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区のおしらせ 中央
平成25年4月1日号

中央区民文化財 新たに1件を登録、1件を指定

区では、郷土の文化財として保護する必要があると認めたものを「中央区民文化財」として登録し、区民文化財の中から特に重要なものを「中央区指定文化財」として指定しています。なお、平成25年度は4月1日付で1件を登録、1件を指定し、「中央区民文化財」は登録90件、指定4件になりました。

為替バンク三井組柱頭

登録種別
区民有形文化財(建造物)

所在地
京橋2-16-1 清水建設(株)

所有者
清水建設(株)

概要
清水建設(株)の本社社屋2階に展示されている本資料は、明治7年(1874)に清水店(清水建設(株)の旧称)二代清水喜助が設計・施工を請け負って日本橋駿河町(現在の日本橋室町二丁目1番地)に建設した為替バンク三井組の装飾部材です。
本資料は、為替バンク三井組の1階ポーチおよび2階ベランダ部分を支えていた列柱の柱頭部にあたる遺物で、欅材を用いた部材です。形状は、華麗で優美なアカンサスの葉飾りが彫刻されたコリント式の柱頭で、平面は八角形をなしたものです。
本資料は、明治初期の希少な擬洋風建築の遺物であり、建物解体後も奇跡的に残されて保存が図られてきたものです。建物の部材ではありますが、西洋建築の造形意匠を忠実に模した木造の装飾柱頭の形態が整っており、明治初期の工匠の西洋建築に対する知識と高度な木造建築の技術の一端がうかがえる貴重な資料です。

為替バンク三井組柱頭の画像
為替バンク三井組柱頭

江戸三座入場券

指定種別
区指定有形文化財(考古資料)

所在地
明石町12-1 郷土天文館

所有者
中央区

概要
本資料は、日本橋二丁目遺跡、京橋二丁目遺跡、日本橋一丁目遺跡から出土した江戸時代中期における市村座、森田座、中村座の木製の歌舞伎入場券です。
市村座、森田座、中村座は、江戸三座と呼ばれた官許の芝居小屋です。寛永元年(1624)に猿若座(後の中村座)が禰宜町(日本橋堀留町一丁目あたり)に、寛永11年(1634)に村山座(後の市村座)が堺町(日本橋人形町三丁目あたり)に、万治3年(1660)に森田座が木挽町五丁目(銀座六丁目あたり)にそれぞれ創設され、その後、江戸三座は天保13年(1842)、天保の改革により浅草の猿若町へ移されるまで、その発祥から中央区内において興行していました。
現在、江戸三座の入場券において、三座とも揃っているのは中央区の遺跡で出土したもののみです。本資料は、我が国を代表する文化である江戸の歌舞伎の芝居小屋が中央区で発祥し、直接関わる考古資料として極めて重要です。

江戸三座入場券の画像
江戸三座入場券(右から中村座土間札、森田座切落札、市村座切落札)

【問合せ先】 
郷土天文館「タイムドーム明石」
電話 03-3546-5537

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