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区のおしらせ 中央
平成29年1月1日号

地域福祉のさらなる向上に向けて

区長 さて、「誰もが安心して住み続けられるまちへ向けて」がテーマの今回の座談会のまとめとしまして、民生委員として目指していくべきことや今後重要と思われる取り組みについて、皆さまのお考えを伺いたいと思います。

柳 先ほど集合住宅の居住者が増え、住民同士のつながりが希薄になっていると申し上げましたが、その流れは今後も変わらないと思います。しかし、暮らしが豊かで「人のお世話にはならない」と思っている方でも、地震や火災などの災害が起きた時は、「人のお世話にならない」とは言えません。そこが私が一番心配しているところです。
 お互い助け合わなければならない時に、近所に住んでいる人がどんな人か知らない、顔も分からないという状況では、十分な災害対応ができないのではないでしょうか。災害に強いまちを育てるためにも、住民同士が協力し合う関係を築いていくことが必要です。そしてそこに、民生委員の活躍の場があると思います。

鈴木 自分の住むまちに愛着を持ち、安心して暮らせる環境を築くために、私は地域の皆さまが自由に集い、生活面でのさまざまな相談に応えてもらえるような「地域の居場所づくり」が必要ではないかと考えています。行政や社会福祉協議会、おとしより相談センターや子ども家庭支援センターなど、さまざまな関係機関とも連携しながら、地域のつながりの中で住民の方々の問題を解決していけたらと思っています。そこに、従来の「住民と行政とのパイプ役」にとどまらない、新しい民生・児童委員の活躍の場があると思います。

安達 民生委員制度には今後解決・改善していかなければならない課題がいろいろあると思います。例えば、定年制についても、まだ続けたいという方は続けられるようにするとか、民生委員を取り巻く状況に合わせて、制度の内容も柔軟に変えていってよいのではないかと思います。
 「誰もが安心して住み続けられるまち」は、民生委員の力だけでは実現することはできません。先ほどお話があったように地域福祉に関わる他の組織の方々とも連携していくことを考えていく必要があると思います。

菊田 民生委員制度ができて100周年という節目に民生委員をやらせていただいていることは本当にうれしいことであり、これまで民生委員を務めてこられた方々に深い敬意と感謝を感じております。
 私の担当地域でもマンションが増え、人々の生活スタイルも時代とともに変化していますが、「地域の身近な相談相手」としての民生委員の役目は今後も変わりません。
 私も日々見守り、声掛けを行い、町会の方々との交流を深めながら、少しでも多くの方のお役に立てるよう努力していきたいと思います。

小村 先ほどの柳田さんのお話にもありましたが、「誰もが安心して住み続けられるまち」づくりに欠かせない要素が、災害対策です。災害発生時に民生委員は何ができるかということを考えておかねばならないと思います。
 東日本大震災から半年後の平成23年9月に、石巻市役所を訪ね、民生委員の方に災害時の対応について伺ったことがあります。その方は、「実際の災害時には、自分を守る、家族を守るので精いっぱい、それが事実です」とおっしゃっていましたが、そのときに民生委員をやっていたことで、まちの人が把握でき、さまざまな活動を行う上で大変役に立ったそうです。災害時に民生委員は何ができるかを考える上で、災害を体験された方のお話を直接聞くことができたのは、有意義だったと思います。

民生委員制度創設100周年シンボルマーク
▲民生委員制度創設100周年シンボルマーク

坪井 私のまちの中でもマンションが増えてまいりました。そこに住まわれる方々との交流はまだ少ないのですが、今後は災害時の協力などもしていただかなければなりませんので、マンションの方々との話し合いの場も設けていきたいと思っています。
 私の目標は、皆さまに「このまちに住んで本当によかった」と思われるようなまちにしていくことです。それを実現するために、まちの情報にアンテナを張り巡らせ、皆さまと積極的に交流する中で、お困り事の相談があればすぐに対応するなど、民生委員としての務めをしっかりと果たしていきたいと思います。

区長 少子高齢化や核家族化、安全・安心意識の高まりなどを背景に、民生委員の役割はますます重要となっております。今後も皆さまには、地域住民の方がお互いに良好な関係を築き、さらには区と地域との協力関係を一層高めていく上で、相互の連携の窓口になっていただけますよう大いに期待しております。
 本日は、いろいろと貴重なお話をいただき、ありがとうございました。

写真:東京湾より勝どき・晴海地区を望む
▲東京湾より勝どき・晴海地区を望む

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