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区のおしらせ 中央
平成29年1月1日号

地域福祉の担い手として

柳 冒頭にも申し上げましたが、民生委員の活動目的は、地域住民と行政とのパイプ役となることです。主な活動としては、生活面でのお困り事への対応や高齢者や障害のある方々の安否確認、見守りなどがあります。
 民生委員としてやりがいを感じるのは、ご相談を受けて、行政への働き掛けを行った結果、問題が解決し、相談者に喜んでいただけたときです。具体的には東京都や警察などの行政機関を訪ねて、相談事項に対応していただけるよう求めていくのですが、「こちらでは対応できません」と断られたり、「条件を満たしていません」と認められないこともあります。そんな中で、相談された問題が希望通り認められて解決した時は、本当に良かったと思います。

鈴木 中央区の民生委員協議会には幾つかの事項別専門部会があるのですが、子育て支援部会と児童福祉部会、主任児童委員が一緒になって、3年に1度子育て支援のイベントを行っています。
歌や体操、子育て家庭のための防災対策など、趣向を凝らしたさまざまなプログラムを用意して、子育て家庭に興味を持っていただき、参加してもらえるようにと工夫をしながら活動しています。
 昨年10月の「中央区子どもフェスティバル」では、例年の車いす体験に子どもたちが大勢来てくれました。パラリンピックの車いすバスケットボールや車いすテニスの影響があったのでしょうか、子どもたちが何回も車いすを体験してくれるということで、手応えを感じました。車いすを体験することで、高齢者・障害者理解につながればと思っています。
 このような活動を通して、児童健全育成も民生委員活動の一つであることを、地域の皆さまにご理解いただければと思っています。

子育て支援イベント「子どもと一緒に遊ぼうデイ」の様子
▲子育て支援イベント「子どもと一緒に遊ぼうデイ」

グラフ:今後10年間の年齢区分別人口推計(平成28年1月推計)

安達 民生委員の活動としては、高齢者や障害のある方々の見守り、子育て家庭のサポートなどを行ってきました。
 高齢者についてのエピソードですが、近所の方から、ある高齢者の方について、「少し様子がおかしい」と連絡がありまして、すぐにおとしより相談センターに電話して助かったことがありました。知らせてくれた方が、私が民生委員だということを知っていてくれて良かったと思いました。
 民生委員活動の中では障害のある方と関わりを持つ機会は少なかったのですが、普段から何かあった場合には、積極的にお声掛けができればと思っております。その際の心構えとしては、何かをやって差し上げるという思いだけではなく、障害のある方と一緒に何かできないかを考え、社会参加へのお手伝いができればと思っています。
 子育て家庭のサポートについては、ひとり親の申請確認を頼まれてお母さんと面接した際に、小学生のお子さんのことで悩んでいますと話されました。「私にも小学生の孫がいるので、何かあったらいつでもご相談ください」とお伝えしたこともありました。
 地域の皆さまと日々触れ合う中で、少しでも何かのお役に立てたと思えた時、民生委員をしていて本当に良かったと思いますね。

菊田 民生委員活動では、相談される方にとって周囲に知られたくないプライベートな情報を扱うことが多いだけに、ご家庭への訪問時にもいろいろと気を使うことがあります。例えば、ある方の家を訪問した時に、玄関で「民生委員の菊田です」と名乗ってから家の中に入ったのですが、私が帰った後、それを聞いていた隣の家の方から「お宅、民生委員を頼むなんて何か困ることでもあったの?」と聞かれたそうです。それからは、民生委員と名乗るのはやめ、「町会の菊田です」と言うようにしています。
 民生委員の仕事でやりがいを感じるのは、誰かのお役に立っていることを実感した時ですね。先日も、あるお年寄りに「お元気そうですね」とお声掛けをすると、「元気よ、何かあったらお願いね」と笑顔で返事が返ってきました。ちょっと頼りにされている気がしてうれしかったです。
 また、相談を受けて、区役所(外部サイトへリンク)やおとしより相談センターなどに橋渡しをして問題が解決した後、相談者から「ありがとう、助かった」と言っていただけた時もうれしいですね。

小村 私の担当地域は住民が少なく、お年寄りや子どもも少ない地域です。また2世代、3世代で住んでいらっしゃるご家庭が多いので、何かお困り事があっても私に相談されることは少なくて、それぞれのご家庭内で解決されているケースが多いと思います。そのため、他の地域と比べると民生委員活動はあまり大変ではありません。
 そんな中で私が力を入れているのは、地域の催しに積極的に参加し、皆さまとの交流を深めることです。
 担当している日本橋地域では、日本橋・京橋まつりや餅つき大会、桜まつり、オータムフェアなど、数多くの催しが行われています。そうした催しで、お年寄りやお子さんたちの元気な姿を見る機会は多々あります。声掛けなどをし、元気な様子を伺ったりしております。
 民生委員として喜びを感じるのは、調査などでお話を伺った後、相談者が安心した表情をしてくださった時ですね。私にお話しいただくことで、心の重荷や不安を少しでも軽くしてくだされば、私もうれしい気持ちになります。

坪井 昨年夏のことでしたが、ご近所の方が、「○○さんが毎日散歩されているのに、今日は見えない」と心配して知らせてくださいました。「もしかして…」と思って、警察の方と区の方とで部屋の鍵を開けて入ってみたら、熱中症で倒れていて意識もなかったのです。救急車で運ばれて助かったのですが、ちょっとでも処置が遅れたら危なかったとのことでした。ご近所の方が、「まあいいか、2、3日様子を見よう」と先延ばしにせず、緊急に知らせてくださったことで命を救うことができました。その方の勇気に心から感謝しております。
 そんな命に関わるケースもありますので、いつでも気軽にご連絡やご相談をいただけるよう、地域の皆さまとの交流の輪を広げ、信頼関係を築いていくことがとても重要であると感じています。

区長 高齢者や障害のある方々の安否確認、子育て家庭のサポートをはじめ、さまざまな問題を解決へと導き、安心して暮らせるまちづくりのために日々奮闘されている皆さまの活動の様子を伺い、大変感銘いたしました。
 中央区におきましても、より良いまちづくりのために、地域の現状、問題をしっかりと把握し、しかるべき対策を講じていかなければなりません。その土台となる情報の収集活動も民生委員の皆さまにご協力をいただいております。
 一例を挙げれば、高齢者に関する事業では、「ひとり暮らし高齢者等実態調査」を依頼しており、区内にお住まいの75歳以上で1人暮らしをされている高齢者の方や、85歳以上の高齢者のみの世帯を個別に訪問し、ご本人の生活状況をはじめ、健康状態および緊急時の連絡先などをお聞きいただいております。平成27年度に実施した2年に1度の全件調査では、2309件を訪問していただきました。民生・児童委員1人当たりの調査件数は平均24件に上り、夏の暑い時期からの訪問にご協力いただき心から感謝申し上げます。

委嘱状伝達式の様子
▲委嘱状伝達式(平成28年12月7日)

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以下 奥付けです。

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