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区のおしらせ 中央
平成25年4月1日号

祖父母との交流を大切に『孫育て』の勧め

写真「孫育て・ニッポン」理事長の棒田明子さん
「孫育て・ニッポン」理事長の棒田明子さん


核家族化や、出産後も仕事を続ける女性の増加、地域社会の希薄化などにより、現代の日本の子育ては昔に比べて孤立化しているといわれています。
区内には、祖父母世代と子どもたちの絆を育み、子どもたちが健やかに育つ社会づくりを目指して活動しているNPO法人『孫育て・ニッポン』という団体があります。
『孫育て・ニッポン』は全国各地で『孫育て』や『地域の子育て支援』に関する講演会やセミナーを開催していて、区内では子ども家庭支援センター「きらら中央」でも孫育て講座を開催しました。
今回は、理事長の棒田明子さんにお話を伺いました。
この活動を始めたきっかけについて伺うと、ご自身が出産して子育てをする中で、よく思い出したのが、子どものころ同居していたおばあちゃんと楽しく遊んだことだったそうです。また、一方では、子育てをめぐるトラブルの多さが気になったという棒田さん。「授乳や泣いたときの対応など、さまざまな場面で『世代間ギャップ』を感じました。『子どもがかわいい、健やかに育ってほしい』という思いは同じなのに、育児方法をめぐって意見が対立してしまうのはもったいないですよね」と、お互いを尊重し、祖父母の協力を得て楽しく子育てをしてほしいという思いを話してくれました。
棒田さんは「親だけでは子育てに対する視野が狭くなりがち。祖父母を含め、多方面から子どもを見つめ、愛情を注ぐことが重要です。しかし、現代の核家族社会では、親が意識をしないと孫が祖父母と接する機会が少なくなってしまいます」と、現代社会が抱える問題点を指摘した上で「『子はかすがい』という言葉がありますが、現代は『孫はかすがい』なんです。孫を通じて世代間で交流を持ち、良い関係が築ける、そう考えると孫の存在は本当に大きいです」と力強く語ってくれました。
さらに、『孫育て・ニッポン』では血のつながりのある祖父母だけでなく、『地域の祖父母を作る』ことにも力を入れています。地域のおじいちゃんやおばあちゃんが近所の子どもたちのことを気にかけてくれるなど、地域で子どもを育てる、そんな社会を目指しているという棒田さんが「数年後には立場が逆転して、大きくなった子どもが今度は高齢者を気にかけ、助ける立場になります。地域に顔見知りの人が多いことは安全安心にもつながります」と生き生きと話す姿がとても印象的でした。
最後に「子どもたちが健やかに育つ社会は、子育て世代はもちろん、高齢者にも優しい社会です。最初はあいさつだけで良いんです。地域の方とつながりを持つことが大切です」と、地域の皆さんに向けてメッセージをいただきました。

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以下 奥付けです。

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