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区のおしらせ 中央
平成25年1月1日号

歴史と伝統、文化、先進性の魅力を!

古屋 私は現在、中央区観光協会の会長を務めております。本日は銀座通連合会会長として、まず地元の銀座の状況をお話したいと思います。銀座通連合会は日本最古で最大の商店街の組織です。大正8(1919)年に創設され、平成21(2009)年に90周年を迎えました。現在、銀座通連合会には、内外の約240店舗が集積しており、そうした店舗が皆で作り上げている自治組織です。清潔で安全・安心な活気あるまちづくりを目指して、防犯・防災・清掃など、中央区と築地警察署、京橋消防署と連携を取り合いながら、いろいろな活動を行っております。
 また、私どもの商店街の特色の1つとして、「銀座街づくり会議」というものがあり、そこでは、まちづくりに関してのさまざまな提案・提言がなされております。一例を挙げますと、「銀座デザイン協議会」というものを設けて、ビルの高さ規制を行ったり、建物のファサード・デザイン(建築物正面の外観)や広告の色、大きさなどについて、各事業者の方々と話し合いを持ち、銀座らしい統一感を保つようにしております。これは、他のまちにはない特殊な要素であろうと思っております。
 また、銀座は、皆さまが快適に歩けるまちを目指しています。歩行者天国などがその良い例です。昨年の8月には、ロンドン・オリンピックの凱旋パレードが行われ、平日の午前中にもかかわらず、50万人もの人々が来られ、大いに盛り上がりました。

竹沢 私は今、古屋会長からご紹介のありました銀座街づくり会議・銀座デザイン協議会で事務局を務めています。先日、銀座街づくり会議で国際観光をテーマとしたシンポジウムを開催したところ、非常にショッキングなデータが山ほど出てきました。中央区や銀座に限らず、東京はアジアの中でも観光対策が非常に弱いのです。自分たちがまちで何をやり、どのようなものがあって、どんな楽しみ方をしているかということをもっと情報発信していかなければだめだと実感しました。その反省を踏まえて、昨年10月のIMF・世銀総会の期間中は、まちが結束して、海外の方々に銀座で楽しんでいただくため、和や食の文化イベントを実施しました。初めて英文の冊子も発行しました。
 また、ボランティアの方の力を借りてまちなかにコンシェルジュデスクを設置したり、中央区とともに銀座通りのWi-Fi環境も整えました。これをきっかけに、国内外の方を今後も継続してお迎えする体制づくりに、まちをあげて取り組んでいきたいと考えています。

 私は日本橋で「月刊日本橋」というタウン誌を作っており、今年で創刊34年、おかげさまで長く続けさせていただいています。日本橋も地域全体での取り組みがありますが、同じ日本橋でもまちの成り立ちが地域ごとに若干違っています。これからは、さまざまな課題にオール日本橋で取り組まねばならない、という意見が出ています。
 この地域の活性化に向け古くからまちづくりを手がけている組織の1つに、名橋「日本橋」保存会があります。2011年に「日本橋」は、架橋100周年を迎えましたが、1年間を通して、いろいろなイベントを名橋「日本橋」保存会が中心になって行いました。その際に架橋100年に合わせて日本橋に設置された船着き場は、これからの観光にとってとても大きい存在になると思いました。
 先ほどIMFの話が少し出ましたけれども、日本橋でもおもてなし実行委員会を組織しました。屋形船や人力車を体験してもらうイベントなどに加え、日本橋の料理飲食業組合(久松料理飲食業組合・日本橋料理飲食業組合)の全店と、老舗を中心とした物販店を載せた英語の地図や英語のメニューなどを作りました。こういった取り組みが、外国のお客さまを温かくもてなす下地となれば、と思っています。

秋友 私は晴海アイランドトリトンスクエアの管理運営業務を行っている株式会社晴海コーポレーションで広報や渉外を担当しています。晴海トリトンスクエアは、2001年4月に再開発により誕生した大規模複合施設です。ここには約2万人のオフィスワーカーが勤めており、「安全・安心な街」、「環境への取り組み」、「快適な空間の提供」を中心にまちづくりに取り組んでいます。ここ月島地域は、水辺に囲まれた地区として舟運が賑わっていたり、月島のもんじゃ焼をはじめ、昔ながらの老舗も多く、まち歩きも盛んになっています。ここ数年人口が増加した地域で、新しい住民の方が地域を散策して楽しんでいる姿をみかけます。住んで楽しめるまちづくりが、観光にもつながると思っていますので、そんなお手伝いも地域の皆さんと行っていければと思います。

 私は中央区に8年ほど住んでいます。最初は国際交流サロンのボランティアとして、私が一番流暢に話せる中国語で皆さんと交流できるとか、中央区に新しく移り住んできた外国人に対し何か手伝うことができる、というきっかけでボランティアをやっています。そのあとは、江戸文化を外国人に広める会に参加して、中国語を使って江戸文化を外国人に広めることをやっています。そうした縁で日本橋御幸通り街づくり委員会に参加しています。
 中央区に住んでいて、外国人の視線でみると、皆さんが当たり前と思っているものとか、日本の良さなど、かえって外からの人の方がわかるような感じがします。まちづくりの感覚も外国人の目線や感覚が必要ではないかと思いました。
 観光の現状については、やはり案内所の設置があると思います。例えば日本でいう銀座のような所、韓国の明洞などには必ず観光案内所があります。中央区では築地の場外市場にある「ぷらっと築地」はとても良いモデルだと思います。現在、中央区観光協会のオフィスは京橋プラザビル3階にあり、あまり目立ちませんが、さまざまなパンフレットを作っています。そういうパンフレットを、気楽に手に取ることができる案内所がまちにあるといいと思います。

区長 いま皆さんからお話ししていただきましたように、私たちのまち中央区は京橋、日本橋、月島という個性豊かな3つの地域から成り立っています。世界の繁華街「銀座」、食文化の拠点「築地」、日本の中心・江戸繁栄の象徴である「日本橋」、水辺豊かな「月島」などのエリアがあります。また、地下鉄などの鉄道や成田空港とを結ぶエアターミナル、晴海ふ頭などを擁し、国内・海外との交通アクセスの面でも高いポテンシャルを有する国際観光都市であります。長い歴史と伝統、文化、先進性がギュッと詰まった魅力に満ちたまちに、国内外から多くの方が訪れています。こうしたまちにもっともっと観光や買い物などで来られ、また、歴史・文化に根ざし築き上げられた現代都市の魅力そのものを、住む人も訪れる人もともに楽しめるよう、昨年3月「都市観光」をコンセプトに、「中央区観光振興ビジョン2012」を策定いたしました。
 今後も「観光振興ビジョン」の理念を踏まえ、皆さんとともに多くの来街者であふれる“にぎわいと活気”のあるまちにしたいと思います。

ロンドン・オリンピック凱旋パレード の様子
ロンドン・オリンピック凱旋パレード

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以下 奥付けです。

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