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区のおしらせ 中央
平成27年4月1日号

中央区民文化財 新たに1件を登録、1件を指定

区では、郷土の文化財として保護する必要があると認めたものを「中央区民文化財」として登録し、区民文化財の中から特に重要なものを「中央区指定文化財」として指定しています。
平成27年度は4月1日付で、1件を登録、1件を指定し、「中央区民文化財」は、登録91件、指定5件になりました。

常盤橋擬宝珠(登録番号93)

写真 常盤橋擬宝珠
▲常盤橋擬宝珠

登録種別
区民有形文化財 歴史資料

所在地
明石町12−1 郷土天文館

所有者
中央区

概要
本資料は、江戸時代の常盤橋(現常磐橋)に付けられていたとみられる擬宝珠2基です。
擬宝珠は、橋の高欄柱頭などに付けられる装飾で、常盤橋など江戸城に続く御門橋や江戸城内の橋に付けられていました。江戸市中では擬宝珠付きの橋がほとんど見られないことから、擬宝珠は橋の重要性を表すものと考えられています。
常盤橋擬宝珠の作者は、代々江戸幕府の御用鋳物師を務めた椎名氏の二代目にあたり、旧日本橋の擬宝珠など多くの鋳造品を残したことで知られる椎名兵庫頭吉綱です。江戸の大部分を焼いた明暦の大火の翌年に製作されていることから、この時に焼失した常盤橋の再建に伴い製作されたものと考えられます。
本資料は、江戸時代の区内の橋梁の様子を示す資料として重要であり、文献史料が少ない本区唯一の御門橋とその擬宝珠を探るものとして貴重です。

佃島沽券絵図 控(指定番号5)

写真 佃島沽券絵図 控
▲佃島沽券絵図 控

指定種別
区指定有形文化財 古文書

所在地
築地3-16−12

所有者
金子家

概要
本資料は佃島の名主が宝永7年(1710)8月に町奉行所へ提出した「沽券絵図」の控と推定されるもので、厚手の和紙に描かれており、現状では掛け軸の形に表装されて伝来しています。
本資料には宝永7年当時の佃島における地権者の署名押印や地価などの記載、島内の道・堀の寸法、渡船・橋の位置などが詳細に記されています。さらに、佃島を囲む海や堀の水を濃淡の藍色で彩色しながら、波立つ海上に築かれた島であることを示すように海波線を描き添え、島の北東岸に生い茂る葦の葉には濃淡の草色を施すなど、非常に手の込んだ絵画的表現が見られます。
また、現存する沽券絵図は約60舗ほど確認されていますが、そのほとんどが「寛保沽券図」であり、「宝永沽券図」は数点しか現存していない点において稀少価値が高い資料です。そして、本資料に記載されている佃島(現在の佃一丁目1から10番エリア)は、地元では佃の草創の地として「元佃」と呼称されており、当時の旧状を詳細に知ることができるとともに、本区の歴史に深く関わる資料として極めて貴重です。

【問合せ(申込)先】 
郷土天文館「タイムドーム明石」
電話 03-3546-5537

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