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区のおしらせ 中央
平成28年12月1日号

ふれあい広場

人と動物が共生できるまちの実現に向けて

写真:代表の大山幸子さん
▲代表の大山幸子さん

区では、定住人口の増加に伴い、飼い犬の登録件数も増え、ペットのしつけや飼い主のマナーが問題の一つとなっています。
今回は、人と動物との調和のとれた共生社会の実現を目指し活動している「動物と暮らしやすいまちづくり会」の代表である大山幸子さんにお話を伺いました。
大の動物好きで、これまで犬や鳥などさまざまなペットを飼い、今は猫の飼い主である大山さんは、平成17年度から現在に至るまで11年にわたり、「中央区動物との共生推進員」として、飼い主のいない猫対策などの活動に携わっています。この活動を通して、犬のノーリードやふん尿の始末にまつわるトラブルなどが年々増加していることを知り、人と動物が一緒に暮らせる良いまちを作っていきたいという思いから、この会を立ち上げたそうです。
大山さんには、日頃から心掛けていることがあります。それは、動物を通して人とのつながりを大切にするということです。「動物を巡る問題というのは、結局は人対人の問題です。ですから、普段から良好なコミュニティーを築いておくことが重要となるのです」と語る大山さん。この思いを共有する会のメンバー4人と話し合い、動物が好きな人も苦手な人も互いの立場を尊重し、気兼ねなく語り合える場を設けようと、区との協働事業「コミュニティカフェ」を開始しました。
カフェを実施するに当たり、活動の見本となるものはなく一から手作りであったため、企画や運営、参加者がしつけやマナーの重要性を理解しやすい内容となるよう配慮することなど、苦慮することは山ほどあったそうです。また、チラシ作成やホームページの立ち上げなど、賛同してくれた協力スタッフのサポートがなければ成り立たなかったことから、「強い思いがあっても自分一人の力ではできないこともあり、人と人とのつながりの大切さを改めて感じました」と話してくださいました。
このカフェでは、動物の適正飼養やマナーの普及啓発などを中心に行っていますが、一方的に結論を押し付けることはしていません。例えば、子育ての仕方が親によって異なるように、飼い主によってペットの育て方は違います。さまざまな意見を交し合うことで、カフェの参加者自身が気付き、考え、そして行動に移せるよう、試行錯誤しながら企画を立てています。
また、近年特に問題になっているのが災害時の対応です。ここで重要なのが人だけでなく動物も被災する、ということです。「災害が起こったら、まずは自分と身近な人の安全を確保すること。その上で、ペットの安全確保を行うことが必要です」と、避難方法の確認やペットフードの備蓄など日頃からの備えが大切であることを教えていただきました。飼い主一人一人が普段からしつけを行い、ペットの習性や性格に合った飼い方を心掛けることが、災害時の円滑な行動につながります。
今後の活動について伺うと、「ペットを飼っている方などと気軽に話せる場として、出前カフェを実施したい。そして、会の活動を通じて、より多くの方がペットに対して『愛情とけじめ』を持てるような社会となるよう、少しでも貢献できればと思います」と話してくださいました。
最後に、「動物とのふれあいを通して、大好きな中央区をより良くしていきたい。思いのある人が一緒になって見守り、暮らしやすいまちにしていきたい」という夢を語る大山さんの優しい表情が心に残りました。
皆さんも人と動物が共生できるより良い社会を考えてみてはいかがでしょうか。

写真:コミュニティカフェの様子
▲コミュニティカフェの様子

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以下 奥付けです。

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