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区のおしらせ 中央
平成28年4月1日号

中央区民文化財 新たに2件を登録

区では、郷土の文化財として保護する必要があると認めたものを「中央区民文化財」として登録しています。平成28年度については4月1日付で、2件を登録し、「中央区民文化財」は、登録93件、指定5件になりました。

片岡家文書(登録番号94)

写真:片岡家文書
▲片岡家文書

登録種別
区民有形文化財 古記録

所在地
明石町12-1 郷土天文館

所有者
中央区

概要
本資料は、江戸時代に旗本であった片岡家に伝えられた古記録であり、職務の伝達事項を記載した廻状を写して編集した「廻状写」および職務の注意事項や心得を記した「諸心書」の2点です。
片岡家は初代信安にはじまり、将軍の直轄軍である小姓組と書院番とを代々交互に勤めた家柄です。五代信敦の代に蛎殻町(現在の日本橋人形町一丁目)へ移り、幕末まで当地に拝領屋敷を有していました。
「廻状写」は56丁からなる堅帳であり、元文4(1739)年から寛延元(1748)年まで記録され、将軍の鷹狩りへ御供をする際の取り決めや、稽古の候補日などが記載されています。
「諸心書」は47丁から成る横半帳であり、「心得書」として職務の内容や火災時の心得などの注意事項が列記されているほか、将軍の御供の出欠名簿控えなど、諸届や報告、引継書の書き方見本などが記載されています。
本資料は、江戸時代、小姓組や書院番を勤めた中小の旗本家に伝わる資料が少ない中、本区に住居をかまえた旗本の職務記録類として貴重です。

日本橋人形町三丁目(第二次)遺跡出土陶磁器・土器(登録番号95)

写真:日本橋人形町三丁目(第二次)遺跡出土陶磁器・土器
▲日本橋人形町三丁目(第二次)遺跡出土陶磁器・土器

登録種別
区民有形文化財考古資料

所在地
明石町12-1 郷土天文館

所有者
中央区

概要
本資料は、日本橋人形町三丁目(第二次)遺跡の発掘調査(平成20年6月から9月実施)で出土した「茶屋」に関するとみられる307点の陶磁器・土器です。
本遺跡周辺は、天正18(1590)年に徳川家康が江戸に入府した後に埋め立てられ、町人地となったようです。当時葺屋町と呼ばれ、寛永11(1634)年に歌舞伎を演じる村山座(後の「市村座」)が創設され、慶安4(1651)年には隣町に中村座が転入してきました。
また、市村座、中村座といった江戸三座以外にも人形浄瑠璃などの芝居小屋が多く建てられ、これらを取り囲むように茶屋をはじめとした多くの商店が軒を連ねるなど、遊興地として江戸随一のにぎわいをみせていました。
本遺跡からは、店の屋号である文字が墨書された多数の陶器碗やお茶を煮出すための土瓶の他、献上や贈答に使われた鍋島焼の猪口をはじめ、高級な磁器碗や皿、鉢などが多量に出土しました。これらの遺物は、芝居見学の前後や合間に酒・料理を提供した料亭のような機能を有していた茶屋のものと考えられます。
本資料は、御府内における町人地の発掘調査ではこれまで見られなかったものであり、江戸随一の遊興地であった日本橋人形町周辺のにぎわいや土地利用を示す貴重な考古資料です。

【問合せ(申込)先】 
郷土天文館「タイムドーム明石」
電話 03-3546-5537

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