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区のおしらせ 中央
平成25年1月1日号

歴史と未来が交差する「都市観光のまち」へ

古屋 中央区には都市観光の素材がたくさん埋もれていると思います。名所旧跡だけでなく、もっと総合的なものがあると思うのです。区長からお話がありましたように、まちや通りの魅力、そして商業の魅力、文化・芸術や催し物、お祭りなど、さまざまなものがあり、そうしたものの総合体が都市観光の魅力になるのだと思います。
 素材はたくさんあります。例えば、先ほど申し上げました「オリンピックのパレード」や昨年の3月に経済産業省が銀座・中央通りで行い、日本のファッションを世界に向けて発信したファッションショー「ギンザ・ランウェイ」、その他にも「東京湾大華火祭」も大変な盛会ですし、11月に行われた中央区文化・国際交流振興協会と中央区主催の「まるごとミュージアム」なども区民と外から訪れる方に対しての大変良い観光資源なのです。あとはそれをどうコントロールし、どう情報発信していくかにかかっていると思います。

竹沢 中央区の特徴は歴史を象徴するまちがあることですね。たとえば江戸を代表するまち日本橋。本当に古い老舗がたくさんあります。一方、近代を代表するまち銀座。明治期には西欧のめずらしい商品を売り、今も老舗と海外高級ブランド店が並びます。その一方で下町的な要素をもつ月島や、食のまち築地。川岸の超高層マンション群。兜町などの金融街。そして豊かな水辺があります。それぞれのまちが持つ両義的ともいえる要素をもっと極めつつ、面白いバランスを見せていくことが非常に大事なのではないかと思っています。個々のまちも努力しているので、中央区にはその調整と広報をお願いしたいです。
 もう一つの中央区の特徴は、歴史的に「民のまち」であるということです。江戸時代には町衆、その後は町内会が頑張って、民がまちを盛り上げてきたのです。そういう伝統が、生活の中に脈々と息づいているのではないかと思います。

 中央区には、目に見えて残っているものが少ないと思います。大正の震災と先の大戦で、目に見える建築物などがかなり焼失してしまっています。加えてお店が持っていた調度品や書画、骨董の類。目に見えて存在していたものがだいぶ消えてしまっています。ただ、江戸から引き継がれている精神性というのでしょうか、日本橋でしたら「粋」という言葉に代表されると思うのですが、そういったものは残っています。どこに見られるのかというと、例えば老舗の作っているものやその技などです。そういう目に見えないものをどのようにアピールしていこうかということを、私自身ずっと考えています。

秋友 中央区は誰が聞いてもわかる個性の強いまちがたくさんあります。これを広く発信していく、そのような使命があるのではないかと感じています。住んでいる人が楽しんで魅力を発信していくことも大切だと思いますし、伝統という話から各地域では、お祭りも引き継がれていて、歴史をつないでいく、そういう部分も中央区にはあると感じています。新しくできた最先端のまちもあるし、古いものを大事にしているまちもあります。いろいろなものが融合している、ほかのところにはないまちではないかと感じていますので、それをどのような形で発信していけばいいのか、関係者が知恵を出し合って作っていかなければならないと考えています。

 中央区は本当に楽しくて魅力がありすぎて一言では言えないけれど、私にとって“元祖の街”です。東京のど真ん中で食べ物とかいろいろな元祖がたくさんあるところです。
 次は何が面白いかというと建物です。今東京駅はとてもにぎやかです。実は同じ建築家が日本銀行本店も設計しました。それから、私が住んでいる人形町界隈には、古い3階建ての木造建築があります。銀座に行ってもいろいろなことを発見できます。そういう建物自体がとても面白いです。
 そして、やはり老舗もアピールしたいです。日本は世界で一番老舗が多い国です。その中でも、中央区は東京都で一番老舗が多いまちだといわれております。そういった魅力を世界にアピールし、より多くの方に知ってほしいと思います。

区長 これからの「観光」は、そこに住む人も訪れる人もともに楽しむことができるものでなければならないと思います。それができるのは観光資源が豊富な中央区です。 例えば、“人”がつくりだす歌舞伎やファッションなどの伝統・文化、花火やパレードなどのイベント、さらに演劇や音楽、美術などを楽しむ日常生活やそれを演じる人が住むなど、人々の日常生活も観光資源と考えることができます。まちが持つこうした魅力を「都市観光」といえると思います。 先ほど、話題になっていましたが、歴史や伝統、文化に恵まれた中央区はまさに区全体がミュージアムのようなものです。これをみんなで楽しもうではありませんか。花火もそうですし、盆踊りもそうです。「まるごとミュージアム」などにもわざわざ遠くから多くの方が来てくださっています。
 また、築地には毎日、新鮮な魚や青果が日本中から集まります。築地の雰囲気を肌で体感しようと世界中から観光客が訪れる築地は、食文化の拠点であり、観光スポットとなっています。
 それから区内には、隅田川や日本橋川など豊かな水辺もあります。こうした水辺を観光の面から活用しようと、日本橋に船着き場を設けました。この船着き場から東京スカイツリーや江東区の小名木川を周遊できるルートがあったら、さらに魅力がアップし楽しめると思います。ぜひ、関係自治体や観光協会が協力し合って新しい観光ルートをつくりたいものです。

まるごとミュージアム の様子
まるごとミュージアム

東京湾大華火祭 の様子
東京湾大華火祭

「都市観光」とは

都市観光とは、都市(区)が持っている歴史・文化に根ざして築き上げられた都市の機能(娯楽、商業、サービス等)を観光資源と捉え、その魅力を住む人と訪れる人がともに楽しむことです。

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