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区のおしらせ 中央
平成29年2月21日号

中学生の「税についての作文」

次代を担う中学生が、私たちの身近な生活環境と税との関わりについて関心を持ち、税への理解を深められるよう、全国納税貯蓄組合連合会および国税庁が主催する中学生の「税についての作文」の募集が毎年行われています。今回も本区の多くの中学生が応募しました。
その中から、平成28年度「東京国税局管内納税貯蓄組合連合会優秀賞」を受賞した、銀座中学校(外部サイトへリンク)高本真弓さんと日本橋中学校(外部サイトへリンク)の井上円香さんの作品を紹介します。

「情けは人のためならず」 銀座中学校(外部サイトへリンク) 高本真弓

 「108円です。」
 店員さんに言われてあわてて3円を財布から取り出した。そう言えば消費税は5%から8%に引き上げられたのだと改めて感じさせられることは未だによくある。増税前は消費税が5%だという生活に慣れていたためか、あまり税金を意識したことは無かった。しかし増税後、自分も日頃から税を納める立場にあるということを実感した。特に自分で洋服を買うようになってからは8%とはいえ、意外と多くの税金を支払わなければならないのだと気付いた。
 税金はめぐりめぐって自分にかえってくるものだと言うが、実際自分がどれほど税金の恩恵を受けているのか分からなかった。税金の重要性を知るには、自分と税金との関係を知ることが一番だ。そこで、私の身の回りでどんなところに税金が使われているのか考えてみた。まずは小・中学校での授業料だ。私は今塾に行って勉強をさせてもらっているが、通うためには、お金がかかる。同じように学校で学ぶ時も授業料や教材費はかかっている。しかし、税金によって支払われているため、私達は支払わなくても良いのだ。これは幸せなことだと思う。同様に私の住んでいる区では医療費も中学生までは無償になる。このありがたみは特に姉をみていて感じた。私の姉はぜんそく持ちで、よく発作を起こしていた。当然、多くの薬や治療費が必要だったが、区からの補助によりほとんど医療費を負担せずに済んだ。姉は医療費を負担するようになってから補助の大きさを実感したという。他にも税金は公園や道路、交通機関の整備や図書館の運営など、身近なところに使われている。税金で運営されている施設は誰でも自由に利用することができる。どんな人でも平等なサービスが受けられるのだ。
 税金が身近などんなところでどのように使われているのかが見えてきたところで、税金の果たしている役割の大きさも知ることができた。税金を支払うということは、決して損をするということではない。逆に私たちの生活を豊かにしてくれると言っても過言ではないのだ。「情けは人のためならず」ということばがあるように、税金を支払えばいつかは自分にめぐりめぐってその恩恵が返ってくる。
 これから先消費税は10%に引き上げられる。増えた税収の使い道がどのようになるか興味深い。選挙権を持つ年齢は18歳に引き下げられたので、私も4年後には税の使い道を間接的に決めることができる立場になる。今までは自分の身の回りで税がどのように使われているのかを見聞きして知ることしかしていなかった。新聞を読んだり、日々の勉強を通して税について考えたら税だけでなく、社会の仕組についても知識が深まりそうだ。税金は使い方次第で国民の生活も変る。社会の一員になる前に今度は知識の面から税について考えたいと思う。

「税によるつながり」 日本橋中学校(外部サイトへリンク) 井上円香

 ここ最近、お年寄りがどんどん増えているという話をよく耳にする。私は、毎年夏休みに、北海道の祖父母の所に帰省していたが、祖父母の住む地域は特に、若者が減って過疎化が進んでいた。社会保障費を負担する働き手を増やすには、少子化対策を進めていく事が必要だが、それもお金のかかる事で、今いる働き手の負担が、私達中学生が働き手になる頃にはもっと増えていくと考えると不安だった。私が「税」について知るまでは。
 私が納めている税金といえば、消費税ぐらいしか思いつかないが、父や母だけでなく日本にいる多くの大人の人達は、住民税や所得税、固定資産税など、本当に様々な種類の税を納めているのを学校で知った。その事を教えてくれた学校も一つ、その他の、病気をした時に助けてくれる病院や、命を救う消防、国の秩序を保つ警察など、私達の周囲には、税金で成り立っているものがたくさんある。税を納めるという事は、めぐりめぐって皆にその恵みをもたらしてくれる。
 そして、これからますます増えていくであろうお年寄りの為に、税金を使う事も、若者の子育てを支援する為に税金を使うことも、結局は自分の為に使われる事になるのだから、自分も大人になったら、きちんと税金を納めていこうと思った。加えて、私も目にした過疎化の地域を、日本が一つになって支えていくには、税を納める事が、まず私に出来ることかなと感じた。税を納める事は、まさに支えあい、思いやる事であるという事に、気づいた。
 ニュースでは、資産家やスポーツ選手などが脱税容疑で逮捕されたなどという報道がたまにされているのを見かけるが、それは酷い事だといつも感じる。確かに、所得の大きい人ほど所得税は高くなるが、税を納める事は支え合う事、そして自分の為になる事だ。そのような報道がされる度、自分の中で、大人になったら色々な税をしっかり納めたいという意識が高まる。
 2020年には、東京でオリンピックが開催される。その開催費用には、もちろん国民が納めた税金が使われる。日本の文化や心、技術を世界に発信し、スポーツにより世界とつながる、そんなオリンピックになったらいいなと私は感じていた。
 日本人の美徳、思いやりの心。それを世界中の国々に広めるには、実際の立ち振る舞いも大切だが、人と人とが支え合う為に、思いやりの心を持って納められた皆の税金により建てられたスタジアムを見てもらう事が良いと私は思う。
 税は、自分達を支え、そして自分達の「支える」「支えられる」という心のつながりだ。私は今まで、そしてこれからもう少し、そのつながりにお世話になる。その事に、日々感謝し、税の使われ方等をよく知って、国民の義務「納税」を果たしていきたいと思う。

【問い合わせ(申込)先】 
税務課管理係
電話 03-3546-5265

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