人観光客などの利便性を一段と高めます。まちのPR活動も欠かせません。本区が持つさまざまな魅力を視覚的に訴える観光プロモーション映像を制作し、インターネットなどを通じて積極的に国内外に配信してまいります。
 整備を延期していた「本の森ちゅうおう」については、八丁堀駅周辺施設の再編を踏まえ、図書館機能を中心に、エリア全体で出会い・発見・交流ゾーンを形成するコンセプトのもと、あらためて設計に着手します。
 次に、教育についてであります。次代を担う子どもたちの可能性を伸ばしていくため、「教育の中央区」にふさわしい総合的・体系的な取り組みを展開いたします。とりわけ、月島地域での急速な児童数の増加が予想される中、教育委員会との緊密な連携のもと、今後とも学校施設の整備をはじめ、良好な教育環境を提供できるよう多角的な検討を進めてまいります。晴海地区においては、東京2020大会後に新たなまちが形成されることを踏まえ、小学校および中学校を整備することとし、平成35年度の開校を目指し、設計に着手します。
 豊かな心や社会性を育む教育では、学校と関係機関が連携し、いじめや不登校の問題などの早期解決を図るため、現在中学校に派遣しているスクールソーシャルワーカーを、新たに小学校にも派遣いたします。
 特別な支援を必要とする児童への対応では、通級指導学級に通っている児童・生徒が在籍校において指導を受けることができるよう、全ての小・中学校に特別支援教室の設置を進めてまいります。
 オリンピック・パラリンピック教育については、中央区版「一校一国運動」やハートフルスポーツなど、各学校・幼稚園の創意工夫のもとさまざまな取り組みを強化してまいります。

写真:月島草市
▲月島草市

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以下 奥付けです。

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