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区のおしらせ 中央
平成24年4月1日号

中央文化財 新たに1件を指定

区では、「中央区民文化財」の中から区にとって特に重要なものを「中央区指定文化財」として指定しています。なお、平成24年度は4月1日付で、1件を指定し、「中央区指定文化財」は3件(「中央区民文化財」の登録は89件)になりました。

寛正三年板碑

指定種別
区指定有形文化財(歴史資料)

所在地
明石町12-1 郷土天文館

所有者
日本銀行

概要
本資料は、昭和42年(1967)3月9日の日本銀行新館建設工事中に、地下約6メートルの地点で出土したもので、現在は日本銀行から中央区教育委員会に寄託されています。
「板碑」とは、主に死者の追善供養や本人の生前供養のために造立する供養塔で、鎌倉時代中期ごろに作り出されてから全国に広まり、16世紀終わりごろまで盛んに造られていました。
本資料には、梵字で仏を表した仏種子が刻まれています。この下には三行にわたって文字が彫り込まれ、右から、「寛正三年」「正金禅門」「十二月十五日」と読むことができます。中央の文字は供養者の法名を示し、左右にある日付は造立の年月日とみられます。なお、寛正3年(1462)前後は室町幕府の第八代将軍足利義政の治世にあたります。また、法名が短く、簡素な小形の板碑であることなどから、庶民階層のものの可能性があります。
本資料は、確実な中世の遺跡が発見されていない中央区において、この時代の紀年銘や人名の認められる資料として貴重なものです。特に、東京都内で現存が確認される板碑が約1万基にものぼるなかで、中央区では僅かに本資料の1基のみが現存であり、中央区における国・都・区の指定・登録の文化財の中でも確実に中世のものといえるものは今のところ本資料だけで、区の歴史を知るうえで不可欠な極めて重要な歴史資料です。


区指定有形文化財(歴史資料)「寛正三年板碑」

【問合せ先】 
郷土天文館「タイムドーム明石」
電話 03-3546-5537

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